【大失敗】長期間留守にする際の灌水はどうすれば…

盆栽全般
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9月の頭、出張で10日程家を留守にしなければいけませんでした。家人も同時に里帰りということで、盆栽の世話をどうしようかと。困ったことになりました。この暑い中10日も水をやらなかったら全部枯れてしまうに決まっています。さて、どうしようか…

留守中の灌水について検討

自動灌水機とか?

自動灌水機みたいなものもあるのですが、戸建てのお庭に使うようなものばかり。お値段も張るし、気軽に買えるようなものでもありません。そこで見つけたのが百均にあるグッズ。

こちらのサイトにいろいろ紹介されています。ただ、こういうグッズは以前使ったことがあり、あまり芳しい結果が出なかったこともあってちょっと躊躇してしまいました。

トロ箱と川砂

これはどちらかというと小品盆栽や豆盆栽のためのやり方なのですが、トロ箱(魚屋さんとかが使う発泡スチロールの入れ物)に川砂を敷き、そこに水をたっぷり含ませた上で鉢を1/3〜半分くらい埋め込んでおく、というもの。砂の間に入り込んだ水分が長期間蒸発せず、鉢底から少しずつ水が供給されるということらしいです。

これはまずトロ箱なりそれなりの入れ物を調達しなければならず、その時間がなかったことと、2〜3日なら大丈夫と思うのですが10日というちょっと長い間不在にするということで、残念ながら却下となりました。

誰かに預ける

まあ簡単といえば簡単。でも、預ける相手がいない!という転勤族の悲しさ。近所にお願い出来る人がいればいいのですが、そういう訳にもいかず。

ぐずぐずしているうちに出張の日も迫り、結局帰省している家人の実家に宅急便で送ることにしました。安易といえば安易、でもちゃんと送れるなら確実かな、と思った次第。

盆栽を宅急便で送る(往路)

発送作業

ということで、宅急便で送ることにしました。とはいえそのままダンボールに入れてもひっくり返ったりしそうなので、ある程度固定することに。

少しだけ配置を変え、うまく固定されそうな位置に鉢を動かしてビニール紐で固定しました。真ん中あたりにある鉢は固定されていませんが、多少動いてもひっくり返ることはないだろうという算段です。

小さな鉢は隙間に詰め込みました。多少動くけれどまあ大丈夫かな?

もう一方もこんな感じに。ザルとザルの隙間にも小さな鉢を入れています。

なんだか心もとないですが、一応ぐらつかないようにはしたつもりです。

あっ…!こんな時に限って姫五葉松がまた発芽しています。無事で済めばいいんですが。

写真を撮っていないのですが、この状態で下の黒い板ごとダンボールに入れました。ダンボールにはあらかじめ70Lくらいの大きなビニール袋を入れています。万が一の時に水や土が漏れ出さないようにするためです。なお、ビニールの口は蒸れ防止のために縛ったりしていません。

これでクロネコさんに取りに来てもらい、一旦発送作業は終了。さて、どうなるでしょうか?

到着時の様子

翌日の午前中指定で発送し、無事到着した模様。さて、箱を開けてみると…

ありゃまあ…これはひどい!縛った紐は全部下に落ち、小さい鉢も大きい鉢もひっくり返っています。とはいえ自分が現場にいる訳ではないので何もできず。とりあえず倒れた鉢を立てて溢れた土を鉢に戻してもらいました。完全に鉢から飛び出してしまった木もありますが、これも形だけは戻してもらっています。

本当にとりあえずですが、10日間の我慢です。なんとか耐えて欲しいものです。

盆栽を宅急便で送る(復路)

さて、出張から帰ってきていよいよ盆栽たちが帰ってきます。送り方は基本前回と同じ。ということで、到着時はまたグズグズになっていることを覚悟しなければなりません。

到着時の様子

また午前中指定をしたにも関わらず、到着したのはお昼過ぎ。天気は快晴でめちゃ暑かったのを覚えています。クロネコさんもっとしっかりして下さい。

あちゃー…行った時よりひどいかもしれません。ザルもひっくり返っています。根のおかげで用土が残っている感じです。

これは長寿梅の親木。もともと調子が悪かったのですが、かなりやられてしまっています。

とりあえず台に新聞紙を敷いて、盆栽を箱から出していきます。

こちらの黒松はかなりマシですね。期せずしていい感じの根上りになってしまいました。これはこのまま置いとこうかな。

姫五葉松、用土がかなり減ってしまったものの、がんばってくれています。

気になっていたもみじもどうにか大丈夫そうですね。もみじ、しっかり鉢中に根が張っているようで、用土が多少減ってもぐらついたりはしないみたいです。

こちらはお気に入りだった真弓。これももともと調子が良くなかったのですが、枯れちゃうかも知れません。

黒松類は比較的安定しているようです。しっかり根が張っているのでしょうか。下の方なんかは根洗い?みたいになっちゃってます。将来的にはこんな感じにするつもりですが、まだもう少し土を足しておいた方がいい感じです。

