【訂正】ハダニの駆除のやり方 – 薬はちゃんと効くみたいです!

コロマイト乳剤 木瓜 (ボケ)
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先日の投稿で「ハダニには農薬が効かないので、霧吹きで水を吹きかけて吹き飛ばしている」と書きました。この方法だとすぐにハダニが復活してしまいイタチごっこだったので、ふと思い立って農薬を撒いてみることにしました。今から2週間前の話ですが、今日の様子を見てみます。

ハダニの駆除に使った農薬とやり方

以前ハダニが湧いた時に農薬を使ったのですが、結局駆除しきれず、農薬不信になっていたのですが…

その時の薬がまだ残っていますので、再度使ってみることにしました。「コロマイト乳剤」です。

これをセリアで買ってきた500mlの霧吹きに入れます。濃度は1000倍にしました。薬自体は透明なのですが、「乳剤」の名の通り、水に溶かすと白く濁ります。

500mlで1000倍なので、薬剤は0.5ml。子供が習字に使う安いスポイト(1ml)で約半分です。コロマイト乳剤にはこのスポイトが付いてくるし、説明書を見ながらやれば簡単です。

あとはひたすらこの薬を吹きかけまくるだけなのですが、ポイントとして、

  • 葉の裏表にまんべんなく、ぽたぽたと薬が垂れるくらいたっぷりと吹きかける
  • 正面から吹きかけるのではなく、ハダニを吹き飛ばすイメージで少し斜めから吹きかける
  • 葉だけでなく、軸(幹)や枝にもたっぷりと
  • 植物だけでなく、用土にもたっぷりと吹きかける

こんなイメージでしょうか。霧吹きをシュッシュしすぎて腱鞘炎になるかと思いましたが、500mlすべて使い切りました。手もびっしょびしょになっちゃいました。(終わった後すぐに石鹸で洗い流しています)

ハダニは葉っぱにくっついているだけでなく、おそらく用土の表面にも潜んでいるはずなので、用土にもたっぷりとコロマイトをかけています。またコロマイトはハダニの卵にも効くとのことなので、抜かりなくまんべんなく撒けば、しばらくは再発を抑えられるはずです。

ハダニの嫌なところは薬に対する耐性がつきやすいところ。コロマイトの説明書にも書いてありますが、ひとつの薬を撒いていいのは一年に一回だけだそうです。何度も連続して撒くと耐性がついてしまい、薬が効かなくなるらしいのです。ウザい!

なので、ハダニ退治は「一撃必殺」と思ってます。そういう意味でもちょっとやりすぎなくらいにたっぷりと散布した方がいいのかも知れません。

コロマイト散布2週間後の様子

今回コロマイトを撒いたのは長寿梅・クサボケ・ボケ・マユミです。本当はハダニがついていない木にも、特にその用土に撒いておくべきだったな〜と思っていますが、今回はしませんでした。

まずはクサボケです。葉っぱをひっくり返してみても、ハダニの再発はないようです。もともと調子が悪くて何本も枯れてしまったクサボケですが、いくらか涼しくなってきたせいもあってか、生き残ったものは徐々に復活してくれているみたい。

こんな風に白くまだらになってしまっているのはハダニのせいです。ハダニがいればこのまま枯れてしまうところですが、うまく駆除出来たようでなんとか持ち堪えています。

こちらはハダニを駆除した後に出てきた葉です。まだら模様などなく、綺麗なものです。

これなんかは上の方は枯れてしまっているのですが、まだ生きているところから新しい芽を出してくれました。もう少し様子を見て、明らかに枯れてしまっている部分は切ってしまおうと思ってます。

あと!この一本、足元からも芽が出てきています。最初は雑草かと思ったのですが、よくよく見るとこの木から生えてきてました。このまま伸びてくれれば双幹みたいに仕立てられるのになぁ、と思って期待してます。

葉っぱはこんな感じ。古い葉は白くまだら模様になってしまっていますが、新しく出てきた葉はつやつやで綺麗です。

新しく芽が出てきても、この写真の下側の芽のように、萎れてしまうものもあります。おそらく西日がキツすぎたんだろうと思うのですが、どうなんでしょうかね。上側に新しい芽が見えるので、こちらだけでも復活して欲しいんですが。

