ペットボトルの真弓の植え替えをしました

真弓の植え替え - 終了真弓 (マユミ)
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昨年ペットボトルに植え、針金をかけた真弓ですが、ようやく植え替えをしました。盆栽の作業が久しぶりだったので、ちょっと練習も兼ねて、です。

素材について

今回素材にする真弓、実生で芽が出たものをペットボトルに植えたのですが、ペットボトルに植えたのには理由がありました。そう、「根上り」にするためです。そのため、用土に大量の鉢底石を混ぜ、根がその間を縫うように「グネグネと」育つことを狙っています。さて、どうなったでしょうか?

現状

現状こんな感じです。

真弓の植え替え - 植え替え前

本体はそれほど大きくなってもいませんし、徒長枝ばかりがひどく伸びてしまっています。

真弓の植え替え - 植え替え前

この白くなっている根元の部分を中心に使おうと思います。

下準備

購入したもの

準備という程の準備はしていません。用土と鉢くらい。あ、あと、1.5mmのアルミ線を使いました。用土がちょうどなくなってしまったため、いつもの盆栽用配合用土を新規購入しています。一番粒の小さい、「ミニ盆栽用」というやつです。


植え替え

ここから実際に行った植え替えの手順です。

ペットボトルを切って中身を出す

まずはペットボトルをカッターで切り、中身を出来るだけ傷つけないように取り出します。が、その前に…

苔が生えていたので、この部分だけ寄せておきます。何の苔なのかはわかりませんが…。

真弓の植え替え - 苔

まずカッターでペットボトルを縦に切り裂きます。

底の方まで切れたら、今度は横向きに切り開いていきます。

そのままぐるっと一周、底を切り落とします。

ペットボトルがツルツル滑るので、十分に気をつけて作業しました。

底うまいことが外れたら(8割方切れていればOKです。完全に外さなくてもいいです)、ガバッとペットボトルを外します。このとき土が崩れてきちゃいますが、気にしません。

土がボロボロと崩れてきました。ゆっくり揉み解しながら土を落としていきます。たくさん見える白い塊は鉢底石です。鉢底石を入れた理由は前述の通り、根を自然にぐねぐねさせるため。

根の状態を確認

1本目

まず1本目はこちら。小さい方です。

んん〜…ぜんぜんぐねぐねしていません。ほぼ真っ直ぐですねぇ…。


こりゃあだめだ、箸にも棒にもかかりません。ちょっとどうするか考えないといけないですね。

2本目

ではもう1本はどうでしょう?2本目の土を落としてみます。

真弓の植え替え - 2本目の根の状態

んー…こちらも同様ですねぇ。一応二股に分かれてはいるものの、こりゃあどうしようもない感じです。これだけ太くなっちゃうと針金も効かないだろうし、これじゃあいかんともしがたい。さてさて、困りました。

針金掛けと剪定

どちらも期待した結果が得られなかったし、真弓は硬いのでこれから根っこをどうにかする(針金を掛けて曲げる)ということも出来ないので、あきらめてしまおうかとも思ったんですが、せっかくここまで育ったのでダメ元で作ってみることにしました。

1本目

真弓の植え替え - 1本目の根

上の方は多少曲がりがあるのですが根がまったく面白くありません。切っちゃいます。

真弓の植え替え - 1本目の根を切る

パチン!とこの辺で切りました。そこそこ細根を残しつつ、でも出来るだけ短く。作業中は根をちょいちょいバケツの水に浸し、根が乾燥してしまわないよう気をつけます。

真弓の植え替え - 1本目に針金掛け

そのままでは単調すぎるので針金を掛けていきます。せっかくなので小さくしてやろうという魂胆です。上に向かって伸びている太い枝が途中から生えてきた徒長枝、先端の手前を向いている小さい芽がもともとあったものです。さて、どっちを活かそう?

