1月末に種を蒔いて4月上旬に発芽したシダレモミジ。風がキツくてあっという間に枯れちゃいそうだったのでR-1のミニミニペットボトルを被せていたのですが、隙間がなく逆に蒸れてしまってもいけないと気になっていました。本葉がしっかりしてきたので植え替えてしまうことにしました。
植え替えるシダレモミジ
昨日植え替えしたのですが、こんな様子でした。
こんな感じです。結局2本しか出てきてくれませんでした。右側のはロウバイ。軸切り挿し芽の時期なんですが、なんだかほったらかしです。このまま育てて来年植え替えるときに太根を切ればいいかな、と思ってます。
シダレモミジは葉っぱが細長いということもあって、R-1のビンではちょっと小さいかも?
難しいこともないと思いますので、ささっと植え替えしてしまいましょう。
シダレモミジの植え替え
本当はシダレモミジも軸切り挿し芽をした方がいいのかもしれないのですが、やっぱり”枝垂れ”させたい。それ以前に2本しか生えていない貴重なシダレモミジ、軸切り挿し芽に失敗するのがとっても怖いので、このまま植え替えしてしまいます。枝垂れさせるにはある程度幹の背が高くないといけないと思うので、無理して軸切りする必要もないのかな、と思ってます。
今回の植え替え先はいつもの朱泥鉢。500mlのペットボトルがぴったり被せられるので重宝しています。今回植え替えたとしても、しばらくの間はペットボトルを被せて保護してやるつもり。しっかり根が張って幹が木質化するまでは、この風をなんとかしてやらないといけません。
まずはいつもの根腐れ防止剤(ゼオライト)を薄く敷き詰め…
さらに盆栽用配合用土を薄く敷いておきます。これで準備完了。
これ、ペットを引き上げると用土ごと一緒に持ちあがっちゃうんですよね…
そーっと…
引き抜きました!下の方の用土までは持ってこれなかったかな?
根っこはこんな感じ。太根はそこそこ伸びてますが、細い根はこれから伸びる感じでしょうか。切れちゃった感じではないので、大丈夫そうです。
このR-1のペットボトルなんですが、こういう感じで使うにはサイズ感が絶妙なんです。今回は用土に刺す部分を幅広くしてしまったのが失敗で、引き抜くとこうやって用土も一緒にくっついてきてしまいます。次回こういう機会がある時は、用土に刺す部分をもっともっと細くしてやればうまいこといくんじゃないかと思います。ただ細すぎても強度が不足してうまく用土に刺さらないと思うので、研究の余地ありです。
これをそのままさっきの鉢に持ってきて…
竹串のおしりで用土を押し出しました。押し出すというか、ちょいちょいと突っつく感じ?
それほど土が崩れることもなく、ストン、と入ってくれました。
周囲に用土を追加して…
爪楊枝で突っついて隙間を埋めていきました。突っつくとどんどん用土が減っていくので、下にかなり隙間があったと思われます。下に潜り込んでいった分、少しですが用土を追加しています。
バケツの水に浸けて用土を締めます。
一旦完成です!おっきい方がだいぶ鉢からはみ出ちゃってますが。
本葉はだいぶしっかりしたと思うのですが、どうでしょうね?本当はもう一段本葉が出てきたくらいの方が植え替えるにはいいんでしょうけれど。
こっちは小さい方の本葉。まだぜんぜん開き切っていないし、成長も遅いのでちょっと心配です。今回の植え替えとは関係なく枯れちゃうかも知れません。
ちょっとはみ出しすぎていてペットを被せると葉っぱがペットにくっついてしまうので、少し調整しました。軸に指を当て、少し中央に向かって力を入れつつ(ほんとに少しでいいです)バケツの水に浸けて揺すると、角度の調整が出来ます。まだ根がほとんど張っていないので出来ることです。これでもまだちょっとだけはみ出していますが、まあ大丈夫かな?
ペットを被せてみました。ギリギリ当たらないか、先端がちょっと触れてしまうくらい。これならまあ、次の本葉が出てくるまでは大丈夫でしょう。
これで本当に植え替え作業はおしまいです。お疲れさまでした!
今後の管理とか
梅雨に入って本格的に暑くなるまではこのままペットを被せておくつもりです。風がなくて自分が家にいる日はペットを外しておくつもりですが、風が出てきたらすぐに被せて風から保護します。ペットの下に隙間を作って少し風通しをよくした方がいいかも知れませんね。
これは大きい方の次の本葉。まだぜんぜん小さいままです。根が伸びてくればここからぐんぐんと次の本葉が伸びてくるはずなんですが、2週間くらいかかるかも?
こちらは小さい方。これもぜんぜん小さいままです。ここが大きくなってくるのは本葉がしっかり開き切ってからでしょうかね。
強風が吹くのが本当に困り物なんですが、シダレモミジなので自然に枝垂れてくれるのかも知れません。シダレモミジは来年針金を掛けてほんの少しだけ幹を揺らすつもりですが、あまりぐねぐねとした曲がりをつけるのではなく、斜幹を目指します。
まずは枯れないように保護してやって、本格的な夏が来るまでにそれに耐えられるようになって欲しいところ。ダメならダメで仕方ないのですが、せめて一本でも踏ん張ってほしいものです。あ、2本ともちゃんと育ったら双幹にして夫婦枝垂れ紅葉、なんてのもいいかも知れません。こういう妄想してる時が一番楽しいです(笑)
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