これは一番元気なもののひとつ。先端は枯れちゃっていますが、比較的葉の数も多く、葉も活き活きしているように見えるのです。

新しい葉がどんどん出てきて更新されていきます。葉っぱも肉厚でツヤツヤなので、ここらのは大丈夫そうです。

これが一番大きいやつかな?葉っぱの更新が遅れていますが、もともとハダニ被害がそれほどひどくなかったようで、持ち堪えていますね。元気さでいうとひとつ前のやつの方が上かも。

一応新しい葉は出てきてくれています。この辺から枝が出てくれると嬉しいんですが、もうちょっと先の話かな。

こんな風に枯れちゃったのも何本もあるのですが…

根元にこんなちっちゃい芽を出してくれたりしてます。おそらくそのうち枯れちゃうんだとは思うのですが、もしかしたらギリ生き残ってくれるかも知れません。

こんな風に、枯れたように見えても頑張ってくれています。暑さのピークはもう過ぎたようなので、あきらめずにもう少し様子を見てみます。

続いて長寿梅。コロマイトは長寿梅全部に撒きましたが、代表で挿し木のものの写真をあげておきます。

今朝の長寿梅はこんな感じ。右下のは残念ながら復活ならずでした。

この長寿梅たちもこんな風にハダニにだいぶやられてしまっていますが、こちらも再発は抑えられているようで、憎っくきハダニの姿はありませんでした。

この辺、ハダニにやられた形跡がありますが、被害はそれほどでもなかったみたいです。

そしてこんな風に新しい葉も出てきてくれているので、この夏は乗り切れそうですね。ただ、ここの長寿梅はなかなか枝を伸ばしてくれないので、一ヶ所から何枚も葉が出てきて込んでしまってます。大きめの鉢に一本ずつ植え替えたらマシになるんでしょうか??

これは真ん中の一本。こちらも新しい葉がちょっとずつ出てきているので、ハダニにやられてしまった葉もそのうち落ちるんじゃないかな?

今回写真を撮っていて気付いたのですが、枝の裏側に小さな芽が吹いてきていました。向きが変で葉が裏返っちゃってますが、この芽が大きくなってくれるととってもありがたい。他には一ヶ所しか芽がありませんので。

これは一本だけ枝を伸ばしてくれているやつです。こちらも今まで気付かなかった位置に新しい芽が出てきていました。ありがたい!

こんな風に、一見枯れてしまったように見える芽からも新しい葉が出てくることがあるので、あきらめずに様子を見ることにします。

続いてボケを見てみます。調子が悪くてぜんぜんきろくしてませんでしたが…

今朝のボケはこんな感じ。

2本残ったうちの一本は枯れてしまいました。

もう一本もすごーく調子が悪かったのですが、最近復活の兆しが…!

実はこれ、一度枝が伸びてくれたのですが、枯れてしまっていたのです。残っていた葉っぱも肌ににやられてだいぶ傷んでいたので、あきらめかけていたところ。でもありがたいことに、新しい軸が伸びてきてくれました。

ただこの枯れた軸、新しい葉が展開するのに邪魔な位置にあるので…

この辺で切っちゃいました!オレンジのはお馴染みのトップジンMペーストです。たっぷりこんもりと塗っています。

軸には葉がありませんが、芽当たりはあるので来年以降葉が出て来てくれることを期待しています。

結論

結論としては、やっぱりハダニに薬は有効です。疑ってすみませんでした〜!おそらく、前回ハダニを駆除出来なかったのは撒き方が甘かったんじゃないかな、と思ってます。

季節的にさすがに再発はないだろうと思っていますが、来年の再発を抑えるためにも、春先の植え替えの際に用土をきれいなものにしようと思います。あとは癌腫病(がんしゅびょう)の予防のためにも消毒をしてやろうと思ってます。そこまですれば来年は大丈夫…じゃないかな?

木瓜 (ボケ)草木瓜 (クサボケ・シドミ)長寿梅 (チョウジュバイ)
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