長寿梅の植え替えをしました

針金を巻いて長寿梅の根を整える 長寿梅 (チョウジュバイ)
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先日うっかり購入してしまった長寿梅なのですが、3鉢のうちひと鉢は3本、ひと鉢は3本寄せ植えになっていました。一番大きい1本だけのやつは花芽がたくさん付いているので秋までこのままで行くつもり。でも他の2鉢はバラして植え替えてしまおうと思います。

植え替えする長寿梅

植え替えしようと思っている長寿梅はこちら。

細い長寿梅が3本まとめて植えてあります。既に芽が動き始めているのでちょっと遅いですが、またしばらく寒い日が続くということで、やってしまうことにしました。

こちらは2本植えてある鉢。こっちの方が芽の動きが早く、既に葉が開き始めています。ちょっと遅かったかな〜?ということで、こちらの鉢は植え替えないことにしました。今日は北風が台風のような勢いでビュービューと吹いていて、寒くて心が折れた、というのが本当の理由ですが。

長寿梅の植え替え(3本寄植え)

では早速植え替えです。まずは鉢から長寿梅を抜きます。

とその前に。この鉢にちっちゃいギンゴケが生えていましたので…

ピンセットでクサボケの種を蒔いた鉢に移しておきました。この鉢はクサボケの根伏せ素材を作ろうとしている鉢なので、植え替えはしばらくしないつもりなのです。ちょっとでも増えてくれたらいいですね。

さて本題に戻ります。

まず木を固定していた針金を切り、下から引っこ抜きます。

先日買ったピンセットについているヘラを用土と鉢の隙間に差し込み、土を鉢から浮かせます。

長寿梅の根元を持って持ち上げると、意外に簡単に抜けました。

根っこがぐるんぐるんに回っています。かなり調子良いみたいです。この根を捌いて3本に分けていきます。

周囲に伸びた新しい根はすぐに外れましたが、ここからが大変でした。

水やりをする時に水がなかなか入っていかないので、かなり根が回っているか、または用土が潰れて泥状になっているのではないかと心配していたのですが、中の用土はまだ粒を保っていますね。どうも表面の土だけが固まっていたみたいです。

この辺まで用土を崩しましたが、ここからが進みません。

これ、根元の表面の土なんですが、これが何やら固まってしまっていて取れないのです。

寒くてどうしようもなく、業を煮やしてバケツの水の中にドボン。指とか竹串とか歯ブラシとかで用土を掻き落としていきますが、これがなかなか落ちなかったです。

最後はもう力技でしたが、ようやく1本外れました。

根の形はこんな感じ。正直どうしようもない感じです。

2本目は比較的するりと外れてくれました。つまんでいる指先付近にある小さな芽、これを落とさないようにめちゃくちゃ気を付けましたよ。

根はこんな感じ。この写真の真ん中辺は根ではなく幹です。結構深くまで植わってたみたい。

3本目です。結構腰高ではありますが…

根っこは当たりっぽいです。太い根が数本、トグロを巻くように生えています。

丸まっていますが根上りの素材として使えそうです。

これ、実は小指を使って根を伸ばしているのですが、そこそこ太くて良い感じです。すぐに切って根伏したいところではあるのですが、先に上を取り木したいと思い、今回はあきらめます。

寒くて指先が悴んでしまい、写真をあんまり撮っていません。ここで鉢の用意をします。鉢には根腐れ防止剤のゼオライトを敷き、その上に遊恵盆栽さんの盆栽用配合用土を薄く敷き詰めておきました。

まず一番大きいやつから。根っこを少し整形しておこうと思い、1mmのアルミ線を巻いていきます。

針金の跡がついたり食い込んだるするのが嫌だったので、あんまりぎゅうぎゅうとは巻いていないつもりです。横に広がっている太根も一緒に巻き込んで、向きを揃えてあります。

グッと伸ばしてみたのですが、1mmのアルミでは歯が立ちませんでした。2mmで巻き直そうかとも思ったのですが、あんまり伸びているよりも小さくまとまってくれた方がいいかも?と思い、そのまま進めました。