真弓の植え替え - 1本目に針金掛け

ありゃ、裂けてしまいました。さすが「真弓」というだけあって、弓に使うほど硬い木なのです。完全に折れてしまったわけでもないようなので、あきらめずに続けます。

真弓の植え替え - 1本目に針金掛け

さあ、どっちを切る!?

真弓の植え替え - 1本目に針金掛け

やはり徒長枝の方を切ることにしました。よく見ると徒長枝の付け根にもうひとつ、小さな芽が出ていましたので。将来的にここに枝をつけるつもりはないのですが、幹が早く太ることを期待して、「捨て枝になるかも?」ということで残してあります。

真弓の植え替え - 1本目に針金掛け

一旦ここまで出来ました。下を向いていた先端の芽、ひねって上を向くようにしたのですが、そのせいでここも樹皮が裂けてしまいました。まあここも折れた訳ではないので、このまま行きます。実はこの状態でかなり木に食い込んでいます。どれくらい曲がりが付くかは別にして、ある程度早めに一度針金を外さないと跡になるでしょうねぇ。この木も新しく生えてきたやつではないので、なかなか曲がりが付かないかもしれません。この状態で枯れずに持ちこたえてくれたら、秋ぐらいにはもう針金を外しちゃった方がいいかもしれません。

実は今はまだ針金をかけるタイミングではないと思っています。本来なら春、4月か5月くらいがいいのではないかと。今はまだ寒く、木も硬くなっている時期です(そのせいで裂けてしまったとは思っていませんが)。
まあ、今針金を掛けておけば春先あったかくなった頃に木がやわからくなって今の形になじみ、形がついてくれるんじゃないかな、と想像しています。あくまでも想像です。

真弓の植え替え - 1本目に針金掛け

根っこ側はこんな感じ。頑張って曲げてみようとしたのですが、針金が食い込むばかりで一向に曲がってくれないのであきらめました。1.5mmのアルミ線では無理だったかな?

真弓の植え替え - 1本目に針金掛け

表皮が裂けまくっていますが、芯の部分はまだしっかりしていますのでなんとか大丈夫なんじゃないかと思います。

真弓の植え替え - 1本目に針金掛け

こちらはもっと根元の方。こちらも折れているように見えますが(実際ちょっと折れてる?)、6割〜7割はつながっているので、なんとか保ってくれるんじゃないかと思います。

これで1本目は一旦終了、2本目と一緒にひとつの鉢に植えようと思うので、2本目の作業が終わるまでバケツの水の中で待機してもらいます。

2本目

1本目がなかなか手強く、この時点でかなり疲れていますが、気を取り直して2本目に取り掛かります。

真弓の植え替え - 2本目に針金掛け

こちらが2本目の全貌。元々は右に向いているやつに針金を掛けていましたが、途中から真ん中・左側の徒長枝が生えてきてしまいました。この徒長枝より下の幹はえらく太っています。この2本の徒長枝は不要と判断し、切り落とすことにしました。

真弓の植え替え - 2本目に針金掛け

これを…

真弓の植え替え - 2本目に針金掛け

こう。切り落としました。中途半端なのは付け根にある芽を残そうと思ったため。これは1本目と同じ理由ではあるのですが、こちらは場合によっては枝として使うかもしれません。多分切り落すけど。

真弓の植え替え - 2本目に針金掛け

こちらは下からぐいんと生えています。ちょっと切り落としにくい。

真弓の植え替え - 2本目に針金掛け

なんだか中途半端になってしまいました。

真弓の植え替え - 2本目に針金掛け

ということで、こんな形になりました。ん?これだけでもまあ悪くないかも?さてどうしよう?

