何ヶ月か前になりますが、近所の公園にある梅の木(「紅梅」、と書いてありました)の下に大量の梅の実が落ちていました。おそらく台風だったかで強風が吹いた後だったと記憶しています。熟れきったものではなかったので微妙でしたが、良さそうなものをいくつか拾ってきました。
梅の種の下準備
今回はまだ大したことはしません。
こちらが梅の実。盆栽棚に放置していたので、梅干しみたいになっちゃってます。梅を干したんだから梅干しでいいのか。まずは外側の果肉を取り外します。
カッターでぐるりと切れ目を入れます。
ベリベリと果肉を剥がしていきました。乾燥しているので水気はないのですが、やっぱり手がちょっとベタベタしましたね。出来るだけ果肉が残らないように剥がす訳ですが、後でちゃんと取り除くので適当でいいと思います。
果肉が剥がれました!ん?なんか割れているかな?さすがにカッターのせいで割れたとは思えませんが。
次のやつはすぐに剥けました。だんだん上達していきます。
これはなんだかおかしなことになっています。傷んでいるのか、中に虫でも入っているのか。いずれにしてもこれは捨ててしまいます。
5個、種が採れました。
これをしばらく水に浸け、果肉をふやかします。一応全部ちゃんと沈んでくれたので、水沈選別は全員合格ですね。
写真はここまでしか撮ってないのですが、このあと果肉がふやけたところでスポンジとかたわしで擦って果肉をきれいに取り除き、乾かしておきます。種がぬるっとするところはまだ果肉がついているので、丁寧にこそげ落とします。今日は一旦ここまで。
今後の手順とか
梅の実生は初めてですし、めちゃくちゃ硬い殻で覆われているので芽が出てくる気がしません。ネットでいろいろ調べてみても、「尖った方を上にして蒔く」「尖った方を下にして蒔く」「殻を割って中身だけ蒔く」「殻付きのまま蒔く」と、いろいろなやり方があってどれが正しいのかよく分かりません。いずれにしてもどの方法でも発芽するから皆さんそう書いているのでしょう。
自然界ではどうかと考えると、普通に地面に種が転がっている状態で発芽する訳ですから、あんまり深く考えてもしょうがないんじゃないかな、というのが結論。冬の寒さに当てる、というところだけは(これも自然界で普通の出来事です)やろうと思います。
ということで、4個は殻割り、1個は殻にヒビを入れた状態で殻ごと蒔く、という感じにしてみようかと思います。殻を割って中身を出したものは以前さくらんぼでやったように、濡れたキッチンペーパーに包んでジップロックに入れ、冷蔵庫で保存しようと思います。これで発芽、というか発根してくれたらそのまま土に蒔いてやればいいかな、と。中身だけそのまま土に蒔いてしまうことも考えているのですが、なんとなく傷んだり腐ったりしてしまいそうで、ちょっと躊躇してしまいます。
殻の割り方とかも難しそう。Youtubeではトンカチで割っている方がいましたが、中身まで潰してしまいそうでちょっと怖いです。最終的にはそうするかも知れませんが、ちょっとやり方を考えてみます。
うまいこといけば4〜5年?で花が咲いてくれるんじゃないかと思います。梅はとっても好きなのですが、盆栽で欲しいかと言われるとそれ程でもないかも(笑)。でも芽が出てくれたら嬉しいので、ちょっとがんばってみようかと思っています。
今後の工程もぼちぼちアップしていきます。
実際に蒔いてみました!
こちらもぜひご覧ください!
コメント