どうしようもない真弓(マユミ)の葉刈りとさらに強剪定、そして針金掛け

針金を掛けたマユミの枝 真弓 (マユミ)
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春先にバッサリ切ったマユミですが、また枝が徒長し、二進も三進も行かなくなってしまったマユミ。先日強風で棚から落ちたりもしたので、思い切ってもう一度切ってしまうことにしました。葉っぱもどうしようもなく大きくなってしまったので全葉刈り。そしてついでに針金もかけてしまうことにしました。

成長しまくっているマユミの様子

今日作業するマユミはこんな感じです。

盆栽というよりも、なんだか謎の観葉植物みたいになっちゃってます。葉っぱもかなり大きく、鑑賞するには程遠い状況。大きめの鉢に入れて甘やかしたのが敗因ですかね。おかげで樹勢だけはいいようなので、多少の無理は効くんじゃないでしょうか。

ここ、春先に切ったところから新しい枝がものすごい勢いで伸びました。

使いたいのはこの辺だけ。もっと太るかと思いきや、上の方ばっかり伸びて太るばかりで、ここは期待したほど太ってくれませんでした。まあミニ盆栽なら十分かな?

残したいマユミの本体

これ、次の芯にしたいと思っていた枝です。細くて芽が詰まっているので、いい感じのコケ順になるんじゃないかと思っていたんですが…

この右に向かって生えているのがこの枝。2ヶ月半で幹と同じくらいの太さまで太ってしまいました。これでは使えません。付け根ももう白く木質化してしまっているので、針金で曲げるのも難しそう。ということで、これを芯にするのはあきらめました。このもうひとつ上の枝がまだ細いままなので、そちらを芯にすることにします。

マユミの剪定と葉刈り

後の作業の邪魔になるので、まず確実に使わない枝を切ってしまいます。

まずはこいつを…

とりあえずこの辺で切りました。ひと芽残してあるのは、この後の作業で「やっぱり残そう」と気が変わった時に成長点を残しておくためです。はい、優柔不断です。

もうひとつはこちら、先ほど「芯にしよう」と思っていた枝。

これも、芽あたりが密になっている部分は残して切ってしまいました。

まずはここまで出来ました。全体の形がよく見えないので、先に葉刈りをしてしまいます。

少し葉柄を残して切りました。葉の付け根には次の芽ができているのが見えますね。これならちゃんと新しい葉が出て来てくれるかな。

葉の裏にこんなんがいました。ハダニかなぁ… 白い半透明のぽちぽちは多分卵。気持ち悪いのでさっさと捨ててしまいます。

長寿梅の時とは違い、葉っぱは一枚も残さず刈ってしまいました。全葉刈りというやつですね。

こんな形です。さてここからどうするか、ひとつ思案のしどころです。

あーでもない、こーでもないと悩んでいたのですが、この元々芯にしようとしていた右向きの枝…

付け根のところに芽当たりがたくさん出ていました。そもそも付け根から抜いてしまおうかと考えていたのですが、この芽当たりを残しておいて、枝が出てきたらどうするか考える、出てこなかったら付け根から落としてしまう、ということにしました。

で、この辺で切りました。芽当たりのすぐ上で切ってしまうと、芽そのものが枯れてしまう可能性があるので、長めに残しています。将来もっと短くするつもりです。

次はこの幹。右に急カーブしているところです。

この左に伸びている枝、これを次の芯にしようと思っていて、このすぐ上で切ってしまおうかと思っていたのですが…

この枯れてしまった幹の付け根にも…

芽当たりっぽいものが見えます。

他にもいくつか芽当たりらしきものが見えましたので…

さっきと同じロジックで、一旦この辺で落としました。この芽のどれかが吹いてくれれば、場合によってはここは切らずに残すかも知れません。

ということで、葉刈りと剪定はこの辺で終了。アフターの写真を撮り忘れました…

マユミに針金掛け

残した細い枝はみんな真っ直ぐなので、今のうちに針金を掛けて多少なりとも色気を出しておこうと思います。

まずはこれ。一番上の枝です。将来芯になる第一候補なので、丁寧に。もう白く木質化し始めてますので、あまり大きな曲がりを付けるのは危ないかも?

今回はこれ、ラフィアを使うことにしました。葉刈りしたあと、葉が出始めたら一気に太りそうなので、針金が食い込みにくくするために巻いておきます。

このラフィアは使う1時間ほど前から水に浸けておきました。そんなに浸けておかなくても、水分が染み込んでこの写真のように半透明になったらOKです。多分15分もあればこんな風になるんじゃないかと思います。

この辺から巻き始めます。端っこはラフィア自身で押さえているだけ、縛ったりはしていません。

こんな感じで半分くらい重なるように、きつく巻いていきました。

枝は逃がして巻き、一番上は結んでおきました。こうやってみるとヘタクソだなぁ…

今回使うのはこちら、1.5mmのアルミ線です。もしかしたら1mmでもよかったかも?

幹の方から巻き始め…

こちらの枝に巻きつけていきます。

一番上まで来ました。余分な針金とラフィアは切っておきます。

曲がりを付けつつ下の方に落としてみました。あとでもう少しいじるのですが、この時はこれくらい。

次はこちら。一番下にある差し枝として使えそうなものです。

これにもラフィアを巻きましたが、先端は結ばずに葉柄に引っ掛けておくだけにしました。不恰好になるのが嫌だったので… このまま針金を巻けば固定されます。

一旦一番上まで巻いて、余分のラフィアと針金を切っておきます。

ちょっと捻りながらこんな感じにしてみました。これもあとで調整します。

こんな感じになりました。「ここ!」という正面が見つけられず、なんとも微妙な出来になってしまいました。

そうそう、断面はナイフで少しだけ整えて…

トップジンMをたっぷり塗っておきました。これだけ面積が広いと、トップジンMではシャバシャバすぎるかも。

やっぱり量が多すぎて少し垂れちゃいました… これで芽が潰れないといいんだけど。

もう一本の枝は何もしないつもりだったのですが、やっぱり気になって少しだけ。ゆるーく曲げています。写真を見て気づいたのですが、付け根のところが少し裂けていますね。まあこの枝はなくてもいいかな、と思っているので、気にしないことにします。

という感じで今回の作業は終了です。お疲れさまでした!

今後の管理とか

当分は灌水のみです。置き場所もあまり陽が当たらない棚の一番下。まずはちゃんと新しい葉が出て来てくれることを祈るのみです。

正面はこの辺ですかねぇ?いわゆる「フトコロ」がないのでなんともバランスがよろしくないですが、まあいいか。

そうそう、これから新芽が出てきたら、細い枝はぐんぐん太ると思います。特に一番上の針金を巻いた枝。ですので、様子を見ながら早めに針金を外そうと思っています。ラフィアを巻いてあるのでガッツリ食い込む、ということにはなりにくいと思うのですが、それでも針金傷は避けたいので。

真弓 (マユミ)
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