【追記あり】唐楓(トウカエデ)に消毒薬(ベンレート水和剤)を散布しました

トウカエデにベントレートを散布する 唐楓 (トウカエデ)
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先日うどんこ病と黒星病らしきシミが発生してしまったトウカエデなのですが、コメントやFacebookで様々なアドバイスをいただきました。ようやく出張から帰って来れたので、アドバイスに従って早速消毒しました。使った薬剤はGFベンレート水和剤です。

今日のトウカエデの様子

今朝のトウカエデの様子です。ひどくなってからさらに1週間放置してしまったのでけっこう心配していたのですが…

こんな感じです。取り敢えず枯れてしまった、ということはなく安心しました。

気になっていた患部ですが、多少進行してはいるものの、それほど深刻な状態でもなさそうです。

でもやっぱりほっておくのもどうかと思います。やっぱり薬を撒かないとダメでしょうね。

新しく病気?になってる葉も散見されます。これは風にやられたという感じでもないし、やっぱり病気なんでしょう。

早速消毒薬を撒いていきます。

GFベンレート水和剤を散布

コメントやFacebookでいろいろアドバイスいただいたのですが、共通していたのは「GFベンレート水和剤」です。黒星病やうどんこ病に効果がある、とのこと。さらに、治療+予防効果もあるということなので、特に症状が出ていなくても予防的に撒いておいた方がよさそうです。来年からそうしましょうかね。

それがこちら。粉末を水に溶いて使うのですが、ちょうどいいサイズで助かります。

1包装2gのと0.5gのがありますが、大量に散布する訳ではないので0.5gの方を買いました。

ベンレートの希釈濃度なのですが、説明書を読むと500倍〜3000倍とかなり幅広いんです。説明書には様々な樹種が書いてありますが、当然トウカエデなんてある訳もなく。ネットを調べたりもしましたがよく分からなかったので、1000倍に希釈することにしました。

袋に書いてある説明には、展着剤を加えろ、とのこと。ダインも少々入れましょう。

1包装0.5gなので、500mlの水に溶かせば1000倍です。百均の霧吹きに溶かします。

百均で入手したピペットでダインを入れます。このピペット、百均の化粧品コーナーで扱っていました。化粧品とか香水とかを小分けにするためのものらしいのですが、かなりしっかりしているしそこそこ正確に測れるのでおすすめです。ダインは0.3mlを目指して入れましたが、これは1Lに対する量なので、ちょっと多すぎでした。

ダインを入れると少しだけ茶色くなりますね。この霧吹きも百均のですが、なかなか使えます。

これをシェイクしてよく混ぜます。ダインがそこに沈んでしまうので、よくよく混ぜました。

薬を撒く前に、こういうひどい葉の…

患部だけ切り落としました。他にも葉があるので葉柄から切ってしまってもよかったかも?再発するようなら葉柄から切っちゃおうと思い、取り敢えず残しています。

他の葉っぱも同様に、大丈夫っぽいところは残して黒くなっちゃったところを切り落としました。全体的に黒くなっちゃった葉は葉柄から切っちゃってます。切り口からも薬剤が染み込めばいいな、と期待しています。

薬を撒く前の状態です。あとはさっき作ったベンレート水溶液をひたすら吹きかけるだけ。

表面だけじゃなくて、葉っぱをめくって裏側にもしっかりと吹きかけました。

全体がビッチョリになるまでしっかりたっぷり吹きかけました。

ちょっとかけすぎな気もしますが、まあいいでしょう。

まだ薬が残っているので、モミジを挿したポットにも吹きかけておきます。

モミジの方はこんな状態。一番右の一列はミヤサマカエデです。

成長著しいのはこちら、ノムラモミジです。

軸切りをしていない方は調子が良くないのですが、こちら、軸切り挿し芽した2本は無事に根がついてくれたようです。

ヤマモミジの方もぼちぼち本葉が伸び始めてくれたようで、一安心です。(もちろん個体差がありまして、まだ新葉が出ていないものもあります)

ミヤサマカエデの方なんですが、微妙に調子が良くない気がします。やっぱり薬を撒いておいた方がいいでしょう。

先程のトウカエデと同様、葉の表面だけでなく裏面にもたっぷりと薬を撒きました。あと、トウカエデもそうですが、用土にもしっかりと薬を染み込ませておきました。意味があるかどうか分かりませんけど。

さらに残った薬は長寿梅やクサボケ、サルスベリ、紅梅等、葉が弱そうなのにたっぷり吹きかけて使い切りました。

これでカエデ類・モミジ類の消毒はおしまいです。お疲れさまでした!

