2月末に白花・赤花長寿梅をそれぞれ挿し木してみました。2ヶ月強経ったので根がつくか枯れるかする時期です。ということで、様子を記録しておくことにしました。去年まずまずうまいこと行ったのでけっこうな数挿したんですが、どうかな?
2ヶ月経った長寿梅の挿し木の様子
長寿梅の挿し木、こんな感じです。
完全に出オチな感じの写真ですが、ダメでした…ほとんど枯れてしまいました。
まずは白長寿梅。けっこう大きめに切った挿し穂です。途中まで葉っぱが茂っていたのでいい感じだったのですが、突然葉っぱが萎れ、あっという間に枯れてしまいました。
枝に沿って縦に皺が走っていますが、枯れてしまっている証拠です。
この枝先も…
幹も、骸骨のようになっています。ここから復帰はまあ無いでしょうねぇ。
途中まで葉っぱが付いていたんですけどね…
こちらの白長寿梅もダメですね。
これはまあ、挿した時点でダメだと分かっていた一本。
このほっそい一本も、ダメ元で挿したら葉が出てきたので喜んでいたんですが、やっぱり枯れてしまいました。
これも…
これも、ダメっぽいです。白長寿梅はもう2鉢ほどありますが、どれも似たような状況。残念ながらダメみたいです。
これは赤長寿梅。これもダメっぽいですね。
ついこの間まで葉が出ていたのですが、萎れて枯れてしまいました。挿したあと出てきた葉なので発根を期待していたのですが、どうも木が持っていた栄養だけで葉を出していたようです。そのパワーを発根に使って欲しかったんですけどねぇ。
これ、写真を撮っているときにうっかり引っ掛けて抜けそうになっちゃったんで、様子を見ようと抜いてみたんです。なんだか細い根が出ている気もするんですが、いずれにしても枯れてしまっているしカビも生えているようです。ここからの復帰はさすがに無理です。
こちらも赤花長寿梅。残ったものをまとめて挿しておいたんですが、これもダメかな?
と、ほんの少しだけ緑が見えます。
調子がいいとはとても言えませんし、このまま枯れちゃう可能性大ですが、まだ諦めずに様子を見ます。
こちらにも緑が…
あ、ダメですねこれ。葉の付け根が黒っぽくなっちゃってます。このまま枯れちゃいます。
が!この葉の反対側に小さな芽が出ているのを発見!これは今生え始めたところだと思うので、もしかしたらもしかするかも?
まあ他のはダメダメなんですけどね。
唯一ギリいけそうなのがこちら。これも状態は悪いですが、一応緑色の葉っぱが付いています。
葉先は傷んでいますが、これは風にやられたと思われます。
もう一本の枝の付け根にも葉が出てきています。この枝自体は枯れてしまってるっぽいんですが、この芽が生きていてくれればそのうち伸びてきてくれるような気がしています。
もう一か所、葉が出てきているところがあります。これはちょうど出始めみたいなので、まだそこそこ元気なのかな?この一本もこのままもう少し様子を見てみようと思います。
ということで、今年の長寿梅の挿し木は失敗となりました。まだ2本ほど頑張ってくれているので、もう少し様子を見てみようかと思います。
反省点は?
去年とほぼ同じやり方で挿したし、管理も同じようにペットボトルを被せていたので、正直何が悪かったのかよくわからないのですが…
おそらく、途中ものすごく暑くなった日が何日かあったんですが、その時にペットボトルを外さなかったために蒸れちゃったんじゃないか、と思うのです。抜いてみた一本の先、根が出ているように見えましたが、同時にカビらしきものも。そのせいで枯れてしまったんじゃないかと思います。どれも葉が出てきて元気だったのですが、みんな同時に萎れ始めたので(いつ頃だったかは忘れちゃいました)、蒸れて調子を崩したような気がしています。
ということで、残っているものや軸切り挿し芽をした松類・楓類は可能な限り蓋を外して外気に晒そうとしています。
次の挑戦はまた一年後ですが、懲りずにやってみますよ!?
長寿梅の根伏せの様子
さて、3月半ばに長寿梅を植え替え、同時に根伏せしたんですが、そちらはどうでしょう?
現状はこんな感じです。
こちらも出オチです。何にも変化がありません。
こちらは一番大きな根っこです。なんとなく植え付けた時よりも痩せて細くなったような気もしますが、まだ枯れちゃった、って感じでもありません。
教科書的にはこの辺から芽が出てきてもいいはずなんですが、うんともすんとも言わないです。
どうなんでしょうねこれ?まだ枯れてないんでしょうか?
