2023年最後の種まき

曲が付くように工夫してみる 唐楓 (トウカエデ)
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今年最後の種まきは、唐楓(トウカエデ)・木瓜(ボケ)・草木瓜(クサボケ)・いろは紅葉(イロハモミジ)・赤松(アカマツ)・沙羅(シャラ)・真弓(マユミ)・百日紅(サルスベリ)です。もう増やさないようにしようと思いつつ、結局いっぱい蒔いてしまうのでした。

種まきの準備と今年のテーマ

種蒔き

準備といっても、羽根を取って水に浸けるくらい。一晩水に浸けて、水をしっかり吸わせるのと同時に水沈選別してやります。

右のがトウカエデ。かなりの数ありますがどうなりますでしょうか?右の写真、左からクサボケ、マユミ、イロハモミジ、サルスベリ、沙羅の木。真ん中下が赤松です。赤松は白い種が多く、あまりいい結果は望めなさそうです。

左のガラスの容器に入っているのがトウカエデとボケ。右の背の低いプラの容器にはそれ以外が入っています。これをよくかき混ぜて一晩置き、基本的には沈んだ種のみを蒔きます。

今回のテーマ

テーマってほど大袈裟なもんじゃないんですが、今回は網伏せ&根伏せ素材を作ろうと思ってます。ボケとかクサボケ、マユミにサルスベリと、根伏せできる樹種が揃っているのと、針金を掛けずに自然な曲を付けるのに根伏せにもう一度チャレンジしたいと思ってのこと。枯れずに育てばなんでもいいんですけれど。

苗床はいつものみんな大好きペヤングの容器。底に2cmの穴を2つ開けました。排水はちょっと不安が残りますが、まあ大丈夫でしょう。

もう一つは松林が植えてあるのと同じプランター。一つ使っていないものがあるので、それを利用します。

2023年最後の種蒔き

多分これが最後になると思うんですが、早速種を蒔いていきます。

前日水に浸けた種です。12時間くらい経ってるでしょうかね?

まあまあ沈んでくれてはいるんですが、トウカエデの成績がよくありません。プラ容器の方で浮いている羽根があるのはサルスベリです。上の方の白いゴマみたいなのは赤松ですね。サルスベリは羽根があるから沈まないのかとも思いましたが、沈んでいるやつもあるので、やっぱり成績が悪いようです。

根伏せをやるのにいつも小粒の軽石(鉢底石)と配合用土を混ぜていたのですが、今回はもうこれだけ、軽石の中粒です。いつも使っているサイズの軽石も混じっていますが、大きめですね。今回は配合用土や赤玉土などは混ぜないで、これだけでやってみます。保水もある程度してくれると思うので、どうにかなるんじゃないかな?

そこに配合用土を薄く敷き、マグアンプKを混ぜました。薄く、といっても1cmくらいでしょうか。発芽はすると思うのですが、根が下の方、軽石の間を縫うように伸びてくれるかは分かりません。もしダメでも、横に伸びてくれるんじゃないか?と何の根拠もない期待をしてみます。

まずは沈まなかった種を全部すくいだします。濡れていると取り扱いが鬱陶しいので、キッチンペーパーの上に並べてみました。

そーっと容器の水を捨て、沈んでいる種を取り出します。これはトウカエデとボケの種です。

まずはトウカエデの種を並べました。30個弱かな?これで全部ではなくて、15個ほど残しています。軸切り挿し芽をするためのものです。こちらは別途黒いプラ鉢に蒔きます。

左の空いたスペースにボケの種を蒔きました。今回、こちらのペヤングが本命ということで、あんまり密にならないように広々と蒔いています。このあと用土をかける前に、もう少し位置を調整しました。最終的にどうなるかは分かりませんが、とりあえずまとめてでも使えるように、種の位置をランダムにしています。少なくともしたつもり。

最終的にはこれくらい広々と蒔きました。トウカエデは根伏せはできないのですが、もしかしたら根の部分も軸(幹)として使えるようになるかも知れません。ボケは網伏せでうまく曲がついたものはそのまま使うつもりですが、ダメだったら根伏素材ですかね。

残りの用土をかける前に次のプランターに移りました。こちらのペヤングの方はまだ少し余裕があるので、もしプランターの方で場所が足りなくなった時にいくつかの種をこっちにも蒔けるように。

こちらも同様に準備。ほとんどが軽石(中粒)です。結果的にちょっと多過ぎでした。

ここに種を蒔いていきました。試行錯誤してこうなりました。左から、サルスベリ→イロハモミジ→クサボケ→マユミ→ボケ→シャラです。

出来るだけ根が曲がるよう、ちょいちょい意地悪しています(笑)。

用土をかけました。網伏せするのに名札が出ていると邪魔になるので深くヘリの下まで刺したのですが、見えなくなってしまいました。今年は用土と網の間をいつものように密着させないで、5mm程度の隙間を作るつもりだったのですが、これだと密着しちゃいますね。まあいいか。

ペヤングの方にも用土をかけました。こちらは用土と網の間に若干隙間ができるかも知れません。狙い通り!?

こちらはトウカエデ。軸切り挿し芽用に黒いプラ鉢に蒔いています。これには網はかけません。

あとはたっぷりと水をかけて一旦おしまいです。網をかけておかないといけないのですが、発芽までにはまだ時間がありますので、また後ほど。

トウカエデは沈まなかったものもまとめて蒔いています。かなりの数あったので、2〜3本だけでも出てこないかな、と思ってのこと。赤松も軸切りを考えてプラ鉢に蒔いていますが、もしかしたら網伏せにしちゃうかも?

今後の管理とか

芽が出てくるのは来年3月とかでしょうから、しばらくは水を切らさないようにこのまま置いておきます。忘れないよう近いうちにネットをかけてしまペヤング、プランターとも、網伏せしていい具合に曲がついたら、1〜2年はそのまま育てるつもりでいますが、いつもの皮算用。さて、どうなりますかね?

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