針金を外した真弓、再度針金掛けをしました

針金を外した真弓に再度針金掛け 真弓 (マユミ)
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針金がかなり食い込んでいたため5月末に針金を外した真弓ですが、途中から出て来た枝が真っ直ぐ上に伸びてしまっていたため、これを伏せるためにもう一度針金を掛けることにしました。もたもたしていて枝が硬くなってしまうと針金が効きにくくなってしまうこともあります。

今回、試しに写真を1:1の正方形で撮っています。具合がいいようだったら今後は1:1にしようと思います。

現状の確認

まずは現状を確認です。

現状こんな感じ。針金がかなり食い込んでいて、外す時に大きな傷がたくさん出来てしまったので枯れてしまうかも?と心配していたのですが、勢いよく伸びてくれています。ただ、曲がりがしっかりついておらず、少し戻ってしまったために先端が下を向いてしまっています。まあ、このくらい戻るのは想定の範囲内ですが。

針金の痕がかなり傷になってしまっていますが、ゴツゴツとしてなかなかいい味になって来てくれているように思えます。

ここ、一番大きな傷ですが、少しずつ肉が巻いて来ているようです。このまま成長していったら木部が隠れるくらいになるでしょうか?

ここ、この2本の枝です。2本とも上を向いて真っ直ぐ生えてしまっているので、このままではかっこがつきません。これを伏せることにしました。

2本の枝の針金掛け

では針金を掛けていきます。ちょうど2本の枝なので、針金1本で2本曲げます。

2本の間に針金を入れ…

まずは下側の枝に巻きつけていきます。出来る限り芽当たりや葉があった跡を避けて針金を巻くようにしました。将来ここからまた葉っぱや枝になる芽が出てくる可能性があるのです。

ポロポロと葉が取れてしまいます。ある程度仕方ないしまた新しい葉が出てくるとは思いますが、ちょっと不注意ですね。

下側を2〜3回巻いて固定出来たら、今度は反対側、上の方の枝に針金を巻いていきます。本当は上側の枝の付け根にもう一巻きしたかったのですが、ちょうど肉が巻いているあたりだったので止めておきました。ここには負担をかけたくなかったのです。

上側の枝にも針金を巻いていきます。この段階ではまだ曲がりは付けず、一旦上の方まで巻いてしまいます。

下側の枝も一旦上まで針金を巻いてしまいました。ここからそれぞれの枝に曲がりをつけていきます。一番楽しいけれど一番センスを求められるところですね。

少しだけ時計回りに捻りながら、枝を伏せるように曲げてみました。あまり捻ると枝が裂けてしまうので、捻りは最小限にします。捻らなくてもいいくらいですが、捻るとそれだけ針金がしっかり密着します。

下の枝は伏せましたが、上の枝は伏せずに上向きにゆるく曲げてみました。ここから先がうまくいかなかった時、ここを芯にするためです。ここから先を活かすとしても、この位置に枝があってもいいかな、と思います。場合によっては針金を掛け直し、伏せることも出来るかもしれません。でも真弓は硬くなったら針金は効かなくなるので、難しいかもしれません。

ごく緩く曲げています。真弓は針金が効きにくいので、ハサミで作っていくのが基本らしいので、この辺だけちょっとしたアクセント程度に曲げておいて、ここから先は針金を使わないというのもアリだと思います。

下の枝はこんな感じ。あんまりのびのびでも仕方ないので、ある程度のところまで伸びたら摘芯するつもりです。

さて、枝の方の針金掛けはこのくらいにしておきます。続いて気になっている先端部分です。

先端部分の曲がり付け

先端の方は元々針金を掛けていなかったので、ひたすら真っ直ぐに伸びてしまっています。

先日針金を外した時に戻りがあり、下、というか真横を向いてしまっています。ほっておくかどうしようかと悩んだのですが、針金を掛けることにしました。

こちらもまずは先端まで針金を巻いてしまいました。反対側は鉢の縁に突き刺しています。先端まで巻いたら曲がりをつけていきます。

一度ググッと下に落とすように曲げてみました。曲げている途中で「パキッ」というとてもとても嫌な音がしましたが…

見つけられたのはここ。捻りを加えた時に裂けてしまったようです。これくらいなら枯れてしまうことはないと思います。

思い切って下げた後グッと上げてみたのですがどうでしょうか?半懸崖くらいをイメージしています。

先端は上を向くようにしてみました。

針金掛けはこれで終了、お疲れさまでした!

今後の管理

今年はもうこれ以上いじるつもりはありませんが、梅雨が明けてこれから梅雨本番。日照時間が増えることが予想され、一気に太るかも知れません。針金の食い込みには気を付け、食い込み始めたらすぐに針金を外そうとは思っています。

以下ちょっとだけ写真集。

この肉が巻いているところ、敢えて針金を外しています。こことこの下もそうですが、針金の傷のせいで木部が露出してしまっています。しっかり太らせて肉を巻かせたいところです。多少コブになったりしても、それはそれでいい味になると思うのです。

この辺なんかとっても好きな部分です。針金の傷が巻いてきてゴツゴツし、かなりいい雰囲気だと思うのですがどうでしょうか?これから何年かして表皮が荒れてきたら、かなりいい感じになる気がします。

途中には芽当たりがあったりするのですが、全然開いてくれません。バックアップ的な芽なのでしょうかね?

真弓はたくさん生えてきてたくさん枯らしてしまったのですが、この一本が一番いい感じに仕上がっています。年が明けたら摘芯、枝を伸ばしつつ形にしていこうと思います。楽しみな一本です。

写真について

今回1:1で撮ってみたのですが、どうでしょうか?4:3に慣れているのでかなり狭いな、という気もするし、多分4:3に戻しますが、たまに気まぐれで1:1を使ってみてもいいかな、という気がしています。

真弓 (マユミ)
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