7月末に切り離した長寿梅の取り木なのですが、残念ながら枯れてしまいました。根の量が少なかったのが敗因と思います。切り離すタイミングが早過ぎたのではないかと思いますが、そもそも取り木をしようとした枝が細過ぎた、というのも要因のひとつかも知れません。
長寿梅の取り木、2本目
少ないとはいえ一応発根してくれていたので大丈夫だと思っていたのですが…
現状こんな感じです。明らかに枯れてしまっていますね。
まだ完全にカラカラになってしまった訳ではないので、根気よく灌水と葉水は続けていますが、復活は流石に無理かな?
この辺、軸の下の方はまだ枯れ切っていないと思われるので、ダメ元でもうしばらく粘ってみようかと思います。
長寿梅の取り木、1本目
今年4月の初めに取り木を掛け、6月初めに切り離した最初の取り木の様子も見てみます。
現状こんな感じ。左側の細い枝から徒長枝が伸びて来てくれたのですが、それに続いて真ん中の一番太い枝、今はもう幹ですが、からも徒長枝が伸びて来てくれました。徒長枝は一度伸び出すとものすごいスピードで成長してくれます。
まずは左側の枝を見てみます。
徒長枝の付け根あたり。最初に比べるといくらか太くなって来た気がします。
最初の葉が出た後しばらく経つのですが、次の葉が出始めてくれています。もしかしたら最初の葉の調子が悪いせいかも知れません。
こんな感じで葉に白い斑点が出来ています。おそらくハダニにやられてしまったものと思います。この間の台風でハダニはだいぶ減ったと思いますが、本格的な駆除をもっと早くにしておくべきでした。駆除にはマラソン乳剤を使います。
これは右側の枝。特に徒長枝などは出ていませんし、芽当たりも見られません。
良く見ると、先端の葉の付け根の中心に新しい葉が出て来ているのが見えますね。今までめちゃ暑かったのですが、台風のおかげか少しずつ涼しくなって来ましたので、冬の初めまでまた少し成長してくれるかも知れません。
そしてこれが中央の幹から出た徒長枝です。左から徒長枝が出た後2週間くらい?経って出て来たのですが、既に同じくらいの長さ、かつ太さはこちらの方が太いです。
これ、徒長枝の付け根辺りです。左上に伸びているのが徒長枝なのですが、実は上から2番目の芽から伸びています。一番上の芽からの徒長枝を期待したのですが葉が出て来ず、これは諦めて切り詰めようと思っていたのですが、一番上の芽(正確にはその付け根あたり)からようやく葉が出て来てくれました。
別の角度から。来春にはここから徒長枝が出てくれれば嬉しいのですが、どうでしょうかね?この芽の左側は枝先を切った大きな傷がありますが、ここから枝が出てくれてそれが太ってくれれば、この傷は目立たなくなるのではないでしょうか。何年かかるか分かりませんが。
これは裏側からの写真。あまり陽の当たらないところも新しい葉が出て来てくれています。この辺からも枝が出てくれるとありがたいんですが、なかなか難しいかも知れません。
1本目の長寿梅の取り木、今後の管理
来年は植え替えをせず、この鉢のままもう一年太らせようと思います。徒長枝はそのまま自由に伸ばしてやると幹が太りやすいらしいのですが、このままほったらかしではかっこいい盆栽にならないので、悩むところです。
長寿梅は針金が掛かりにくいとは言いますが、この徒長枝であればくねくねさせることは十分出来ます。ただ、どんな樹形にするかは考えどころです。下手に曲げてしまって人工的で不自然な曲がりになってしまうのはなんとしても避けたいところ。現状のように上の方に伸びているのはちょっと困るので針金で伏せ、ついでに緩い曲がりを付けるくらいにしておきましょうか。
来年葉刈りをするタイミングで2〜3芽残して先を切り、枝を呼ぼうと思います。長寿梅は先端の芽から徒長する性質があるらしいのですが、葉刈りのタイミングで摘芯することで他の芽からも枝を出させる算段です。そんなに計算通り行くとは到底思えませんが、徒長枝の付け根あたりを伏せた後は針金ではなく枝を伸ばしては切り、伸ばしては切りしながら樹形を作ってみようかな、と思っています。
ん〜でも、左右に伸びている細い枝は諦めて、本体から出ている徒長枝を右の方に流す、という吹き流し的な形も悪くないかも知れない、と思い始めました。何れにしても針金を掛けるなら早めにしないといけないです。ここ1〜2ヶ月のうちに方針を決めなければ…!
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