明日くらいからいよいよ本格的な冬が到来しそうです。寒くなるとあっという間に葉を落としてしまいそうということで、来春の長寿梅の取り木の位置を確認しておくことにしました。ついでに草ボケの様子も観ておきます。
長寿梅の確認
本当は葉が落ちた方が枝の形は確認しやすいのですが、枝枯れしているところもチェックしておきたかったので、まだ葉がついているうちに写真だけ撮っておこうと思います。葉が落ちてしまうと枝が生きているのか枯れちゃったのか分かりにくくなってしまいますから。
まずはこちら、赤花白花の長寿梅です。ヤフオクで購入したのですが、出品者さんが赤花と間違えていたようで。でも白い花が大変きれいだったので、結果オーライの白花長寿梅です。
全体を寄りで撮ってみます。来春になったら植替えもしたいところです。
いつもみている方向はこちらなので、まずこれを標準として。
まずこの徒長枝がビョーンと伸びている枝ですね。これは付け根の下の幹が傷んでいるので、この付け根あたりで切ろうかと思います。曲がりなんかひとつもありませんが、素材としてはまあ使える?かな?
ボケちゃってますがその下、むこうに向かって生えているひと枝も素材として使えそうです。
この枝の下は真っ直ぐで芽もないので、少し余裕を持って切り落とせます。
次にこちら。この木1番の大本命です。自然にグネグネっと立ち上がってくれているので、うまく根がつけば小さいながらそれなりの木になりそうな予感がしています。
すぐ下の枝は枝枯れしてしまってますので、この枝の上で取りたいところです。
左側のこの枝、葉っぱがまだたくさんついているので枝の形が見えないですね。
下から見るとこんな感じ。それなりに素材になりそうな枝がありそうです。下に向かって生えている細い枝は枝枯れしちゃっているかな?どうでしょうかね。
葉っぱをめくって見てみます。うーん、ちょっと難しい形をしているなぁ。1ヶ所から八方に枝が伸びています。団子になっているところの下を切って挿そうかとも思いましたが、後で苦労しそうな樹形ではあります。ここはちょっと悩みます。一旦このまま置いとくのもひとつの手ですしね。
これはもう一段上、先ほどの大本命のある枝から分かれているところです。
ここもなんだ微妙です。左向きに生えている今年生えてきた枝は生かしたいところですが、その反対側にも車枝のように一本伸びちゃってます。葉っぱがないので生きているのか枯れているのか分かりませんが、両方とも活かすのはちょっと難しいかも?
この左奥に向かって伸びている枝も使えそうです。付け根の下に芽がありますので、この芽を残せばいいかな?そこから上はバラバラにして挿さないといけないですね。さっきの車枝らへんです。
これなぁ、ちょっと悩みどころですね。無理して挿さなくてもいいかな?
白花の長寿梅はこんな感じでしょうか。挿木する枝を切った後植替えをするつもりですが、いい形の太い根があったらそれも根伏せしてみたいところです。あんまりいじって枯れちゃっても困るんですけれど。
さて、続いてはこちら。赤花長寿梅の寄せ植えです。2本植えてあります。先ほどの白花長寿梅と同じ出品者さんから買ったものなので、白い花が咲く可能性ありです(笑)。
残念ながらこちらの一本は完全に枯れてしまったようです。
まずはこちらの枝ですね。くねっと上に向かって曲がっているあたりが非常に人工的で好きではないので、この曲がりのちょっと上くらいで切ってやろうと思っています。この枝は樹勢がいいのかと長枝が2本出てきてくれているのですが、どちらにも針金を掛けていなかったため真っ直ぐです。このままではどうしようもないので今のうちに針金を掛けてしまった方がいいかも知れません。それか、挿して根っこがしっかりしてから。でもそれだとだいぶ先になっちゃいます。
こちらの先端の方も使えそうなのですが…
やっぱり先端の徒長枝に針金を掛けておらず、イマイチな感じです。ほんのちょっとでも曲がり、せめてゆるっとした揺すりがついているだけでも全然印象が違うので、早めに針金を掛けてやろうと思います。
あとはこの辺ですかね。芽がたくさんついているので、先々枝が出てきてくれるんじゃないかと期待できます。あとは芽と芽の間が詰まっているので、小さくてもいい感じになってくれるんじゃないかと思います。芽がちゃんと生きているかは分からないですけども。
この辺の枝もなんだか間延びしてしまっているので、芽がついているところを残してその上を切ってしまおうかと思います。
こちらの一本も挿し木の枝を取ったあと植え替えるつもりです。あまり大きくないので太い根は期待できませんが、いいのがあったら根伏せしてみます。
続いてこちら。これは細いの3本を寄せ植えにしてあったのをばらしたものですが、バラしたら大したことのない真っ直ぐな長寿梅になっちゃいました。
取るとしたらこの左に向かって伸びている枝でしょうか。その下の幹のところを切って挿せば、まあ使えるようになるんじゃないかな?
