2021年4月に軸切り挿し芽をしたイロハモミジ(当時は山もみじと思っていました)ですが、どうにか生き残り、思いのほか大きくなってくれました。軸をバッサリ切るいわゆる「叩く」つもりだったのですが、もうちょっと太らせてから、と今年は見送りです。
植え替えをするイロハモミジ
※この作業は先週、3/12に行ったものです。
発芽してから丸2年経ち、3年目に入ったイロハモミジはこちら。
小さな朱泥鉢ですが、ニョロニョロと伸びてくれています。
ここだけ枝が出ています。ここをどう利用するか、考えどころです。
だいぶ芽が膨らんできていますので、葉が開くまであと少しですかね。
調子はだいぶ良いようですので、植え替えをしてしまいます。今年もう1年かけて一気に太らせ、来年叩いてやるつもり。きちんと芽が出てくるように、しっかり太らせて養分をたっぷり蓄えてもらおうという目論見です。
イロハモミジの植え替え
難しいこと、変わったことはしていませんが、より早く太らせたいので鉢を緩めてやります。
植え替え先はいつものプラ鉢。一番下に鉢底石としてゼオライトを入れ、その上に配合用土を。ゼオライトは四隅のスリットが隠れるよう、微塵を洗い流したあと整形しています。
鉢底ネットを留めている針金を外し、太い竹串で鉢底穴から押し出しました。
スポッときれいに抜けました。かなり根が回っています。
時間をかけて用土を落としていきました。まだまだ粒は残っていましたよ。
根元の緑の藻のようなものは、歯ブラシで軽く擦って落としておきました。
上の方から出ていたり、変な向きになってしまった根は思い切って切ってしまいます。
いくらかマシになった気がします。クルクル回しながら植え付け角度を考えますが、根元の太いのはまあまあ良い感じな気がするのです。左に向かって生えている太い根を引き根とすれば良いかな?どうかな?
左側に太い根がなさそうでちょっと残念です。
見ているだけで楽しいのですが、さっさと植え付けてしまうことにします。
下の方の細い根を切ったあと、配合用土を詰めて霧吹きで湿らせて固定します。といっても逆さにしたらパラパラと落ちてしまうので、そーっと素早く鉢に入れます。
いろいろ考えて、結局もともと植っていたのと同じ向き、角度で植え付けることにしました。ただ、これだとちょっと用土が少なく深植えになり過ぎてしまうので、鉢底に用土を追加しました。
用土を少し入れては針金の切れっ端で突いて根の隙間に用土を入れていきます。元肥としてマグアンプKをけっこう多めに混ぜています。
太い根はあえて少し露出させています。外に出ている根はよく太る、とどこかで見たことがあるので、ものは試しです。
が、細い根が表面に出てしまっています。ほっといても枯れるだけで大勢に影響はないと思うのですが、これがもしうまいこと太ってくれたら、、というスケベ心を出し、ここにも少し用土を持っておきます。ダメ元ですが。
最後にたっぷりと水をかけ、微塵を洗い流して終了です。お疲れさまでした!
今後の管理とか
最終的にはこんな感じに。おそらく根の間にしっかり用土が入り切っていないのでしょう、触ると少しだけグラグラしますが、まあ大丈夫でしょう。
今年はこのまま灌水と施肥だけと思っているのですが、葉刈りのタイミングで軸の上の方を切ってみようかとも思っています。下にもっと枝を呼ぶためです。それで枝が出てきてくれるかは分からないですが、ほっておいても多分枝は出てくれないと思うので。
ついでに挿し木もしてみようと思っています。うまくすれば素材が増えるということで。
この三叉?四つ叉?に別れているところなんですが、しばらくこのままにしておいたら、ここのところが団子になってくれるんじゃないかな?と考えています。うまいことここが太ってくれたら、取り木までいきたいところですが、来年ではまだ無理でしょうかね。取り木と言わずとも挿し木でも発根してくれるかも?
ここら辺で叩きたいと思っていますが、もっと下でもちゃんと芽がついてくれますかね?小さなプチプチとしたのがたくさんあるので、どこから芽が出てきてもおかしくはないと思うんですが、やっぱり怖いですね。
もう一本あったイロハモミジなんですが、残念ながら枯れてしまいました。水を切らしたかな?
芽が膨らんでこないだけでなく、軸も痩せ細っているので、枯れてしまったと考えて間違い無いでしょう。残念ですが仕方ありません。
今回植え替えしたのが虎の子の一本ですので、時間をかけて大事にしたいと思います。
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