真弓の植え替え - 2本目に針金掛け

いろんな角度から吟味してみますが…

真弓の植え替え - 2本目に針金掛け

この先っぽ、真っ直ぐなのが気に入らない。とはいえ、ここに針金を掛けたとしても、ぐねぐねとまとまりがない形になりそうなので、切ることにしました。

真弓の植え替え - 2本目に針金掛け

ちょうどいいところに芽が2つ出ていましたので…

真弓の植え替え - 2本目に針金掛け

それを残して切りました。他にも芽がたくさん付いているし、これまでの経験からどうせまた大量の徒長枝が生えてくるのでしょうけれど。正直、ここから先はノープランです。

真弓の植え替え - 2本目に針金掛け

別角度から。やりようによってはいい感じの小品盆栽になってくれるのではないでしょうか?むしろ、これからどう「大きくせず」育てるか、の方が難しいかもしれないです。

真弓の植え替え - 2本目に針金掛け

実は針金を掛けてやろうとがんばった跡。やはり硬くて針金が効きづらく、無理すると折れてしまいそうだったのであきらめました。

さて、次は根っこ側の処理です。

真弓の植え替え - 2本目の剪定

こうしてみると、ゆるやかではあるものの自然な曲がりが付いていることがわかります。この下側の根っこまで残すか、或いは上の根を残して下を落とすか。

真弓の植え替え - 2本目の剪定

これが全貌。なかなか悪くない形をしているのでは?

真弓の植え替え - 2本目の剪定

この親指のあたりから地面に生えるようにするか?その場合、上の根は切ってしまうか根上り風にするか、それはまあ、後で考えるということで。

真弓の植え替え - 2本目の剪定

或いはこの親指の位置で植え付けるようにするか?ちょっと単調になる気もします。んー…悩ましい!

とりあえず一旦、現状のままで植え付けることにしました。切るのは後でも出来るしね。

ブログを書きながら写真を見返していたのですが、これは上の根を残して下を切ってしまうのが正解だったんじゃないか、と思っています。上の根は八方に伸びているので、後々いい感じになるんじゃないかと。針金を外す時に様子を見て、上の根もきちんと成長しているようだったら下側を切り落としてしまおうと思います。

では、植え付けに移ります。

植え付け

2本まとめてひとつの鉢に植えます。

真弓の植え替え - 植え付け

切り口にはダメ元でルートン(発根促進剤)をたっぷりつけておきます。根っこが出たら儲け物、程度ですが。ただ、真弓は強いので根っこが出てきちゃいそうな気もしています。

真弓の植え替え - 植え付け

まずは1本目。これくらい土を入れたら2本目も植えます。

真弓の植え替え - 植え付け

2本目にもしこたまルートンをつけておきます。

真弓の植え替え - 植え付け

2本とも植わったら竹串などをグサグサと土に突き刺します。根の間にちゃんと土を入れるため。とはいえ、今回のように細根もあまり育っていない状況では、それほど神経質になる必要はないです(でもちゃんとやっときましょう)。

最後にたっぷり水をやって終了です。お疲れさまでした!

完成と今後

一旦これで終了しましたので、あとはしっかり水をやって春に芽吹くのを待つばかりです。

真弓の植え替え - 終了

こんな感じになりました。

真弓の植え替え - 終了

別角度から。このくらいの大きさで落ち着いてくれたらいいんですけれど。

真弓の植え替え - 終了
真弓の植え替え - 終了

一本目はこちら。写真では大きさがよく分かりませんが、かなり小さいです。これくらいだったら豆盆栽と呼べるんじゃないかと思いますが、実際は土の下にまだ根、というか幹?が隠れているんですよねぇ。針金を外したら小さい鉢に植え替えて、根を締めながらじっくり育てていきたい素材です。

あ、そもそもの目的だった「根をぐねぐねさせて自然な根上りを作る」という目論見は完全に失敗に終わりました。もしかしたら真弓も軸切り挿し芽をした方が良かったのかもしれません。

今後の展望

実際これからどうしようか、どういう樹形にしていこうかというのはノープランなのですが、真弓はほっておくとどんどん大きくなってしまうので、早いうちに小さい鉢に移した方がいいのでしょうね。いかに大きくせずに持ち込み、小さいまま時代を乗せるか、というのはかなり難しい気がしています。

まあまずは、このまま枯れてしまわずに元気に育ってくれるのが一番なんですけどね!

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