3月半ばに三河黒松をザルに植え替えたのですが、その時に1本だけ一緒に生えていた真弓に針金を掛けて素焼き鉢に植えておきました。ちゃんと根がついてくれ、葉も増えて太ってきたのですが、ほったらかしにしておいたがために針金が食い込んできてしまっていましたので、慌てて針金を外しました。
針金が食い込んでしまった真弓
針金がどれくらい食い込んでしまったか見てみましょう。
そんなに食い込んでしまったと思っていなかったのですが… 幹が白くなってきていますね。こうなってくるともう針金は効かなくなってくるのですが、逆にもうしっかり形がついてくれたんじゃないかな?
ああ〜これはかなり食い込んでいるかも知れません。
この辺はそれほど食い込んでいるようには見えないのですが、どうでしょうか?
真弓の針金を外す
では、早速外していきます。
針金はニッパーで細かく切って外します。基本、解くようなことはしないようにします。幹に傷が付かないように細心の注意を払いますが、針金が幹に密着しているどころか食い込んでいるので、多少傷になるのはもう仕方ないです。
多少針金の跡は付いているものの、食い込んでいる、という程ではないかも知れません。
この辺はもう食い込んじゃってますね。幹を傷付けずに針金だけ切る、というのは無理そうです。
ということで指を使って針金を浮かせ、幹と針金の間に隙間が出来たらそこを切る、という感じで外していきます。
完全に食い込んでしまっていますが、まだ表皮が残っていますので枯れることはないと思います。
こちらはもうちょっと上。完全に食い込んでしまっています。こうなっちゃうと確実に傷になっちゃいますね。失敗しました。
下から外していったのですが、途中でにっちもさっちもいかなくなり、一旦上の方を外します。大きく傷になっているのは針金を掛ける際避けてしまったところ。なんとか枯れずに耐えてくれました。
そして問題の場所。針金を切ろうとした跡がうかがえますが、完全に食い込んでしまっていて幹を傷付けずに針金を外すのはもう無理な感じです。
この辺りの食い込みが激しく、多少傷がついてしまっても仕方ないと思いつつ、ゆっくり外していきました。下の方の針金を先に外してしまったため、木がグラグラするし、食い込んで細くなってしまったところがポキっと折れてしまいそうで難儀しました。上から外していくのが正解なのかも知れません。
写真を撮る余裕がなく、針金を外した跡です。見事に傷を付けてしまいまして、木部が露出してしまっています。これも大きな傷になってしまいますが仕方ありません。ここから先が枯れてしまったらこの下に見えている枝を残して切ってしまうしかないですが、傷になってもこれくらいなら枯れずに頑張ってくれる気がします。
ちょっと厳しいかも知れませんねぇ。
他にも何ヶ所も傷になっているところがありますが、枯れちゃうことはないと思います。
取り敢えず針金は全部外せました。お疲れさまでした!
針金を外した後の真弓と今後の管理
さて、きちんと針金は効いているでしょうか?
作業後はこんな感じ。ある程度曲がりは付いているものの、やっぱり元に戻ろうとしますよね。
この辺はまずまず針金が効いているんじゃないでしょうか。
ということで、しばらくこのままで育てていくことにします。大きく木部が露出してしまっているところがどうなるか。何れにしても先の方、大きな葉が育っているところは切り落とすつもりでしたので、あとはどこで切るか、という話になります。これから梅雨で空気中の湿度が上がってくれば、あるいはこのまま傷が塞がってくれるかも知れません。
黒松と一緒についでのように生えていた真弓ですが、意外にいい感じになるかも知れませんね。なんとか頑張ってほしいものです。
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