山もみじと一緒に蒔いておいたしだれもみじや野村もみじが育って来ているのですが、どうも野村もみじの成長がイマイチ。すぐ側に元気のいい山もみじが育っていて、どうも負けちゃっているんじゃないかと怖くなり、野村もみじだけ別の鉢に植え替えることにしました。
野村もみじの現状
今どんな状態か見てみます。
これが今の苗床、もみじコーナーです。山もみじもしだれもみじもいい具合に育っています。なぜか左側の育ちが悪いですが。
これが野村もみじ。すぐお隣にとっても元気な山もみじがいて、比較するとだいぶ小さいですね。まあ、発芽自体野村もみじの方がかなり遅かったのである程度仕方ないところもあるんですが。
こちら、枯れちゃってます。枯れたもみじの発芽がかなり遅かったせいもあるのですが、隣のもみじの勢いに押されてしまったか。たまたま弱い種だったという可能性もありますが、野村もみじもこんな風に枯れちゃったらどうしようと、植え替えを決めました。
本葉2段目も出始めているし、元気じゃない、ってことはないんですけどね。
野村もみじの植え替え
早速植え替えです。
植えるのはこちらの懸崖鉢を使うことにしました。スペースを節約出来る割にそこそこ用土の量が入るので、こちらにします。
鉢底ネットも丁寧に針金で固定。
根を傷めないように、周りから少しずつ土をほぐしていきました。まだそれほど張っていないだろうとは思いましたが、どうでしょう?
抜けました。が、これ、どうなんだろう?なんだか先っぽの方が切れちゃったような気もしないでもないです。
切れてない!大丈夫!と自分に言い聞かせます。
隣の山もみじは抜けてこなかったので、周りの土をぎゅうぎゅう押さえつつ動かないようにしました。大丈夫でしょう。
苗をバケツの水に放り込んで、根が乾いてしまわないようにすると同時に少しだけ水を吸わせます。その間に鉢に用土とマグアンプを入れて準備。
苗が真ん中になるように置いて、残りの用土を入れていきます。
用土を入れ終わってバケツの水に浸け、ゆっくり小刻みに振って微塵を落としました。ちょっと真ん中からずれちゃったけど、まあいいか。
もともと植わってた時より深くなってますかね?まあまずはしっかり根が付いてくれることの方が大事なので、これでいいでしょう。
苔を貼ってみる
乾燥が怖かったので、苔を貼ってみることにしました。
苗床に置いといたスナゴケがちょっと茂り始めていて、緑も濃くいい状態だったので使ってしまいました。でもイマイチきれいじゃないですね。
これから梅雨に入って、かつこの鉢は相当水分に気をつけるつもりですので、これからもう少し茂って隙間を埋めてくれればありがたいのですが、うまくいくかな?
簡単な作業ではありましたが、これで野村もみじの植え替えは終了。お疲れさまでした!
今後の管理
1〜2週間は直射日光が当たらない明るい日陰に置いて、朝晩灌水と霧吹きの葉水で育てていきます。根がちょっと切れてしまった可能性はあるものの、軸切りした訳ではないのできちんと管理すれば枯れることはないと思います。針金を掛けられるくらいに育ってくれたらいいですね♪
苔がなぁ…もう少し増えてくれればきれいになるんですけれど。
野村もみじの赤はやはり美しいですね。
真ん中に出てきた本葉が大きくなってくれれば安心なのです。
苗床の苔
おまけです。苗床に苔をいろいろ貼り付けておいたのですが、いくらか増えてきたようです。
これは野村もみじを抜いた時に剥がした苔。元の位置に貼り付けて指でぎゅうぎゅう押し付けておきました。これはイマイチ?
こちらのコロニーが妙に元気です。色もいいので使えるなぁ、と思っているのですが、何ゴケなんでしょう?
接写です。きれいですね。瑞々しく見えるのは写真を撮るために霧吹きで水をかけ、少しお化粧しているから。
こちらは今回使ってしまったスナゴケの残り。しばらくほっておけばまた増えてくれるかな?
今回苔を貼った際気づいたのですが、苔の土台がこの写真のようなゴロゴロした盆栽用土だととても貼りにくいということ。なにかもっと目の細かい砂のような感じのものか、泥に近い用土の方が貼りやすい気がします。とはいえピートモスを使ってしまうと空気が通らないので、何か考えて「苔床」で栽培し始めたいと思っています。
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