今年1月初めにミヤサマカエデの種を蒔き、軸切り挿し芽〜発根まで行ったものの結局うまく育たなかったミヤサマカエデ、今年も少しだけ挑戦してみようと思います。今回は軸切り挿し芽をトレイ1つ分、3×4で12本分あればいいので、まあ20個も蒔けばいいかな、と思いつつも…
ミヤサマカエデの種蒔き
近くの公園に去年鈴生りになっていたミヤサマカエデですが、今年は全然でした。裏作?っていうんでしたっけ、今年は少ない年みたい。ただ、隣に生えていたミヤサマの方は豊作だったので、そちらから少し頂いてきました。
沈まないのも含めて50個もあればいいかな、と思いつつ、気付けばけっこうな量。これの羽根をプチプチとちぎり、一晩水に浸けておきます。
なんだかんだで100個くらいあるかな?150?ちょっと取りすぎでしたかね。といっても本当に数千〜下手したら万単位でなっていたので、これくらいは許してもらえるでしょうか。
水を注いでよくかき混ぜ、全体に水を馴染ませます。最初の時点で沈んだのは6〜7個?ここで沈んだのはだいぶ優秀な子たちだと思うんですが、特に取り分けたりはしません。
翌朝の様子です。
こんな感じになりました。4〜50個は沈んでいるでしょうか。ぱっと見ですが、3割くらいしか沈んでいない気がします。まあこれだけあれば目的は達成できるでしょう。
まずは沈まなかった種を取り出しておきます。
先に鉢を準備。一番下に根腐れ防止剤のゼオライト、その上にプランテーションイワモトさんの盆栽混合土を入れていくのですが、今年は元肥としてマグアンプKを混ぜることにしました。用土を入れてマグアンプを2〜3つまみ入れ、指で軽く混ぜて馴染ませたらまた混合土を入れマグアンプを入れ、という作業を繰り返し、最後に混合土だけを敷き詰めて準備完了です。
今度は沈んだ方の種を水から上げ、キッチンペーパーで水気を切っておきます。濡れていると指やら何やらくっついてしまってやりずらいんです。
まず真ん中に30個くらい?固めて蒔きました。これは小さな林のように、あるいはそのまま育ったら癒着して株立ちにまで持っていけないかな?と思いこうしています。大きめのプラ鉢を使っているのはそういう理由もあってのことなんです。
残った種を周囲に少し隙間を開けつつ蒔いていきました。写真を見ながら数えたら、これだけで30個ありました。元々の意図としては軸切り挿し芽を狙って新芽12本が欲しいだけなので、軸切り挿し芽用にはまずこの周囲の種から生えてきた芽を使おうと思います。30個あれば12本は取れるんじゃないかな?と思ってます。
あとは上に用土を掛け、下から出てくる水が透明になるまでたっぷりと水を掛けておしまいです。軸切り挿し芽用の芽よりも真ん中に固めて蒔いた種の方が楽しみになってしまいました(笑)
さて、沈まなかった種なのですが、捨てるのもちょっと忍びない。何度かやった水苔の苗床も、思ったように曲がりがつく訳でもないのでNG。難しく考えず、普通にまとめて鉢に蒔いておくことにします。
ということでこちら。用土はさっきのと同じ、混合土にマグアンプKを混ぜたものです。2号の鉢にパンパンに蒔いています。というか、かなり重なっているところもあるんでしょうけれど、出てくるかどうかも分からないのでこんなもんでしょう。うまいこと発芽してくれたら、ここからも軸切り挿し芽用の芽が取れるでしょうし、たくさん生えてきてくれたらこちらも同じように林?株立ち?を目指してもいいかもです。
あとは一緒、用土を被せてたっぷり水をやって微塵を洗い流したらおしまいです。お疲れさまでした!
今後の管理とか
さすがに忘れないだろうけど、ラベルを刺しておきます。
来年の発芽〜軸切り挿し芽までは乾いたら水やり程度、発芽してしばらくしたら軸切り挿し芽と、今年やった手順そのままの予定。ただ、去年と変えようと思う手順としては、発芽後の施肥をしっかりやること。今年は徒長したら嫌だな、と思い、あんまり肥料をあげてなかったんですね。そのせいで途中で枯れてしまったような気もしているので、肥料を適宜与えていくつもりです。元肥も入れているし、ちょっとはマシになってくれればいいんですが。
あとは固めて蒔いたやつ。淘汰されてそんなに残らないんじゃないかと思っていますが、今回元肥も入れているので、もしかしたらうまいこといくかも?2年くらいそのままにして、焼き鳥の竹串くらいの太さになるまで手を付けないでおこうか?とかいろいろと妄想が捗ります。
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