今後の管理とか

今後1週間ほど様子を見て、もう一度ベンレートを撒いておこうと思います。

あとは蓋。この育苗ポットについている蓋は風除けとして使っていましたが、十分に発根していると思われますので、今後はもう蓋は使いません。暴風や台風の時は室内に取り込むことにします。また、天気のいい日はできるだけ日光に当てて成長を促そうと思いますが、最近日差しが急にキツくなってきているので、そろそろ遮光を考える時期ですかね。

今回Facebookや当ブログのコメントでいろいろなアドバイスを頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。またいろいろと相談をすると思いますが、引き続きよろしくお願いします!

【6/5追記】GFベンレート水和剤の濃度について

コメントでアドバイス頂いたのですが、その方は4000倍でやっているとのこと。今回の1000倍は濃すぎたようです。まだ出たばかりの小さな苗なので、それくらいの濃度でもいいかも知れません。少なくとも1000倍は濃すぎと思いますので、次回以降は2000〜4000倍程度に薄めて消毒するつもりです。

※4000倍 = 0.5g (一袋) x 水2L、2000倍 = 0.5g (一袋) x 水1L です。

唐楓 (トウカエデ)山もみじ (ヤマモミジ)
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コメント

  1. さとる より:

    GFベンレート水和剤買われたのですね、効果は一ヶ月続くでしょう。
    夏の雨上がり後など、定期的に散布し続けていればもう病気の類は心配いらないと思います。

    傷ついた最初の本葉は二番葉が育ってきたら切ることもできます。おそらく7月もすると育苗トレイからはみ出すくらい大きくなるので、いずれ選別して鉢上げする日もくるでしょう。
    葉っぱが三段四段と増えてきたら芽摘みして更に脇芽を促進する必要もありますが、トレイのままだと芽摘みも針金掛けもしづらいかも。
    植物は葉っぱが擦れあうのを嫌いますが、擦れあうから避けるために上へ伸びる性質もあってどの段階で鉢上げするかは悩みどころかと。トレイで寄せ合ってると曲がつきやすいので偶然を狙うのもいいかもしれませんね

    • ふうらい より:

      さとるさんおはようございます。
      また黒い斑点が出てきているのでちょっとどうなるか分かりませんが、薬ばっかり撒いているのもよくないのでしばらく様子見です。あんまり酷くなるようなら切ることも考えないといけないですね。二番葉、三番葉も出てきているのですが、成長はひと段落したようです。これから暑くなってくればまた伸びてくるんでしょうけれど、薬のせいじゃないかと心配になります。
      芽摘みはともかく(まだ細くて弱々しいので怖くて出来ません笑)、確かにこのままだと針金は掛けづらい気がします。どれくらい太くなるかにもよりますが、来春鉢上げ、来年秋に針金でもいいかな、と思っています。そんなに太るとも思えないので。それとも細いうちに大きく曲げちゃった方がいいですかね?
      うまいこと面白い曲がりがついてくれればいいんですが、うちの子たちはどうも素直なようで(笑)、ひたすら真っ直ぐ上に伸びています。これから葉が茂ってくればどうなるか分かりませんが。モミジの方はいくつかクネり始めたのがあるので、ちょっと期待しています。
      またちょいちょい様子見に来てください♪

      • さとる より:

        葉に黒い点が出ているのはトウカエデのトレイだけですか? モミジ類の画像を見たところ被害は少ないですね。春先のトウカエデはとにかく病気にかかりやすい印象。
        今年はウリカエデのタネを100個撒いて7割発芽しましたが今ではたったの2鉢しか生存していません。過去にトウカエデの完成木を3鉢育てましたが、全部春に首垂細菌病で廃棄しています。「トウカエデ 首垂細菌病」で検索するといろいろ情報出てきますのでご参考まで。いずれにしても何らかの細菌病だと思います。

        薬害に関しては、濃度を守って希釈したGFベンレート水和剤であれば問題ないでしょう。もし追加でもう1本ローテーションで薬剤使いたい場合は「GFワイドヒッター顆粒水和剤」を検討してみてください。
        知人から「首垂細菌病と思っていたら疫病かもしれない」とこの春に報告受けました。「GFワイドヒッター顆粒水和剤」を使って治ったと聞いています。(黒星病は同じ薬剤だと耐性がついてしまうので。)

        被害が深刻であれば、一番大きく成長している1・2本だけ選んで鉢上げすることをおすすめします。その際、肥料は入れないで根っこが育ちやすいように赤玉少なめ(桐生砂と軽石を多めの配合)がいいでしょう。赤玉は水持ちがいいのですが、泥になりやすくて根の成長が鈍化します。弱ってる苗木の場合、肥料分が多いと成長が阻害されるので。

