懸崖鉢の三河黒松に針金を掛けました

懸崖鉢の三河黒松の針金掛け 黒松 (クロマツ)
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1ヶ月ほど前に懸崖鉢に鉢上げした2本の黒松、2年目に伸びた針金を掛けていない部分が真っ直ぐ過ぎてどうしても気になるので、針金を掛けることにしました。本来ならもっともっと早く、1月〜2月に針金を掛けるべき、その時期を逃してしまったので一年待った方がいいのかな、と思いつつ、やっぱり我慢できませんでした。お気に入りの2本、うまく針金を掛けられるでしょうか?

今回の素材

今回針金を掛けるのはこの2本です。

下半分は針金が掛かって既に曲がっているのですが、上半分、昨年伸びた分は針金をまったく掛けなかったため、思いっきり真っ直ぐです。元々のプランではこの真っ直ぐになっている部分は切り落とすはずだったのですが、本来1年目の先に欲しかった枝になりそうな芽当たりがまったく出てくれず、そのまま手付かずで伸ばしたままなのでした。懸崖鉢に植えて毎日眺めているうちに、真っ直ぐな部分を切り落とすのではなく、グイッと下に下げて懸崖、ないし半懸崖の方がいい気がして今回針金を掛けることになったのです。

もしいいところに芽当たりが出来てくれたら、将来は切ってしまうかもしれませんが…

懸崖鉢の三河黒松の針金掛け その1

まずは白い小さい鉢の方から針金を掛けていきます。

途中まで針金が掛かっているので、その上辺りから針金を掛けていきます。幹もそれほど太くなかったので、1mmの針金を使うことにしました。左側、人差し指のところに見えるように、巻き始めを長めに取っておくことで、巻いて行く時に針金を押さえやすくなりました。不要なら後で切ってしまえばいいですしね。

葉をぜんぜん落としていないので、巻くのに苦労しました。一応葉があるところは将来芽当たりが出来る可能性のあるポイントと思っていて、葉を巻き込んだり葉元を潰さないよう、避けながらの作業です。この辺りはまだ葉と葉の間に隙間があるのでいいのですが…

この辺になってくるとかなり苦労します。全部の葉元に芽当たりが出てくるわけでもないですし、全部を枝にする訳でもないので、多少葉元を潰してしまってもいいや、と思いながらの作業でした。でも、1mmの針金を使ったのは正解と思います。

いろいろ考えたのですが、最終的にこんな形になりました。葉がかなり混んでいて見苦しいのですが、将来的にはこの葉も切ってしまいます。これで枯れずに先端が成長してくれれば幹も太ってくるでしょうから、針金が食い込み始めた時点で針金を外すつもりです。そのタイミングで芽切りもしてしまった方がいいのか、一旦このまま伸ばして来年芽切り(摘芯?)するかはまだ決めていません。いいところで芽当たりが出来てくれればいいのですが。

折らないように注意したつもりだったのですが、後で見たらこれくらい裂けちゃっていました。下側のように表皮がちょっと裂けるくらいは問題ないのですが、上側のように幹がざっくり裂けちゃうのはまずいです。ここから上が枯れなければいいんですが。

一応葉刈りはしたものの、やっぱりごちゃごちゃになっていますね。どんなふうに曲がっているのかが見えづらいです。

この角度だったらまずまず見えますかね。こういう樹形はなんていうんでしょうか。文人になるのかな?半懸崖っていう程下げてないですし。まあ、なんとなく好きな感じなんでこれでいくとしましょう。

1本目はこれで終わり。続いて2本目に取り掛かります。

懸崖鉢の三河黒松の針金掛け その2

続いて2本目です。

下の方はかなりいい感じなのですが、途中から真っ直ぐびょーんと伸びちゃっています。去年針金掛けておけばよかったのかな?

こちらは太いので1.5mmを使おうとしたのですが、太すぎて幹を折ってしまいそうだったので諦めました。代わりに1.0mmの針金を使います。ただ、1mmでは逆に細すぎて針金がしっかり効かないかも知れません。

ぐるぐるぐると、一旦8分目くらいまで針金を巻いてしまいました。ここから樹形を作っていきます。

ちょっと樹皮が裂けちゃいましたが、これくらいなら問題ないです。

かなりてっぺんに近いところに、小さな芽当たりを1つ見つけました!位置も悪くないし、これが大きく育ってくれたら嬉しいですね。

最終的にこんな感じにしてみました。巻き終わりは先端の葉が上を向くようにしていますが、幹ではなく葉を抱き込むようにしか出来ませんでした。これでよかったんだろうか…?

反対側から見たところ。あまり急峻に曲げたところはなく、全体的にゆるっとしてみました。ただ、この程度の曲がり、というかゆすり?では、幹が太ってくるとなくなってしまいます。将来葉を減らし、ある程度枝が出来てきてくれたところで再度針金掛けが必要になるんじゃないかと思います。

カメラの設定をちょっと変えて明るくしてみました。

これで2本目も終了です。お疲れさまでした!

ギャラリー

2本とも自分的には結構いい感じなんじゃないかと思い、記念撮影です。

どうでしょうね?真っ直ぐ上に伸びていたところ、思い切り下に落としてみたのですが…。裂け目が入ったところがどれくらいのものか、うまく回復してくれるかが心配の種です。今年一年かけて先端がもっと伸びてくれたら、さらにもう一段下に落としてもいいかもしれません。それだとちょっとわざとらしすぎるかな?

こちらは2本目。あまりカクカクせず、ゆったりゆる〜っと曲げています。

ゆるすぎて曲がりが付いているのかどうかも分からないくらいかも知れません。

裏から見るとこんな感じです。最初は強く曲げ、だんだんゆるく曲げていくようなイメージです。

今後の管理

ここまでやったらあんまりやることがありません。一番先端を芽切りするかも知れませんが、多分しないでしょう。針金が食い込み始めたタイミングで針金を外し、あとは施肥と灌水くらいでしょうか。夏場の暑さにやられないようにしないといけないですね。

葉刈り効果で芽当たり=幹になる芽が早く出てきてくれることを期待しています。

黒松 (クロマツ)
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