山もみじの軸切り挿し芽1〜2週間目

山もみじの軸切り挿し芽1〜2週間目 山もみじ (ヤマモミジ)
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2週間前と先週、山もみじの軸切り挿し芽をしましたが、その後どうなったでしょうか。とりあえず腰水と葉水だけでここまできました。

株立ちと単独、1週間目のもの

まずは先週軸切り挿し芽をした株立ち(10本)と一本ずつ単独で挿したものです。

株立ち(10本)を目指して挿した山もみじの軸切り挿し芽

まずはこちら。

10本まとめて木綿糸で束ねたものを挿した鉢です。特に枯れてくるような兆候は見られません。

やまもみじの軸切り挿し芽のやり方

こちらは先週挿した直後の写真です。光の加減で葉の色味が違いますが、そんなに差はありません。ポイントは、先週挿した時点では用土がしっかり見えているけれど、今日の時点ではどの方向から見ても用土はほとんど見えません。全体的に葉が下を向いてしまっているのです。

これは2週間前に挿した芽もそうだったのですが、おそらく葉からの蒸散を少しでも抑えようと葉を下向きにし、日が当たらないようにしているんじゃないかと思います。おかげで水やりの度に鉢のふちに葉がくっついてしまいます。

これは上から見たところ。だいぶ育ってから挿したので、かなり葉が混んでいます。まあこれは次の本葉が出てきてくれるまでの繋ぎと思っているので、このままで特にいじっていません。秋になれば全部落ちちゃうし、来春にはまた新しい葉が出てきてくれますから。色合いや張り具合をみても、とりあえずまだ枯れてはいないと思います。

先週挿した時点ではそんなことなかったのですが、今はこんな風に鉢のふちに葉が張り付いてしまっています。いちいちはがしてもいいのですが、それによって芽が動いてしまったり葉が破れてしまったりするのも嫌なので、最近はほったらかしにしています。

横から見たらこんな感じ。もうしばらく今の管理を続けます。

一本ずつ挿した山もみじの軸切り挿し芽

一本ずつ挿した方はどうでしょうか?

今日時点でこんな感じです。こちらも特に枯れる様子もなく、葉もパリッと張っています。

これは指先、もっと言えば爪の先を使って剥がした後ですが、やはり鉢のふちに葉が張り付いてしまいます。これはもう仕方ないのかしら?

こうやってみるとよく分かるのですが、挿し芽をした時はほぼ水平だった葉が、今は下を向いてしまっていますね。

葉の付け根のY字型になっているところから次の本葉が出てくるはずなのですが、こちらはまだ気配もないですね。

こちらは次の本葉が出てきていますが、これは挿し芽をした時点で既に出ていたもの。こうやって見ると成長はしていないものの枯れてもいないようです。これが伸びてくれば根が出てきた証拠になるのですが、まだみたいです。

これは…うーん、どうだったかな?新しく出てきたのでしょうか?多分挿した時に既にあった本葉と思います。

いずれにしても、こちらの単独で挿したやまもみじも今のところは枯れずにいてくれています。あと2〜4週間くらい?で再度成長を始めてくれるものと期待しています。

株立ち、2週間目

こちらは2週間前に株立ちを目論んで挿した挿し芽です。全部で16本まとめて挿しました。

やまもみじの軸切り挿し芽のやり方 株立ち

これが2週間前、挿した時の様子。

そしてこれが今日の様子。角度が違うので分かりづらいですが、今日の方が葉が上を向いている気がしませんか?

そしてもうひとつ興味深いこちらの写真。

やまもみじの軸切り挿し芽のやり方 1週間後

先週(挿し芽1週間後)の写真です。これも角度が違うので分かりづらいのですが、葉が全部下を向いてしまっています。これに対して、先ほどの今日時点の写真では葉がほぼ水平、ないしかなり上を向いてきてくれているのが分かります。またもうひとつ、先週の写真では角度のせいもあってか用土が全然見えていませんが、今日のは用土がよく見えます。

やはり、挿して1週間くらいは葉が下を向き、2週目くらいから葉がしっかり上を向いてくれる、と考えていいのでしょう。では、なんで上を向くのか?蒸散を抑えるために下を向いてしまうのだとしたら、上を向くということは蒸散量が増えても大丈夫=根が出てきた、と考えられないでしょうか?

用土の中が透視できたらいいのにな〜、とおもいつつ、根元を見てみましょう。

根元がよく見えます。やはり葉が上を向いてきている証拠です。

あっ!これは完全に枯れてしまっていますね…。残念ですが、まあ仕方ないです。ただ、これが1本枯れたのか2本なのかよく分からないのです。しっかり根がついたらもう一度数えてみます。できれば10本以上残って欲しいものですが。

これは双葉が枯れたものです。他のもみんなそうですが、双葉が枯れ出しています。やはり蒸散が多すぎるので自分で枯らしたんでしょうか。

もう一度根元を見てみます。ん??

これって…根じゃないですか!?すごい、こんなの初めて見ました。根は軸切りをした切断面からしか生えてこないものだと思っていましたが、こんな軸の途中からも生えてくるものなんですね。こんな風に根が生えてきてるんだから、切断面からはもう発根していると考えていいのではないでしょうか。

枯れちゃったのも見えてますが、現状こんな感じです。とりあえずうまいこと行っているようです。やれやれ!

今後の管理

これまで通り、灌水は腰水のみ。たまには水もあげていますが、2週目のやつにはもうは水はあげていません。置き場所は日がほとんど当たらない(でも明るい)日陰です。あと、大敵なのは風。ベランダだと風がけっこう吹き、これが用土を乾かしてしまいます。しばらくの間はしっかり湿度がないと枯れてしまうので、出来るだけ風の当たらないところ、背の高い鉢に囲まれたところなど、工夫しています。

ふと思ったのですが、葉が下を向くことで用土の表面に風がかなり当たりにくくなったというのもうまくいった理由のひとつかもしれません。まあ、1本ずつ挿した方も枯れてないので、あんまり関係ないかも?ですが。

GW中はあんまりお天気良くなかったり、気温も下がるようですが、このまま粛々と管理を続けます。2つ目の本葉が伸びてきたら施肥か何か考えます。

山もみじ (ヤマモミジ)
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