左に向いて生えている枝は真っ直ぐでどうしようもないので、これは残すつもりです。
こちらはもう一本の方。どうにもこうにもやりようのない真っ直ぐな木ですが、この辺だけ使おうかと思います。左に向かって生えている小さな枝を新しい芯にしようかと。それか、右に向いているの枝の上で切ってやってもいいかも知れません。上の方の右に向かって伸びている長い枝はこのままでは全く色気がありませんので、どこかで切り戻す必要がありそうです。
こちらが最後、3本の寄せ植えをばらしたうちの一本です。根っこがそこそこ立派だったので根上りに出来ないかと思い、針金でゆるっと形をつけてみています。正直あまりうまいこといきそうもないので、太根は全部根伏せにしてしまおうと思っています。
この右に伸びている徒長枝の付け根から上は残念ながら枯れてしまっているようです。ですので、この徒長枝の下をどこかで切って挿し木しようかと思いますが、芽当たりがひとつも見えないのでこの枝というか幹、二股に分かれたところから上はあきらめることになりそうです。
先端の方はこんな感じ。左右に分かれてしまっているので、これも仕立て方が難しそうです。
この辺は使えそうな気がしています。というか、使えるのはこの辺くらいかな?
ということで、写真は撮っておきました。来春挿し木をするときの気分でまた変わるかも知れませんが、この投稿を参考にいい具合に挿し穂が取れるといいなぁ。
クサボケの様子を記録
ついでにクサボケの写真も撮りましたので、載せておきます。正直大したことはないです(笑)。
クサボケはこんな感じ。長寿梅もそうでしたが、クサボケも葉っぱがだいぶ傷んでいます。さらに芽出しの時に強風にさらされた葉は変形したまま固まってしまってます。
これが一番太くてしっかりしたクサボケです。これは単体で朱泥鉢に植え替えようと思います。
先端の方は葉と葉の間が短くなっているので、ここら辺をうまく使って形を作りたいですね。
ここら辺は若干くねってはいるものの、全体的に針金は掛けないといけない感じです。
お隣に生えているこの子も結構しっかりしています。葉っぱも分厚くしっかりしているので、これも単体で朱泥鉢に植えてやっていいでしょうか。
ゆる〜っとした曲がりは付いていますが、ほぼ真っ直ぐなので針金必須ですね。
鉢の左側もしっかりしているのはありますが、この辺りから数本まとめての寄せ植えにした方がいい気がしてきます。細いのはまとめて植えるつもりです。
この一本だけは勝手にくねってくれていますが、このままでいい感じ、という訳でもないので、多少の針金は必要かと思います。
明らかに枯れてしまっている苗は抜いてしまいました。
クサボケはまだ長寿梅ほどしっかりしていないので、来春植え替えたあと針金を掛け、形がついたらもう1〜2年くらい太らせないといけないようです。花を見せてくれるのはまだまだ先の話になりそうですね。
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