4月半ばに2回に分けて山もみじの軸切り挿し芽をしました。木綿糸で束ねて株立ち風になるようにもしてみましたが、2ヶ月半経ってどうなっているでしょうか?
2ヶ月半経った山もみじの軸切り挿し芽の様子
さてさて、どれくらい育ったでしょうか?
ピンボケで分かりづらいのですが、現状こんな感じです。どちらもわさわさと育ってくれています。左側が先に軸切り挿し芽をした山もみじ1号、右側が2号です。
山もみじ1号
まずは山もみじ1号です。
ここ1ヶ月で新しい葉が伸びてきたのですが、新しいのは葉の色がまだ淡いですね。生えてきてから2〜3週間?経つのですが、あんまり緑が濃くなりません。梅雨っぽくなってあまり太陽が当たらないせいでしょうか。
色はイマイチですが、ピンと張っているので元気は元気なのでしょう。
根元はこんな感じ。まずまずでしょうか。
一本だけ横に伸びています。もしかしたら用土の下の木綿糸は既に切れてしまっているのかも知れません。
ずーっと気になっているのですが、一本だけこっちから向こうに向かって伸びているのがあります。冬場、葉が全部落ちたら針金でこちら側に戻したいですね。実は他にもこんなのがあって、少しずつ位置を調整したのですが、この一本だけどうしてもこっちに持ってくることができませんでした。
梅雨に入って天気がずーっと悪いためか、一旦成長が止まっていますが、次の芽も準備されているようです。
どれもこれくらい、1mmにも満たない小さいものですが、しっかり芽が準備されています。これから梅雨が明けて陽に当たるようになれば、さらにモリモリと伸びてくれるのではないでしょうか。
山もみじ2号
続いて山もみじ2号です。
こちら、1号の1週間後に軸切り挿し芽をしたのですが、それにしては成長が遅いです。
とはいえそれなりに成長してくれてはいます。山もみじに限らず、植物の根は縦よりも横に伸びたがるような気がしています。1号は鉢そのものは小さいですが、それでもこの2号の懸崖鉢よりは表面積があるので、それが成長度合いに関係しているのではないでしょうか。
6月に入ってからも新しい葉が出てきてくれています。
こちらも小さいながらも次の葉を準備しているようですので、梅雨明けからの成長が楽しみです。
こちらはもみじの葉らしくなってきましたね。
一本枯れちゃってるのがありましたので…
出来るだけ根元の方で切り落としました。
成長度合いにもかなり差がありますね。短いのはこれくらい。でも、新しい芽も準備されているし、節と節の間隔が狭いので、先々どうにでも出来そうです。でもこの短いのは外の方に出してあげるべきなのかしら?
山もみじ3号
こちらは株立ちではなく、一本ずつ単独で挿し芽しています。
全景はこんな感じ。正直、株立ちにしたものより育ちが悪いです。
枯れているわけではないんですが、1号2号に比べて新葉が全然出ていません。
ただ一応新芽の準備はしているようで…
伸びる様子はないのですが、準備だけはしています。
こちらは葉が一枚、新芽も見えません。枯れてしまうかも?
これなんかももうダメっぽいです。残念。
元気な葉は元気なんですが…
どうも成長がイマイチです。
軸切り挿し芽をしたもみじは以上です。何本か枯れてはしまいましたが、成功率は7割?8割?そこそこ高いような気がしています。
今後の管理
とりあえず梅雨の間は余計なことはせず、灌水だけとします。梅雨が明けたら少しだけ施肥をしてみようかとも思いますが、すぐに真夏になるので短い期間だけになりそうです。
夏の間どれくらい育ってくれるか分かりませんが、十分に育ったら3号の単独のもみじは一本ずつ植え替えるかも知れません。やるとしたら冬の終わり、1月末くらい?根が動き出す前です。あとは1号と2号。秋に落葉したあと、年明けくらいに少しだけ針金を掛けて全体の形を整えないといけないと思っています。木綿糸はもう切れてしまっていそうなので、もう一度巻きなおすか針金を巻いてやろうか悩み中。針金の方がしっかり癒着してくれそうなのですが、そこだけ太らず細いまま、というおかしなことになりかねないので躊躇しています。
あとは来年考えますが、もみじは小さい鉢で根を締めていても十分太ってくれるらしいので、それに期待します。大きい鉢に植え替えて根を緩めた途端ニョキニョキ徒長してしまいそうなので。
いずれにしても、もみじは軸切り挿し芽が容易であることが分かりましたので、また来年も種を蒔きたいな、と思い始めました。株立ち以外にもいろいろ試せますからね。
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