こちらはザルの赤松。ザルはともかく中身がグルンとひっくり返っちゃってます。細根がたくさん出てくれているのはいいのですが、だいぶ乾いてしまっているので枯れちゃうかも知れませんね。

この上から土をかぶせるだけではちょっと足りないかも知れません。しかしすごい量の細根です。これがザル栽培の力なのでしょうか。

事後処理

では、大急ぎで元に戻していきます。まずはきちんと植え直さないといけないものから。

長寿梅

長寿梅の親木ですが、こんな感じでした。ひどいものです。もともとはも全部落ちてしまい枯れそうだったので諦めようとも思ったのですが、やはり諦めきれず植え直してみることにしました。来春葉が出てこなかったら諦めます。

途中、コブを見つけたので取っておきました。他にも何ヶ所かありました。

どうせダメもと、ということで、以前よりも気を起こし、根も深めに植え直しました。無事葉っぱが出てきたら、上の方をもう一度だけ取り木してやろうという魂胆です。さて、復活してくれるでしょうか?

こちらは取り木をした方の長寿梅です。お気に入りの一本なのですが、葉がかなり落ちてしまっています。ただ、用土は減ってしまったもののしっかり植わっているようなので、用土を足すだけにしておきます。

幹の葉は完全に落ちてしまいましたが、一部新しい芽が吹いてきているのが分かります。少なくともこのまま枯れてしまうことはなさそうなので一安心。

徒長枝の方も何ヶ所か新芽が生えてきていますので、まずは大丈夫そうです。

用土を足しながらしっかりと竹串でつついて、細根の間にも用土が行き渡るように気を付けました。さて、このまま枯れずに葉がたくさん出てくれればいいのですが。あと、徒長枝がやはり気になるので、時期的にはよろしくないですが後日軽く針金を掛けようと思います。

松類

先ほどの赤松は用土を足しましたが、まだ細根が浮いています。用土が残り少なかったので、鹿沼土を山盛りにして細根を隠しました。このザルの赤松、来年1月の中頃ぐらいにはザルから出し、針金を掛けて植え替えようと思っています。それまで持ってくれればありがたいのですが。

この黒松、だいぶ用土が減ってしまっています。

これはこれでかっこいいし、根は表面に出るとぐんぐん太る、というのを聞いたことがあるのでこのままにしておこうかとも思ったのですが、細根の部分も表面に出てきてしまっているので、少しだけ用土を足すことにしました。

これくらい。これも用土が足りなかったので鹿沼土です。

こちらも同様。将来は根っこを見せたいと思っているのですが、細根が表面に出すぎている気がしたので…

これくらい、鹿沼土を足しました。

さて、ザルの黒松の方、こちらは赤松よりマシですが、やはり根が浮いてしまっています。この写真はいつもの盆栽用土を足した後なのですが、やはり細根が浮いてきてしまっています。

ということで、これも鹿沼土を追加しました。こちらのザルの黒松も来年年明けには針金掛けと植え替えをしようと思っていますので、数ヶ月のための応急処置です。

山もみじ

山もみじ、小さい鉢に株立ち風に植えたものはそれほど問題なかったのですが…

苗床の方が大きく傾き、土が流れ出てしまいました。もみじの細根が露出してしまっています。こちらはそれほど数がないので、この際一本ずつ鉢に植え替えることにしました。

まずはこちら、一番マシなやつです。

ひとつ発見だったのは、もみじはゴボウ根があんまり長く伸びない、ということ。たまたまかもしれませんが、細根がたくさん出ています。これだったら必ずしも軸切り挿し芽をする必要はないんじゃないかな、と思います。