真ん中辺もこんな感じ。なんとなく枯れ始めているようにも見えますが、よく分からないです。
あ、鉢の上、水苔がかかっている、ないし水苔に触れているところは常にこんな風に湿っています。根伏せする時、いつもならこういう感じで用土の中に埋めておくので、もしかしたら先端じゃなくてこの辺から、あるいはもっと下の方から発根してくれるかも?
これはもう少し水苔をかけて、根が湿った状態になるようにしておきました。
もう一本も写真をたくさん撮ったのですが、状況がまったく同じなので割愛します。
一応、一枚だけ。
こちらは残った細いやつをまとめて植えておいたもの。
一番向こうの一番細いやつ。これはもう明らかに枯れちゃってますね。残念!だけど、これだけ細かったらさすがに無理なのかもしれません。
こちらは向こうから2本目のもの。これも完全に枯れちゃってるように見えます。チュロスみたいに細くなっちゃってるので。
で、次にこれなんですが、これだけはなんとも微妙なんです。芽は出てないんですが、枯れてるかというと…
そうでもないようなんですね。さっきの2本のように細く萎びてしまっている訳ではないので、可能性はゼロではないかも知れません。真ん中へんの表皮が剥けているあたりのちょっと左上、なんとなく色が薄く黄色っぽくなっているのに今気付いたんですが、ここから芽が出てきてくれたりはしないかなぁ?
これが最後の一本。ひと目でわかります。枯れてます!
ということで、目は出てこないけれど諦めもつかず。もうしばらく様子を見てみようと思います。このやり方で本当に芽が出てくるのかなぁ?ダメなんじゃないのかなぁ?
ふと思いついて小さな肥料をひとつずつ置いています。葉もなくて蒸散もほとんどしないだろうからあまり意味はないか、むしろ悪影響があるような気もしますが、表皮から若干の蒸散はあるでしょうし、だとすれば根から水を吸うことも少しはあるだろうということで、もしかしたらもしかするかも。
【おまけ】クサボケの根伏せ
数日前に気付いたのがこれ。
なんか出てます。
これ!見たことあります。何かの根伏せから芽が出てきたところですね。ただ、ここに長寿梅の根を伏せた記憶がなく、過去記事を明後日みたところ…
ありました。クサボケの根を伏せたようです。もともとここには細いクサボケも植えていたのですが、そちらは枯れちゃったので抜いておいたのです。すっかり忘れていました。
本当にこれ根伏せだよなぁ?と思い、ピンセットでそーっと水苔をどかしてみました。これ、本当は絶対やっちゃダメなやつなんですけどね。この状態の芽は非常に脆いので、ちょっとした衝撃でもげてしまうからです。
付け根はこんな風になっていました。これ、確かにクサボケの根伏せですね。
ということで、水苔をそーっと戻しておきました。この段階で水苔を取ってしまうと、この芽は一瞬で枯れてしまうと思うので(経験済み)、もっと大きくしっかりするまではこのままおいておくつもり。まあ、水苔をかけておいても枯れちゃう気がするんですが、神のみぞ知る、ということで日陰において水だけ切らさないようにします。
今後の管理とか
一旦このまま育てるんですが、あまり日の当たらない棚の一番下に置いておこうかと思います。ただ、葉がある程度出ている赤花長寿梅の挿し木は上の段において日が当たるようにしようかな、と思ってますが、どうでしょうか?
根伏せはもう祈るばかりです。まあまだひと月半くらいしか経っていないので、ぶっとい根伏せはまだ諦めません。常に水苔が湿っている状態でおいておくようにします。梅雨になったらもしかしたら発芽するかも知れないし。
挿し木の方は残念でしたが、やっぱり根伏せは好きです。こうやって水苔の間から芽が出てくるのをみるとワクワクしますね。来年〜再来年と素材がたくさんあります。まずはクサボケ。鉢底石を大量に入れた鉢に種を蒔いたので、面白い形になってくれてるんじゃないかと期待しています。あ、あと忘れがちなサルスベリも同様。鉢底石のおかげで根が面白く曲がってくれてるんじゃないかと期待しています。あとは今年蒔発芽した藤と豆柿。こちらは実際に鉢から出すのは再来年の春になりそうですが、まずは枯らさないように気をつけないと。
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