宮様楓(ミヤサマカエデ)の軸切り挿し芽をしました!

唐楓 (トウカエデ)
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※この作業は4月1日から数日かけて行ったものです。発芽したミヤサマカエデの苗ですが、そこそこ大きくなってきたものもあるので、ぼちぼち軸切り挿し芽をすることにしました。昨年の苗が残念ながら全滅してしまったので、次こそは、とリベンジするのです!

発芽したミヤサマカエデ

4月1日時点でのミヤサマカエデです。

かなりの数発芽していますが、軸切り挿し芽出来るまで育ったものはそんなにないかも知れません。

中にはこんな風に枯れてしまうものも出てきました。元気なのを早いうちに挿してしまった方がよさそうです。

これくらい本葉が大きくなっていれば十分でしょうか。

では、軸切り挿し芽に移りましょうかね。

ミヤサマカエデの軸切り挿し芽の準備

まず最初に軸を切り、しっかり水を吸わせます。

外側の方から良さそうな苗を引き抜きます。中央付近はそのまま残して、ちょっとした寄せ植えのようにしたかったんです。

いつものように軸を1〜2センチ残してカミソリで切ります。

これをメネデールに浸けて、軸からしっかりと吸わせます。今回はメネデールの残りが少なかったということもあって、50倍の水溶液にしています。

同じように軸を切り、メネデールに浸けていきました。この時は6本だけ。成長に応じて順次追加していきます。

今回、メネデールには2時間ほど浸けました。1時間くらいつければ十分なんでしょうけれど、念の為ちょっと長めに。

メネデールに芽を浸け手いる間に、苗床の準備をしてしまいます。

苗床はこちら、去年も使った蓋付きのやつです。軽く洗ったんですが、まだ汚れてますね。まあいいか。

鉢底ネットを入れて、その上にゼオライト。

用土はプロトリーフさんの「盆栽の土」です。これ、小品盆栽用らしくかなり目が細かいので、挿し芽にも使えそうだったんです。

今回は6本だったんで6個だけ。まあ全部やっちゃってよかったんですけどね。

メネデールの残りを開いているところから注いでやります。上からかけると微塵が流されてしまうので、下から吸わせるという寸法。しばらく置いておくとじわっと水が上がってきます。

ミヤサマカエデの軸切り挿し芽

2時間ほど待ったらいよいよ軸切り挿し芽です。といっても全然難しいことはないんです。

しっかり吸水が済んでいることを確認。

発根促進剤のルートンも準備します。

細い針金で中央に穴を開けて…

芽の下の方にルートンを薄く付けて…

さっきの穴にそっと挿します。断面が傷つかないように気を付けました。この後、根元に霧吹きでたっぷり水をかけ、軸をしっかり固定。

これを繰り返すだけです。1日目は6本挿しました。

あとは蓋をして置いておくだけ。蓋があれば水もほとんどやらなくていいようです。

ミヤサマカエデの軸切り挿し芽はこんな感じ。あとは苗の成長具合に合わせて、空いているところにあと6本追加します。

【4/9】ミヤサマカエデ、軸切り挿し芽追加

このあと+3本、+3本と2回に分けて挿し芽を追加しました。2〜3日感覚でやったような気がします。

これが4月9日の状態です。ちょうど一番左側縦1列を挿した時の写真かな?右縦2列は最初に刺したやつです。

既に次の本葉が顔を出していますね。順調なようです。

これも最初に挿したやつ。本葉が見えてきていますね。

普段はこんな風に蓋をしていました。かなり強い風が吹くので、乾燥しすぎないようにするため。ただ、写真でも分かる通りかなり蒸れます。なので、風が弱い日はなるべく蓋を取って風通しを良くし、蒸散も促すようにします。

切らなかった方の苗なんですが、これが調子が悪いんですね。

真ん中あたりから(端っこもだけど)どんどん枯れて倒れちゃうんです。水を切らしたということはないのですが、かなり風が強かったせいなのかも?

このあとけっきょく全部枯れちゃいました。何が悪かったんだろう??

【5/2】今日のミヤサマカエデの軸切り挿し芽の様子

そして今日の様子がこちらです。

幸い、今のところ1本も枯れることなくいい具合に育っています。左側2列が最初に挿したやつです。

最初に挿したやつは2段目の本場が無事展開し、3段目が出てきてくれました。

ただ、蒸れてしまったせいか一部の葉っぱに病気のようなものが…?

こんな風に葉っぱに錆色のシミができ始めたものもあります。やっぱり湿度が高すぎるのもよろしくないようです。

これなんかは葉と葉の間隔が短いのでいいのですが、この大きさであれば徒長を気にする必要もないのかも知れませんね。下の方はぐるぐると曲げるつもりだし。

こっちは後から挿したやつですね。一番手前のは3週間ほど前に挿したものですが、ちゃんと2段目の葉っぱが出てきてくれています。

これも葉が痛んでいますが、病気というよりは風にやられて傷んだものなんじゃないかと思うんです。湿気を気にして蓋を外している時間が増えたので。

最初に挿したやつだけでなく、後から挿したものももう全部ちゃんと発根しているんじゃないかと思いますので、ぼちぼち液肥をやり始めましょうか。今年はトレーの底にちらっとでも根が見えたら即鉢上げしてしまおうと思っていますが、さすがにそれはまだです。といってもあったかい日が続いているので、後1〜2週間で鉢上げになるかも知れません。

今後の管理とか

当面はこのまま、週1〜2回トレーに水を足すのと、液肥(ハイポネックス)をじゃんじゃんやって力を付けてもらおうと思います。去年は失敗してしまったので、今年は早めに鉢上げ、その際に元肥となるマグアンプKをたくさん入れてやろうと思います。去年は徒長を恐れて元肥を入れなかったんですが、これは失敗なんだろうと。

とにかく今年は芽を充実させることだけを考え、針金だのなんだのはまた来年以降ですかね。今度こそうまいこと育って欲しいものです。

唐楓 (トウカエデ)
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