これは引っ張っています。手を離すとまた丸まっちゃいます。

あとでいろいろ考えるために、写真を多めに残しておきます。この下に長ーく伸びてトグロを巻いた根が繋がっているのですが、それは今回は切らずに丸めて植え付けることにしました。普通の植え替えでは切ってしまうものです。

ゼオライトの上に配合用土を薄く敷いています。根がゼオライトに直接当たるのはどうかな?と思ったので。

根をランダムに丸めながら入れていきました。ぐるぐると丸く型が付いているので、丸いまま入れれば簡単だったのですが、将来の根上り素材と思い、出来るだけぐちゃぐちゃにしたつもりです。それでもやっぱり丸くなってしまうのですが。

長く伸びた新しい根を入れたら、少し用土を加えて根を押さえます。竹串で軽く突いて根の間に用土を流し込みましたが、あまりやり過ぎると根が用土の上に浮いてきてしまうので、ここではほどほどに押さえています。

残りの根を入れていきます。

こちらもいろんな角度から写真を撮っておきました。植え付けの位置・角度をいろいろ試しながらです。

最後に用土を追加して、ピンセットの先をザクザクと突き刺しながら根と根の隙間に用土を流し込んで行きました。細かい根が多く、かなりの量の用土が吸い込まれていきましたので、途中で少しずつ用土を足しています。こちらもあまりやり過ぎると根が浮いてきてしまうので、ピンセットが奥まで刺さらなくなった程度で止めておきました。

ようやく1本目が終わりました。寒くて指先の感覚がなくなってきたので、ちょっと一休みして次に取り掛かります。

2本目はこんな感じに長く伸びた新しい根をぐるぐると巻きつけておきました。こちらも本来は切るべきものですが、そういえばこんな感じの根上りを見たことがあったな、と思い出したのでやってみています。

こちらは鉢底ネットに1mmのアルミ線を先の通してあります。木を固定するためです。

このくらいで一旦針金で木を固定しました。本当はもっと用土を入れたのですが、ピンセットの先で突くとどんどん根の間に入っていき、これくらいになってしまいました。

さらに用土を足して出来上がりです。

3本目も同じように針金を通しておきます。

こちらは根をランダムに折り曲げ、用土を入れる前に針金で固定してしまいました。

やっと終わりました〜!この最後の一本、上の方はシンプルで嫌いな形ではないのですが、根元の根の形がどうにもこうにもどうしたらいいか分かりません。少し上の方、あるいは二股になっているちょっとしたで取り木しちゃおうかと思っています。根本付近に芽が出てきてくれればいいのですが、そうそう都合よく芽が吹いてはくれないでしょう。根本は諦めるか、取り木したあと水苔で包んで発芽を待つしかないでしょうねぇ。

最後にこの3つの鉢をバケツの水に浸けては上げて、下から出てくる水がある程度透明になるまで繰り返して微塵を洗い流しました。本当は上からジョウロで水をかけるのが一番いいんですが、ベランダが汚れるのが嫌でこうしています。

これで植え替えは終了です。お疲れさまでした!

今後の管理とか

今年は植え替えはもうしないつもりですが、GW頃に一部に取り木を掛けようかと思っています。右の1本は細いですが、根元のいい位置に芽が吹いてくれているので、二股の下くらいの位置で出来るかな、と。奥の1本もいい位置に芽が吹いてくれているのですが、二股まであまり長さがないのでちょっと考えます。どちらも葉が出るだけでなく枝が伸びてくれればいいのですが、さすがにそれは望みすぎでしょうか。左の一本は根元は半分あきらめ、取り木してやろうかと思います。取り木を取ったあと水苔で覆っておけば、新しい芽が吹いてきてくれるんじゃないかと思っています。

これは奥の大きいやつの根元です。こうやってみると取り木出来そうな気もしますね。

いずれにしても、まずはきちんと根が付いて葉が開いてくれることが第一です。このまま枯れてしまっては元も子もないので。あ、この一番大きいやつ、根に針金を掛けているので今年の秋か来春には一度植え替えて針金を外してやらないといけないですね。

今日は寒くてこれしか植え替えしませんでした。もうひとつの鉢の方は次の週末にやってしまうか、秋まで待つか、また考えます。あまり時間ありませんけどね。

長寿梅 (チョウジュバイ)
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