6月上旬に葉刈りをした長寿梅のうち、白花長寿梅の一部の徒長枝に針金を掛けておきました。痕がついてしまうのも嫌なので、3ヶ月という短い期間ではありましたが、針金を外してしまうことにしました。針金を掛けたのは徒長枝なので、もうある程度固まってくれてるんじゃないかと期待してのことです。
長寿梅の針金を外す
針金を外す、というかプチプチ切っていくのですが、枝が細いのと最近新芽が一気に吹き出しているので、ちょっと気を使います。
針金を掛けた白花長寿梅です。
徒長枝は葉刈りと同時にみんな短くしたのですが、一本だけまた伸びて来ました。これもそのうち切っちゃうんですが、付け根の方に葉がありません。とりあえず切らずに針金を掛けるだけにしておこうかしら?来春芽が吹いてきたらそこで切ればいいし。
針金を掛けたのはこのひと枝と…
こちらのふた枝。こっちは1本の針金を2本の枝に掛けています。
どの枝もいつものようにぐねぐねと曲げるのではなく、ほんのちょっと、味付け程度に曲げているだけですが、この曲がりがあるかないかでだいぶ違ってくる気がします。
まずは2本掛けした方から外していきます。ニッパーを使って上の方からプチプチと針金を外していくわけですが…
すこーしだけ針金の痕が付いてしまいました。これくらいなら太れば目立たなくなるとは思うのですが、やはり先端の徒長枝は太りが早いのかも?針金を掛けた際にきつく巻きすぎた可能性もありますが。
新芽を落とさないようかなり気を使いましたが、うまいこと針金を外せたようです。ささやかな曲がりしか付いていませんので、また掛け直さないといけないですかね。
もう一方の枝の針金も外しました。こちらも本当にささやかな曲がりしか付いていません。でも元々は真っ直ぐだった枝ですので、これくらいの曲がりでもあるに越したことはありません。
続いてもう一本の方。こっちはけっこう短い間隔で針金を掛けてしまっているので、外すのにちょっと苦労しそうです。
同じようにぷちぷちと針金を切っていくのですが、芽に触れないように支えにしていた先端が折れてしまいました。明らかに枯れてしまっているのでしょうがないのですが、この折れたところまで欲しかったのでちょっと残念です。
針金を外すのに必死になっていて写真を撮っていませんでしたが、どうにか外すことができました。こちらもゆるやかな曲がりだし、一方向だけであんまり面白くないかな?
ということで針金を外したわけですが、悪い癖でもう少し曲がりが欲しくなってしまいました。少し休ませてからもう一度掛け直しかな〜と思っています。徒長枝を切ったところでも針金を掛けていないところがまだあるので、そちらも合わせて掛けようかと思っています。
来年の挿し穂を吟味する
大した作業はしていないので、来年の挿し木のための挿し穂の位置を確認してみました。
これは後から針金を外した枝を反対側から見たところ。この写真に写っている位置くらいで切って挿し木にしようと思っています。これが第一候補かな?芽もたくさんついているしいい感じに曲がってくれているので、ここはぜひ成功させたいところ。
違う角度から見てみます。この左下の太くて真っ直ぐなところを垂直に挿してやれば、横に流れる形になります。
上の写真を回転させてみました。え?これかなりいい感じじゃない?挿し木しても根がつくかどうかは神のみぞ知るですが、やってみる価値はありそうです。それか取り木した方が安全でしょうか?ちょっと考えないといけないですね。
これは先に針金を外した方なんですが、ちょっと微妙。仮に挿木して根がついたところで、どうやって形にしてやったらいいかよく分かりません。
あとはこの辺でしょうか。これは後から徒長してきて今伸ばしっぱなしにしている枝の付け根なんですが、そこそこ使えそうな感じです。徒長している枝は真っ直ぐでどうにも締まらないので、いずれにしても針金は必須なようです。
一端の盆栽になるにはまだまだ先は長そうですが、こうやって構想を練っている時が一番楽しいかもしれません。
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