少し前からサルスベリの新芽やら新梢が真っ白になっていました。最初は産毛かと思っていたのですが、葉っぱにも白い粉のようなものが… あ、これ、うどんこ病じゃんか… ということで、薬を撒いて治療することにします。
うどんこ病にかかってしまったサルスベリ
今回うどんこ病が発生してしまったのは、根伏せのために育てている矮小性サルスベリです。
こちらです。未だに新しい蕾をつけ続けてくれていて、もう少し花を楽しませてくれそう。全体的には元気そうなんですが…
傷んでいる葉っぱといえばこれくらいなんですが…
こんな感じで白く粉を吹いている葉っぱがたくさんあります。葉っぱ自体は元気そうなんですけどね。
これ、新しく出てきているおそらくは枝になってくれるであろう新芽なんですが、えらく粉を吹いています。最初は産毛的な何かだと思っていたんですが、やっぱり違いますよね…
蕾も白い粉を吹いていたり…
これは最近伸びた枝なのですが、全体に真っ白になっていたり…
ということで、薬を撒くことにしました。
サルスベリに発生したうどんこ病の治療
ということで、薬を撒いてうどんこ病を駆除することにします。使う薬はこれ!
昨年購入した住友化学のカリグリーンです。
中身はこんな風に個装になっています。これで1.2g、1Lの水に溶かすと800倍くらいになります。ということで、これで1Lの水溶液を作ることにしました。
カリグリーンだけでなく、「展着剤」という薬も混ぜるとのこと。このダインというのがそれです。葉っぱって基本水を弾いてしまうのですが、この展着剤を混ぜることで弾かなくなり、葉っぱの表面にしっかりと薬液が付着するのです。
1Lの水にカリグリーン一袋とダインを1〜2ml、ほんとに1〜2滴加えたもの。これを百均の霧吹きに入れてサルスベリ全体に吹きかけます。
とりあえず半分くらい吹きかけました。霧吹きは500mlなので、250ml程度ですね。 1Lの薬液を霧吹きで吹きかけるというのは、かなり体力と時間を使います。
表面だけでなく裏面にもたっぷりかけます。ぼたぼたと葉から雫が垂れるくらい。それでも足りないと、数回に分けて何度も吹きかけました。
この辺の新芽の白い粉はなんとなく無くなったような気がします。薬液が乾けばまた白く粉を吹くんじゃないかと思うんですが。
展着剤「ダイン」のおかげか、霧吹きをかけた葉の表面は薬液が水滴にならず、全体に広がっています。
こんな感じで薬剤を撒いてみました。撒いた直後は白いうどんこ病が消えたように見えますが、薬液が乾くとまた白くなるんだろうな、と思います。1Lの薬剤を霧吹きで使い切るのはかなりの時間と体力を使いますが、何度かに分けて噴霧していきます。サルスベリだけに撒いても撒ききれないので、長寿梅やらなんやら、予防という意味もこめて撒いておこうと思います。
今後の管理とか
このカリグリーンなんですが、5日〜7日くらいの間をおいて3回やらないといけないとのこと。めんどくさいですが、うどんこ病という『菌』を駆除するのにはそれくらいの根気が必要なんだろうということですね。
実はこれに気付いたのは結構前だったりするんですが、産毛か何かだろうと思ってほったらかしにしておいたのでした。失敗したなぁ。ということで、当面うどんこ病駆除に専念します。状況は逐次記録していくつもりです。
【9/14追記】カリグリーンを撒いたサルスベリの翌朝の様子
カリグリーンを撒いたのは昨日の夕方、一晩経ったサルスベリの様子を見てみます。
こんな感じ。さすがに一晩で綺麗さっぱり消える、ということはないようです。というか、全然変わってない…?
白い粉は残っているものの、カビ自体は死んでいるのかしら?
お?でも、この辺とか…
この辺。かなり酷く粉を吹いていた新芽はきれいになっているように見えますよ?
この辺の蕾もかなり白くなっていたはずですが、きれいになっているように見えます。
うどんこ病の正体はカビらしいのですが、自然治癒する、という情報も。薬でカビを退治できていればそのうち復活してくれるかも?ほんとに白い粉が消えるのかは分かりませんが、5〜7日おきに全部で3回撒かないといけないらしいので、根気が必要ですね。もうしばらく様子を見てみます。
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