芽が出た三河黒松の苗、そこそこ大きくなってきてからも風にやられて倒れてしまうものが出てきました。完全に倒れなくても、明らかに斜めになってしまい、ほっておいたら枯れてしまうものも出てきましたので、倒れた苗の軸切り挿し芽をすることにしました。
軸切り挿し芽をした三河黒松
今回は仕事の後帰ってきて倒れた苗を見つけ、その場で軸切り挿し芽をしちゃおうと思い立ったので、作業の写真自体はありません。やり方は他の苗や以前やったのと一緒で、引き抜いて根をカミソリで切り落とし、メネデールに1〜2時間浸けてから挿しています。このブログで「軸切り挿し芽」で検索していただければたくさん出てきますので、参考にしていただければと思います。
では軸切り挿し芽後の三河黒松です。
こんな感じ。黒松は上の方ですが、それ以外にも倒れてしまったものをいろいろ挿しています。
こちらは5/4に挿した三河黒松。まだ1週間経っていません。
真ん中の芽がようやく動き出したくらいです。もちろん軸はまだ緑色のまま。
もうひとつのは多分一昨日6日に挿しました。5日だったかも知れませんが。
こちらも挿したばっかりなので、まだ元気に見えます。
軸を少し長めに取ったので穴の深さが足りずに軸がちょっと見えています。多分これくらいがいいような気がしています。軸はまだ緑色なのは一緒。本葉の伸び具合も同じくらいです。
かなり前にこれくらいで挿して成功したことがあるので、ダメとは思いますがちょびっとだけ期待しておきます。
他の挿し芽の様子
ついでなので他の挿し芽の様子も見ておきます。
まずはこちら。サルスベリです。かなり色が濃い花が咲く、というサルスベリの種をいただいてたくさん発芽したのですが、風でほぼ全滅、最後に残った一本でした。これは元気に育ってるな、と思っていたのですが、軸が細く萎びてきているのを発見。風で揺すられて傷んでしまったものと思われます。
そのままにしておくと確実に枯れてしまうので、それならダメ元で、と挿してしまいました。ただ、軸の萎びた部分を完全に切ってしまったところ、用土に挿す軸が非常に短くなってしまいました。3mmくらいかな?本葉も出始めているのでちょっとどうなるか分かりませんが、サルスベリは強いので意外に頑張ってくれるかも?
本葉はこれくらいまで大きくなっています。サルスベリの軸切り挿し芽のタイミングがよく分からないので、まあ実験的な意味合いもある、ということで。
こちらはだいぶ前に挿したヤマモミジ。どうにか頑張っているように見えますが…
軸が黒くなってしまっていました。本場もちょっとだけ出始めていたので残念ですが、これはもうダメでしょう。しばらくこのまま置いておきますが。
こちらも確か風で倒れてしまったものを挿したトウカエデ。葉の先の方が傷んでしまっています。
ただ、横から見てみるとまだ軸は青々としているし…
中央には小さな本葉が顔を出していました。これはもしかしたらうまく根がついてくれたのかも知れません。出ている本葉は2枚とも先の方から傷み始めていますのでなんとも微妙ではありますが。
こちらはさっきのと同時に挿したトウカエデです。一見良さそうに見えます。
こちらは軸が黒くなり始めています。残念ですがちょっと厳しいかも知れません。一応本葉っぽいものが準備されてるみたいなんですが、諦めかな?
今後の管理とか
今年の黒松の軸切り挿し芽は「軸が赤くなってから」するつもりでいますので、今回の軸切り挿し芽はちょっとタイミングが早すぎなのですが、ほっておくと枯れてしまうので仕方ありません。うまく根っこがつけば儲けものです。
トウカエデやヤマモミジの軸が黒くなってしまうのは、おそらく蒸れてしまってるんじゃないかと思っています。ペットボトルを被せると蒸れるし、被せないと風で乾燥してしまうし、にっちもさっちも行きません。
今日は風がほとんどなく比較的あったかいので、軸切り挿し芽した鉢のペットボトルはすべて外して外気に当てています。これが吉と出るか凶と出るか、見守っていきます。
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