真弓の苗に針金掛けをしました

真弓 (マユミ)
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昨日真弓の鉢上げをしたのですが、その際昨年春に生えてきた真弓の苗もたくさんありました。そのまま植え戻しても良かったのですが、まだ柔らかいうちに針金を掛けた方が楽だろうな、ということで、がんばって針金を掛けました。ついでに豆盆栽っぽいのも作ってみましたよ♪

素材

素材はこんな感じです。

一番左と右側の太いのは昨日鉢上げしなかった分。今回は鉢上げせず、一旦植え戻すことにしました。

今回の素材はこの細い子たちです。15〜6本あったでしょうか?

では針金掛けを、とその前に。昨日鉢上げしなかった分を見てみます。

鉢上げしなかった分をチェック

これなんですが…どうにもこうにも手のつけようがありません。根元は真っ直ぐで木質化してしまっていて、針金は効きません。上も真っ直ぐだし。ということで…

切っちゃいました。根伏せすることにします。

この左右に伸びている根もどうしようもないので…

切っちゃいました。ついでに細根も上の方から切っていきます。

途中経過は省きますが、ここまでさっぱりさせました。根伏せで芽が出てくれれば御の字。あるいは胴吹き芽が出てくるかも?と淡い期待をしています。枯れちゃったらもうそれはしょうがない。これは一旦バケツの水に放り込んでおきます。

そしてこちら。ひょろひょろとしていてどうしたもんかな、と。

根元が裂けていますね。昨日バラした時に根が裂けて切れてしまったんでしょう。一応端っこに根が付いているので、まだ大丈夫だとは思うのですが。

ここまで根を捌きました。これだけ細根があれば枯れてしまうことはないと思うんですが、どうでしょう?これも一旦バケツの水に放り込んでおきます。

さて、針金掛けです。

真弓の針金掛け

針金掛け

たくさんあるのでどんどんやっていこうと思ったものの、やっぱり悩んじゃいますね。

まずはこれ。大きさも太さもみんな似たり寄ったりです。

真弓は固い、という先入観があり、1.5mmのアルミ線を使ってみました。

一応出来ましたが…1.5mmだとちょっと太すぎで作業がすこぶるやりにくかったです。

ということで1.0mmのアルミ線に変更。ちゃんと曲がりがつくでしょうか?

ぜんぜん余裕でした。今後はこちらを使って曲げていきます。

これ、葉が落ちた後なんですが、ここから新しい芽が出てきます。よく見るとすでに芽が出来ているのが分かります。こういうところは出来るだけ避けながら針金を巻いていくと、先々芽が期待出来ます。あんまり芽が出たり枝が出てしまっても後で処理に困るのですが。

真弓は一ヶ所の両側に芽が出るので、いろいろ困っちゃうんですが。こういうところは…

こんな風にかわしてみます。実際両側の枝を活かすことはない(忌み枝になっちゃう)ので、ある程度明確に「ここに枝が欲しい!」っていうのがあるんだったらそちらを残してやればいいです。

ちっちゃく作ってみました。後で針金を外すのに骨が折れそうです。

こちらはもう少し伸び伸びかな?

ふと思い立って根っこの方にも針金を掛けてみました。この辺は固くて脆いので、慎重に作業しないとすぐに折れてしまいます。

伸び伸びっとしてみました。太っちゃうと細い揺すりなんかがみんな消えちゃうので、この子なんかは出来るだけ太らせずに持ち込みたいですね。

これは逆に出来るだけ小さくしてみました。こいつは太らせてみたい、とちょっと思いました。そこそこ太ったら面白い形になりそう。

これは似たような形ですが、もうちょっとゆるっと。

なんていじってたら、やっちゃいました…これはけっこう折れ?裂け?ちゃってます。枯れちゃうかもしれません。

他にも…

こんな形にしてみたり、

これなんかも悪くないのでは?

こいつは枯れちゃったと思っていたのですが、根元から新芽が出てくれていましたので

上の方はバッサリ落としました。根元がちょっと面白いので、ここを活かすべく細根を上から切っていきます。

特に説明することもないので写真を貼っていきます。大したものはありませんが、樹形のアイデアになるかも?

そんなこんなで。

がんばりました!

根捌き

根っこはボサボサなので、ザクザクと切っていきます。細根を残してあげれば多分大丈夫。

太根はある程度のところで切っちゃいます。細根もこれくらいあればいいかな?切り口にはルートンをつけておきます。

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植え付け

基本すぐに鉢上げはせず、一旦カップ焼きそばのカップに入れて育てます。初夏のあたりまでに針金を外さないといけないと思いますので。

植え付けがかなり適当になってしまいましたが、数ヶ月はこの状態で育てます。きちんと葉が出てきてくれればいいんですけどね。あ、あと、左上の根伏せのやつにはたっぷり水を含ませた水苔をかぶせました。苗の針金掛けはまずは終了です。

真弓の豆盆栽を作ってみる

形のいいやつを選んで豆鉢に入れてみました。豆鉢、っていう程小さくもないのですが、まあ小品盆栽よりは小さいです。ちょっといたずら?お試しでやってみたのでふたつだけ。

ひとつめ

鉢はこんなのを使いました。

そして苗はこれを。針金の下の方をわざと長く残してあります。(根はかなり捌いたつもりです)

ボケちゃって見づらいですが、鉢底ネットの穴に針金を通しています。

根はいい具合かな?竹串でそこの方までちゃんと押し込み、上から用土をかけて水をたっぷりやります。

こんな感じになりました。鉢の大きさがいまいちよく分かりませんが…

こんなもんです。文字どおり手のひら盆栽♪

苗が細いので鉢が大きく見えますが、そんなことはないです。このままこの鉢で育てることで、根を締めることが出来ますね。成長はゆっくりになりますが、時間をかけて小さな盆栽を育てることが出来るかも知れません。

ふたつめ

もうひとつはこの苗と鉢を使って…

こんな風に懸崖にしてみました。半懸崖に近い角度ですが、長さが足りずこれが目一杯です。

こちらも手のひらに乗る程度です。うまく根がついてくれればいいんですが。

作業はこれで終了です。お疲れさまでした!

ギャラリー

今回も記念写真を撮っておくことにしました。

まずは苗床。ちゃんと日に当てて水さえやっていれば、きちんと根付いてくれると思います。ただけっこうバッサリと根を捌いてしまっているので、枯れてしまう子も出てくるかも知れません。あとは数本、幹を折ってしまっているのがあるので、そちらも心配です。もしうまく根付いてくれれば、夏頃には少しずつ針金が食い込んでくると思うので、その時に一度取り出して針金を外すつもりです。場合によっては鉢上げするかも知れません。

初めての豆盆栽です。

なかなかいい感じではないですか!?まだまだ若木というか苗なのでイマイチですが、幹が木質化してもうちょっと太ってくれれば、それなりに見られるようになるんじゃないでしょうか。

こちらも悪くないと思っています。ただ、針金のせいでしっかり曲がりが付いているように見えますが、実際はそうでもありません。どんな風になるかは針金を外す時のお楽しみです♪

昨日鉢上げしたのもそうなのですが、小さい鉢に植え替えたら水切れに注意をしなければなりません。根も少ないし土も少ないので、普段以上に気を付けて、水を切らさないように頻繁に水やりをしないといけないです。今のところ1日1回でいいと思いますが、夏場は大変です。

真弓 (マユミ)
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