ちなみに今年軸切り挿し芽をしたもみじは(株立ちを除いて)全滅してしまいました。

幹をぐるぐる回して細根を鉢に全部入れ、植え替え終了です。竹串で根の隙間に用土を入れる、という作業もやりました。これで落ち着いてくれたら、来年一年間はこのままこの鉢の中で過ごしてもらうつもりです。4月〜5月あたりに針金も掛けます。

こちらも調子は良くないですが、植え替えします。

こんな感じ。葉がかなり傷んでいるので、一度丸坊主になってしまうかも知れませんし、そのまま枯れちゃうかも知れません。

そしてこちら、虎の子のしだれもみじです。

これもずっと調子が悪かったのですが、いよいよ葉が全部枯れてしまいました。ただ、幹がまだ青々としているので、ダメ元で植え替えておきます。

素焼き鉢がなくなっちゃったのでこちらへ。まだ中心の芽が生きていそうなのと、途中に芽当たりというか発芽点があるので、これでしばらく様子を見ます。

株立ちの2本は用土を足すだけで済みました。ただ、どちらも調子がよろしくなく、ほとんどの葉が先端から枯れ込んできてしまってます。

真弓

今回一番被害が大きかったのが真弓です。

まずはこれ。お気に入りの一品だったのですが、ダメそうです。

途中から新芽が出てきてくれていたのですが、こちらの新芽もどうも具合が悪そう。

一旦鉢から引き出しますが、細根の間に挟まっている用土はこのまま残しておきます。

一応植え替えは終了。ただ、左に伸びている主幹も上に伸びている枝も枯れてしまっているようです。これは諦めかな?

この辺の新芽や芽当たりが今後どうなるか、ですね。

こちら、完全に鉢から抜けてしまっていました。

おまけに鉢、欠けてるし!

途中からちょろっと出ている枝?は細ってしまっているので枯れそうですが、上の葉っぱはまだ元気そうです。さて、耐えてくれるでしょうか?このひと鉢も来年1月〜2月に植え替えることにします。上にみょ〜んとまっすぐ伸びている幹は切ってしまい、その元にある芽当たりを活かすつもりです。

これはもうダメそうですねぇ。幹の先の方が枯れて細くなってます。

根っこはまだ元気そうだったので、植え直してみました。

こちらの真弓は用土が少し減っただけのようだったので、用土を足すだけとしました。

向こう側の表面に出ている太い根っこ、これは枯れそうです。なんだか細っちゃってます。今回思ったのですが、中心の幹から生えている根がかなりしっかりしているので、表面に出ている左右に伸びている太い根はどちらも切ってしまうことにしました。

他の真弓は枯れてしまっていましたので諦めました。真弓はだいぶ数が減ってしまいましたが、仕方ありません。

反省会

ということで、今回のやり方はいろいろと失敗ばかりでありました。一番いいのは夏の暑い間は出張に出ない、ということなんですが、それはそれで難しい。来年もしこんなシチュエーションになったら、ということで、何か代替策を考えておかないといけません。

宅急便で送るのはやめた方がいい?

今回輸送のせいでかなりのダメージを受けた盆栽なのですが、その原因を考えてみました。

輸送による振動

これは、単に鉢がひっくり返る、ということだけではないような気がしています。トラックで長時間揺られる訳ですから、その細かい振動で用土が緩んでしまったのでは?という気がしています。これは、ビッチョリに濡らした新聞紙を用土の上に貼り付けておくことで、ある程度防止出来るかも知れません。

暑さによる蒸れ

あんまり考えていなかったのですが、外気温が32〜3度であれば、トラックの中は40度を軽く超えるんじゃないかと。そしてビニール袋・ダンボールと二重に密封されていたら、温度はかなり高くなったはず。長寿梅の葉が全部落ちていたのはこのせいなんじゃないか、と疑っています。ダンボールの中に保冷剤でも入れておくべきだったんじゃないかと思っています。

ということで、素人は夏場はダンボールで盆栽を送るべきじゃないな、と思いました。今回は仕方ないにしても、もっと別の方法を考えるべきですね。

対処法

やはり、ある程度自動で長期間灌水してくれる機械なりアイテムを使うのが現実的かも知れません。台風が来たらどうする?とか、いろいろ課題はあるにしてもです。

あとはトロ箱+川砂。これも試してみる価値はありそうです。一日数時間とはいえ直射日光が当たる環境では、1週間とか10日とかは厳しいかも知れませんが、どれくらい効果があるものなのか、本格的な夏が来る前に一度実証実験をしてみようと思います。

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