山もみじの軸切り挿し芽(株立ち1号)のお掃除をしました

山もみじの軸切り挿し芽のお掃除 山もみじ (ヤマモミジ)
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4月半ばに16本束ねて軸切り挿し芽をした山もみじですが、枯れてしまった木もあり、また双葉が枯れてしまって少し汚ない感じがしたので、枯れた葉を取り除くことにしました。数日前に軸から根が出てきていましたが、こちらも観察してみます。

山もみじ株立ち1号

この山もみじ、わかりやすくするために株立ち1号と呼ぶことにしました!つい数日前に状況をアップしていますが、この数日で何か変わったでしょうか?

ざっとみてもそれ程変化はありませんね。まあ数日しか経ってないのでこんなもんです。

葉っぱはちゃんと上を向いてくれているので、元気は元気なようです。

根元はどうでしょうか… ん?根が増えてない?

数日前よりも、明らかに根が増えています!これは嬉しい♪一番下に横向きに見える白いのは束ねた時の木綿糸ですね。ただ、周りに枯葉があるのがちょっと気になります。

これは反対側です。少し根が出始めている、といった程度で、あまりしっかり出てきてくれていません。とはいえ根が出て来る兆候はあるので、もう少し待ちでしょうか。

株立ち1号のお掃除

こうやって根を眺めていたら、枯葉が気になってしまってしょうがないのでお掃除をすることにしました。本来はしなくてもいいし、何かの拍子に株を動かしてしまう可能性もあるので、本当はもうしばらくほっておいた方がいいのですが、どうしても気になっちゃいました。お掃除にはピンセットを使いました。

まずはこれ。残念ながら枯れてしまいました。この葉を取り除きます。

株全体が動かないように、ましてやすっぽ抜けちゃったりしないように、指でそっと引っ張ってみます。この一本が枯れてしまったようですね。株立ちの中の方なのがちょっと気になりますが、まあ大丈夫でしょう。

芽摘み鋏を使ってできるだけ下の方を切りました。ただ、あまり無理をして他の軸を傷つけてしまいたくなかったので、こんな感じになりました。先の鋭い芽摘み鋏があるとこういう時に便利です。他にも細かい剪定作業をすることがあるので、一本持っているととても便利です。

切り落とした枯葉です。双葉も何枚かくっついています。さすがにこれでは復活は無理でしょう。

なんだかもう一枚、枯れた葉があります。さっきのとは別の木のようです。

軽く引っ張って軸を見極め、切り落としました。この一本のもう一枚はどうなっているでしょうか?枯れちゃったかな?

これが先ほど切り落とした枯葉の片割れです。色もかなり悪く、これはちょっと厳しい気がしますね。本葉が出てきている様子もないですし、枯れちゃう気がします。とはいえ、まだ葉っぱ一枚頑張ってくれていますので、このまま置いておくことにします。

この他、双葉が全部枯れ落ちてしまったのでそれをピンセットで取り除いたのですが、写真を全然撮っていませんでした。この写真にある、軸と軸の間に挟まってしまった双葉も、ピンセットで取り除きました。先にも書きましたが、この作業はいろいろリスクがあるので、必ずしも必要ではないかもしれません。でもきれいになってかなりスッキリしましたよ!

新芽が出て来ました!

今回お掃除をしながらいろいろ観察していたのですが、待望の新芽がちょっとだけ顔を出してくれました!

まだ1mm程度ですが、2段目の本葉が顔を覗かせています。全部ではないのですが、これはちょっと嬉しい♪

他にもないかと探してみたところ、もう一ヶ所、それらしきものを見つけました。こちらはもう本当に小さいのですが、次の本葉が出来始めていると思います。他の苗にはこういう「ポチ」が出来ていないので、もう少し待つ必要があるとは思いますが、あと2〜3週間したらさらに新芽が出て来てくれるのではないでしょうか。

考察と今後の管理

考察、という程大袈裟なものではないのですが、ちょっと思ったことを。こんな上の方から根が出て来るとは思っていなかったのですが、軸からも根が出ることが分かりました。ずっと根を切った断面からしか根が出ないと思っていたので。ということは、軸を束ねるために巻いた木綿糸の位置にも根が出て来る可能性が高かったのですね。今回軸を切る際、束ねた木綿糸のすぐ下で切ってしまっていたのですが、必ずしもそうせず、木綿糸の下にも数ミリ軸を残しておいた方が良かったのではないかな、と思っています。そうすれば断面だけでなく軸からも根が出て来てくれるはず。次回これをやる機会があれば、木綿糸の下にも軸を残し、そこからの発根も期待しようと思います。

もうしばらく、梅雨が明けるくらいまではこのまま腰水と葉水で管理しようと思いますが、用土の上から出て来ている根があまり乾いてしまわないよう、横から霧吹きで水をかけています。今はゴールデンウィークで1日数回霧吹き出来るのですが、仕事が始まったら朝晩だけになってしまいます。早いところ根が用土に潜ってくれればいいのですが。まあ、断面からも当然たくさん発根してくれていると思いますので、多少のことでは枯れないとは思っています。ですので、用土の上の根がいくらか枯れてしまってもそれ程影響はないと楽観しています。

次の本葉が少しずつ出て来そうですが、そちらがある程度生え揃ったら、そろそろ施肥をしてもいいかも知れません。梅雨に入ったら施肥は控えた方がいいかも知れませんが…タイミングが難しいですね。

しかしもみじ、楽しいですね。まだまだ細くて小さい木ですが、とても強いと感じました。秋の紅葉だけでなく、春の新緑も楽しめる種類、しかもいろいろ楽しめる盆栽向きの木だと思いますので、ぜひ試して頂きたいです。種も必ずしも買う必要もなく、その辺の公園などで簡単に拾えますので…ぜひぜひ、一緒に育ててみませんか?

山もみじ (ヤマモミジ)
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