        モミジは一年目から曲げることもできますが、針金で曲付けるのは鉢上げしてからですね。トレイの中で避け合うと自然な曲もつきますし。いまは健康的に育てることがベストですね。

        • ふうらい より:

          さとるさん、おはようございます。
          そうなんです、黒い斑点が出ているのはトウカエデのトレイだけです。もうひとつのモミジのトレイにもミヤサマカエデを挿しているのですが、こちらは比較的マシですね。
          勝手なイメージで、トウカエデはもっと丈夫なものと思っていましたが、意外に繊細ですねぇ。出来るだけ室外で風に当てるようにしています。先日薄めのハイポネックスをやったおかげか、新しい葉も出てきてくれていますが、まだまだ油断できません。
          一旦ベンレートで様子を見ていますが、1000倍では濃すぎでしょうか?2000倍で様子を見ようかとも思ったのですが、あんまり薄くてもなぁ、と思い濃いめにしてみましたが、葉の表面が赤っぽくなってきてしまいました。次の葉が出てきているので大丈夫な気もしますが、ちょっと心配ではあります。
          やっぱりいいのだけ選んで鉢上げしてしまった方がいいでしょうかね?植え替えは根を切らなければ大体いつでも出来る、と思っているのですが、するとしたら本格的に暑くなる前のほうがいいんでしょうか?まだ勇気が出ませんが(笑)、全部ではなくとも何本かやってみようかなぁ?

          • さとる より:

            うちの棚には苗木から成木まであるのですが、全部同じ希釈倍率のベンレート使っています。2Lのペットボトルに0.5gの梱包を入れて散布していますので希釈倍率は4,000倍ですかね。春は雨上がりに散布していましたが、それでもまだ半分以上残ってます。500mlの1000倍だとおそらく農薬の総使用回数に影響するかなと。生まれたばかりの苗木には負担かもしれません。
            いまのところ薬害はないのですが、殺虫剤だけは気をつけた方がいいかもしれません。濃いめに希釈したマラソン乳剤を寝ぼけて葉っぱにかけたら翌日1枚だけ枯れてました(それでも木には影響なし)。

            鉢上げに関しては私なら全部1号の素焼き鉢に上げます。その際に発根量のチェックも兼ねて仮に成長不足なら挿し床に戻すか、もしくは廃棄です。発育状態にもよりますが、夏の終わりに大きくなったのを選んで更に1サイズ上の2号に鉢上げします。実生1年目は年に2回鉢上げすることになりますね。今月中にも鉢上げして個別管理されることをオススメします。気温が暑くなると重なった葉っぱで蒸れてすぐ弱ってしまうので。

            鉢上げした後は、肥料と針金かけには気をつけた方がいいですよ。化学肥料は苗木の根っこが嫌がり、針金かけは細過ぎて茎にダメージがかかって折れます。その代わり、芽摘みを頻繁にやって葉数増やした方がいいです。個別に管理すればハサミも入れすやくなって、結果的に葉が増えれば根っこも伸びます。

            去年は苗木に化学肥料やり過ぎていっぱい失敗しました。肥料を足すのであればまだ有機肥料(虫が来ないのも売ってます)の方がいいですよ。(私は木酢液と有機石灰と活力剤やってます。)

          • ふうらい より:

            さとるさん、おはようございます。
            4000倍ですか!だいぶ薄めですね。でも今になって思えば、まだ芽が出たばっかりで全体的に弱いし、浸透もしやすいだろうから、それくらいで十分だったのかも知れません。次消毒するときはそれくらい薄めでやってみることにします。
            鉢上げですが、2本生えてる1ブロックだけやってみようかと思います。既に底から根が出てきているので、根張りは十分と思います。
            肥料ですが、植え替えの際にマグアンプだけ少々入れて、あとはほったらかしにしようと思ってます。有機肥料で虫が寄ってこないのってありますか?「虫が湧きにくい」っていうのはありましたが(名前忘れました)、やっぱり湧きました(笑)。教えていただいた有機石灰、たまごの殻で簡単に作れるんですね。それをやってみようかと思います。
            針金は太り具合を見ながらですが、やっぱり来年ですかね?それか、今年秋、葉が落ちた頃?
            芽摘みなんですが、こんな小さな苗木でやっちゃっていいもんなんでしょうか?まだ枝の一本も出てきてないので(芽摘み、というか摘心してないからかも知れませんが)、まずはもう少し上に伸ばしてしっかり太らせてから、と思っているのですが、タイミングがよく分からず、、、また教えてください!