11月の終わりにいろいろな種を蒔いたのですが、その際沈まなかった種をまとめて水苔の中に蒔いておきました。大量の水苔を水に浸し、固めてビニール袋に入れたものを苗床にしたのです。ある種網伏せ的な効果を狙っています。沈まなかった種なので発芽率はかなり下がりますが、半分ダメ元で水苔の間に突っ込んでおいたのです。気付いたのは二週間ほど前です。
今回発芽したものは…
ここにはヤマモミジ、トウカエデ、イロハモミジ。その他にもいろいろ蒔いた気がしますが、忘れてしまいました。とにかく沈まなかった種をみんなここに突っ込んでおいたのです。
こんな感じで盆栽棚の下に突っ込んでおきました。口を縛ってあるので特に水やりもしていません。
緑色が見えたので一瞬「発芽したか!?」と思ったのですが、これは水苔が緑色になっただけでした。
…が!これは…?
急いで口を解いてみると、ありました!発芽していました!
だがしかし!ん〜…これはなんでしょう?双葉の形からしてモミジの類だろうという予想はつくのですが、何モミジなのか、はたまた楓なのか。もうちょっと経って本葉が出てこないと分かりませんが、苗床ではトウカエデが発芽してくれているので、これもトウカエデである可能性が高いです。
もしかしたら水苔の奥ではもっと発芽、ないし発根だけでもしているかもしれませんね。これはたまたま表面近くにあったので、陽が当たって暖まり、芽を出してくれたのかも知れません。
これは前の写真の一週間後くらいに撮った写真です。なんとなくですが、いい具合にねじくれているような気がします。
まだまだ小さいですが、いい具合にグネッてくれています。
こちらも真っ直ぐではなく、なんとなく曲がりがついています。水苔のおかげというよりは、たまたまビニール袋があって真っ直ぐ伸びられなかったんだろうと思いますが、結果的に網伏せ的に自然な曲がりが付いてくれそうです。
今後の管理
管理といっても灌水の必要すらないので、出来るだけ陽が当たるあったかい場所に置いておこうと思います。
あとは置く向き。この写真を撮ったあと、再度ビニール袋の口を縛っておいたのですが、置く位置を90度程横にしています。上側に発芽した芽が横に来るように置いたのです。こうやって置く向きを変えることで、さらにおかしな、しかし自然な曲がりを付けたいのですが、果たしてうまくいくでしょうか?
どれくらいの頻度で向きを変えたらいいのかは考え中なのですが、これからあったかくなってきたら(成長の様子を見ながら)週一回くらいのペースで向きを変えてみようかと思っています。
このビニールに入れた苔苗床に限らず網伏せもそうなのですが、針金で付けるのとはまた違った自然で複雑な曲がりが付く気がしています。こんな小さな芽から複雑な曲がりがつくのですから、後から針金でがんばってもなかなか再現出来ない形になるでしょう。
本葉が出てある程度大きくなったら朱泥鉢か何かに植え替えようと思いますが、枯らさないように気を付けて見ていきます。これからあったかくなると蒸れてしまう恐れもありますので。また楽しみが一つ増えました♪
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