長寿梅の取り木に水苔を追加しました

長寿梅の取り木に水苔を追加 長寿梅 (チョウジュバイ)
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先週取り木をかけた長寿梅なのですが、水苔の量が少なすぎてすぐに乾いてしまいます。梅雨の季節で空気中の水分が多いとはいえ、雨が降らず風が吹くとすぐに乾いてしまうようです。なので、水苔を追加することにしました。とはいえ一度取り木をかけた部分、水苔を外すのは避けたいのです。

現状の確認

まずは今の状態を見てみましょう。

現状はこんな感じ。特に大きな変化はありません。右上の取り木をかけたところ、朝晩の水やりだけでは足りなかったので、家人にお願いして昼間にも一回水をやっていました。

気になっていたひこばえですが、ここまで徒長してくれれば問題ないでしょう。今年はこのまま伸ばし、来春芽が動く頃に少し短くしましょうか。

ここ、ひこばえの下の方なのですが、以前緑色のポチが出来ていたのですが、いつの間にか茶色くなっちゃいました。ここからも発芽してくれるかな、と期待していたのでちょっと残念。でも、来春ここからも新芽が生えて来てくれることを期待しています。

先日葉刈りをしたあとなかなか新芽が吹いて来ず、ちょっとマズったかな?と思っていましたが、かなりの箇所から新芽が生えて来てくれました。まだ出て来ていないところもありますが、この調子であれば程なく新芽が出て来てくれるだろうと思います。

取り木をかけたところ。下からではなく、左右の水苔がはみ出しているところから水分が蒸発してしまうようです。そもそも水苔の量が少ないので乾いてしまうのは仕方ありません。

これを何とか、せめて朝晩の水やりだけで済むようにしたいので、水苔を増やしてみます。

水苔を追加してみる

水苔を追加するといっても、既に取り木した部分の水苔は動かしたくないので、周囲をさらに水苔で覆うことにしました。

アルミホイルを使って、こんなものを作ってみました。一度くしゃくしゃっと丸めたあと丁寧に伸ばし、親指と人差し指で作った丸の中に少しずつ形を整えながら入れていきました。不恰好ですがまあいいでしょう。

反対側はたまたま切れ目が入った格好になったのでそのままですが、もう一方にも枝を通す切れ目を入れます。

竹串を使って枝がうまく通るよう整形します。

仮止め。んー、高さがちょっと足りませんでした。ということで、切れ目をもう少し深くしてみました。

Y字に分かれたところにどうしても隙間が出来てしまいますが、ここの処理も考えないといけません。

では早速取り付けていきましょう。

たっぷり水を吸わせた水苔を押し込んでいきます。中心には既にある取り木部分の水苔が来ますので、アルミがひょうたん型になるようなイメージで外側に押し付けていきます。

上の方は隙間がなくなる予定なので、水苔は入れないでおきます。

これくらい入れてみました。ちょっと少なかったかな?

前回水苔を入れたビニールは下が完全に塞がっていましたので、左右1/3くらいずつ斜めに切り取り、穴を開けました。先ほどアルミホイルに入れた水苔の水分がこの穴から吸収されるだろう、という算段です。

どうにかこうにかはめることが出来ました。たくさん付いている新芽を落とさないようにかなり気を使いました。先ほどのY字部分、やはりかなり隙間が出来てしまいます。

もうひとつ、アルミホイルを使って筒を作りました。上の方を広く作ったつもりですが、あんまり漏斗状にはなっていないですね。

穴の太さを調整しながら先ほどのアルミホイルに差し込みました。ちゃんとはまっているように見えますが、ゆるゆるでした。下側のアルミホイルの枝上の高さが足りなかったようです。重なっている部分をぎゅっと押さえ、そこそこ固定されたんじゃないでしょうか。

上から見るとこんな感じ。かなりたくさんの水苔が入れられそうです。

たっぷり水を含ませた水苔を入れていきます。ピンセットで位置を整えた後、竹串で押しかためていきます。上側のアルミの筒が浮いて来ないよう、左手で下側をしっかり押さえています。

先ほどの隙間から水苔が見えていますね。このままだとここから水が蒸発してしまいます。

ということで、ここにも水苔を詰めておきました。ここはそれ程たくさんは入りませんでした。

一旦ここまで出来ました。重みのせいなのかなぜなのか、斜めになっちゃいます。

裏側、隙間が出来ちゃってます。ここからも水分が蒸発してしまいますので、塞がなければいけません。

アルミホイルを細長く折り畳んだものを用意して…

ぐるぐると巻きつけました。

先ほど大きな穴が空いていたY字の部分にも巻きつけ、穴を塞ぎました。この最後に巻いたアルミも、あまりしっかりと巻きついてはいません。輪ゴムとかで止めた方がいいかも知れませんが、とりあえずこれでなんとかなるでしょうか。2ヶ月のガマンです。

これで完成〜!と思ったのですが、もうひとつ。

爪楊枝を使って、そこに穴をひとつ開けました。

上から霧吹きで水をやってみると、ちゃんと穴から水が滴ってきました。この穴を開けないとアルミの下の部分に水が溜まって相当重くなってしまいそうだったので。そうすると枝がしなったり、最悪鉢がひっくり返ったりしそうだったので敢えて穴を開けました。穴はない方が水が溜まっていいのかも知れませんが、まずはこれでいきます。

今後の管理

特に特別なことはせず、前回と同様に。環状剥皮した部分を覆っている水苔が乾かないよう、朝晩たっぷり水をやります。発根まで1〜2ヶ月掛かりますので根気が要りますが、きちんと水分を絶やさなければ発根してくれる、はず!です。

ちょっと分かりにくいですが、木全体がだいぶ傾いてしまっています。結構な量の水が含まれているので、意外に重いのでしょう。この状態で2ヶ月間がんばってもらいます。

このアルミホイルの欠点は発根の具合が見えないこと。ですので、7月末〜8月アタマまではこのまま育てることにします。途中状態を確認したくなると思いますが、そこはぐっとガマンです。

長寿梅 (チョウジュバイ)
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