残っていた宮様楓(ミヤサマカエデ)を鉢上げしました。またまた石付き盆栽に挑戦!

ミヤサマカエデを石に合わせる 唐楓 (トウカエデ)
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なかなか作業が進まないモミジ・カエデの鉢上げですが、とりあえず残っていたミヤサマカエデを鉢上げしてしまうことにしました。石付きはいくつかやっているのでもういいか、と思っていたのですが、根の形がイマイチだったものをやっぱり石に付けてしまいました。

ミヤサマカエデを育苗ポットから取り出す

今日鉢上げするミヤサマカエデです。

イロハモミジの軸切り挿し芽の育苗ポットに間借りしています。

葉先から焼けまくっていてあんまり調子はよろしくないようです。

走り根だけは立派です。これだけ発根していればまあ植え替えても大丈夫と思います。

まず1本目。ポットの下から竹串で持ち上げて、スポッと抜けました。

用土を落としました。太根は3本しか出ていないし、一本は下向きに生えちゃってます。

とりあえずメネデール100倍液に浸けておきます。

2本目。用土が崩れちゃいました。

根っこはこんな感じ。走り根だけは立派なんですが、しょぼしょぼです。

これじゃあどうしようもねぇなあ、って感じです。

3本目。これも崩れちゃいました。

太根は3本。2本+1本って感じなので、目に付いた石に付けてみます。いい感じなようです。これは石付きでいきましょうかね。

1時間ほどメネデールに浸けて、水を吸わせました。多少なりとも勢いをつけておいて欲しかったのです。

ミヤサマカエデの石付き盆栽の作り方

1時間待ったあと、早速鉢上げです。まずは石付きの方からやっちゃいます。

根の状態はこんな感じ。手前に2本、奥に1本って感じですね。石の表に2本、裏に1本でどうでしょうか。

石はさっきのこれ。

裏はこんな感じ。

こんな風に合わせたらいいかな、と。表と裏です。

根をしっかり石に沿って這わせたくて、配合用土を乗せて…

ラフィアで押さえつけます。これである程度根が石に沿ってくれるはず。

ぐるっと巻いて…

ラフィアと根の間に用土を詰め込み、根を石に押し付けます。

ピッタリ貼り付くまではいきませんが、用土で根を押さえつけます。

こっちの根は平たい石の表面に沿わせるので、何もせずラフィアで押さえつけるだけ。

裏側も同様に。根とラフィアの間にピンセットで用土を押し込み、根をできるだけ石に沿わせます。

表側です。用土を根の上に盛って…

ラフィアで押さえつけ、根を石に沿わせます。

残った根の処理。根の形、石の形をみて、自然に石に絡みつくように配置しました。

裏側も、出来るだけ石の溝の奥に根を押し込むために用土を乗せています。このあとラフィアでぎゅっと締めて根を押し込むのです。

これは表側最後。とにかく用土を乗せて根を石に押し付けます。

最後はこの辺でひと縛り。これで植え付け準備は完了です。

途中、根が乾くのを防ぐために、何度か霧吹きで水を補給しています。霧吹きで湿らせることで、用土が落ちずにくっついていてくれたり、細根が石にへばりついてくれたりもしますので、けっこうポイントかもしれません。

鉢には根腐れ防止剤のゼオライト、その上に薄く配合用土を敷いておきました。ちょっと悩んだんですが、根は一切切らずにそのままでいくことにします。

根の位置を爪楊枝でちょっと整えまして…

用土を入れていきます。

ラフィアの隙間にも用土を流し込んでみました。

上の方にも用土を流し込み、出来るだけ根の露出を少なくします。

たっぷり水をかけて微塵を洗い流しました。

てっぺんの用土が少し流れちゃったので、ピンセットで数粒追加。これくらいなら大丈夫でしょう。

これくらいでいいかな?一旦これで様子を見ることにします。

ミヤサマカエデの石付きはこれでおしまいです。残った2本を鉢上げします。

ミヤサマカエデ2本の鉢上げ〜双幹にしてみます

残った2本なんですが、どちらも発根がイマイチなので、これを組み合わせて双幹にしてみようと思います。

どちらも三方にしか根が出ていないので、根が出ていない部分を合わせてみます。

左側に出ている根は下に向かって生えているので、八方根にはならなそうですが、一応こんな感じで。

今回はいつもの木綿糸ではなく、ラフィアを細く裂いて使うことにしました。ラフィアは土の中にいれば2〜3ヶ月でボロボロになることが分かったんですが、木綿糸は思ったより長期間保ってしまうので、ラフィアを使うことにしました。とりあえず根が張ってくれるまでの短期間だけ位置を固定してくれればいいのです。

根元のところだけ縛っています。これで植え付けて根が張ってくれれば、ラフィアはボロボロになって切れてくれた方がいいんです。

根を半分くらいに減らしました。本当はもっと減らした方がいいんでしょうけど、怖くて出来なかった(笑)。これで細根がたくさん出てくれてたら、次回植え替えの時にもう少し減らして薄鉢に入れられるようにします。

あとはいつも通り植え付けて、たっぷり水をやって微塵を流しておしまいです。このままではどうにも格好がつかないので、折を見て針金で形を作ろうと思います。これは夫婦楓でやりたいのですが、右か左に流す感じで作ろうと思ってます。

ミヤサマカエデは「座」が出来やすいようなので、たった2本であっても座が出来てくれるようならありがたい。成長度合いにもよりますが、もしいい感じであれば来年一工夫してやることも考えています。

これでミヤサマカエデの鉢上げはおしまい。あとはイロハモミジですね。これも早めに鉢上げしてしまいたいところです。

今後の管理とか

当面は日と風が当たらないところに置いておいて、根が落ち着くのを待ちます。

うまいこと根がついてくれたら、来年どちらも針金を掛けてそこそこ形を作ってしまいたいところ。まずは2〜3週間待ってから施肥ですかねぇ。ちょうどめちゃ暑い時期なので、それはもうちょっと待ちましょうか。

気付いてみればちゃんとした一本だけのミヤサマカエデを作りませんでした。もう鉢を増やすつもりはないんですが、来年、もしかしたらトウカエデ・ミヤサマカエデは少しやるかもしれません。

まずはこのまま、しっかり落ち着いてくれるのを祈るばかりです。

唐楓 (トウカエデ)
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