黒松(クロマツ)の針金を外しました

黒松 (クロマツ)
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今年の早春に鉢上げ、4/3に針金を掛けた黒松。初めての試みでラフィアを巻いて針金を掛けてみました。ちょうど3ヶ月経ったので針金を外してみることにしました。まだ早すぎてきちんと曲が付いていないような気もするのですが、針金傷を避けたかったので外しちゃいます。

※これまで「三河黒松」と書いていましたが、おそらく普通の黒松ではないかと思います。なのでこれからはただ「黒松」と表記します。

針金の前に、二番芽を見てみる

この黒松たち、6/19に芽切りをしています。針金を外す前にまず芽切り後の様子を見てみます。

まずは一番目立つこの二本松から。

ひと目でわかる…

二番芽です。よしよし、これはもう大丈夫かな。

もう一本の方はぜんぜんです。もうちょっと待ってみましょうか。そのうち生えてきてくれるはず。

続いて三本松。こちらはさっきのような”ひと目でわかる”二番芽は出ていません。

なのですが、よーく見ると…

本葉の間に芽が吹いてきています。

こんな風に二番芽が出てくるパターンもあるんですね。

これは確か反対側かな?

こういう風に芽が出ているのは三本松では一本だけでしたが、他のもそのうち生えてきてくれるんじゃないかと期待しています。

最後に一本松。一番期待しているやつなんですが…

特に変化はありませんでした。

葉の付け根ギリギリ過ぎましたかねぇ、切る位置。

もっと下の方、托葉の付け根あたりになんとなく芽のようなものが見えるんですが、これが伸びてきてくれるのかしら?

本葉が出るだけじゃなく、枝が伸びて来てくれたら嬉しいんですけどね。

この写真を見て気付いたのですが、軸が太り始めて表皮が割れてきていますね。これは早いとこ針金を外さないといけないんじゃないかな?

黒松の針金を外す

ということで、早速針金を外していきます。

まずはこの二本松から。刺してあるバイオは一旦外しておきます。

使うのはこういう「片刃」のニッパー。これは盆栽用ではないのですが、今回は特別に登場です。

上の方からプチプチときってきます。幹を傷つけないように気を付けるのですが、一発でパチンと切ってしまいたいのでなかなか難しい。

切っていきます。この時点ではまあまあ形がついている感じ。もっと戻るかと思っていたのですが、大丈夫かも?

2本とも、一旦針金を外しました。続いてラフィアも取っちゃいます。

ぐるぐると外していきます。長いままだと邪魔くさいので、途中で切りながら。

ラフィア取れました〜!葉っぱを落とさないように結構気を使いました。同様にもう一本もラフィアを外します。さて針金痕はどうでしょう?

最初の方はこんな感じ。多少針金?ラフィア?の痕がついていますが、これくらいならまあいいか?

もう一本の方、左側なんですが…

針金痕ではなく、ラフィアの痕が付いちゃってます。

緩いですが一応曲は付いているので、しばらくこれでおいときましょうかね。

続いて三本松。やり方は一緒でまず針金を外し、ラフィアを解いていきます。

針金を外しました。8〜9割は曲が付いているんじゃないかと思います。ちょっと戻っちゃったし、しばらくするともう少し元に戻ろうとするかも知れませんが、まあこんなもんでしょう。

続いてラフィアも外していきます。

針金の痕、ラフィアの痕とも付いていますね。これくらいなら消えると思いますが、針金もラフィアもこのタイミングで外してよかったかも。

僅かですが針金・ラフィアの痕がついています。これくらいならちょっと太って表皮が割れてくればすぐに分からなくなるし、針金の食い込み傷と違ってそこそこ景色になってくれるような気もするんです。

三本松の針金外し終了。いつものことですが、針金を外すと細くなっちゃいますね。ひょろひょろだし緩い曲なのですが、これ、もうちょっと太って軸の表皮が割れてきたらそれなりに見れるようになるんじゃないかと思うんです。特に一番手前の一本。思い切り倒した文人、みたいにできそうな気がしています。

さて、残りの一本松もやっちゃいましょう。

これは結構いい感じになってるんじゃないかと期待してるんですけどね。

この辺ラフィアがややこしい感じになっていたので、針金を少し切ってラフィアを切って、というのを繰り返しました。

この辺まで来たら針金を先にプチプチと切っていきます。

根元の方まで来ましたが、えらい深いところまで針金が巻いてあるな…

一旦用土を少し減らして作業続行…

えらい下の方までぐるぐると針金が巻いてあります。こんな風にやったんだっけな?

なんか根っこが出て来ました。後で根を生かそうと斜めに植えたのかも?次の植え替えの時にはこの根が露出するようにしてやりましょう。

なんか白い粉?カビ?見たいのがありました。これもしかして共生菌?菌根菌?なんじゃないかな?だとしたらいい具合に育ってくれているみたいですね。

どうにかこうにか下の方の針金とラフィアも外しました。なんか一番下の立ち上がりの緩い曲が気に入らないです。これはまた次の機会に針金掛けてやりましょう。

曲はまずまず、9割がたついているみたいなんで、一旦これでいきます。ちょっとこう、なんかね、、思ってたんと違う、っていうのが正直な感想です。これから太って表皮も割れてきたらまた違ってくるのかも知れないですけどね。

まあ、どれもまずまず曲がついてくれたのはよかったかも。

実生黒松1年生の針金掛け、3ヶ月掛けておけば8割方曲が付きます。

今後の管理とか

しばらくこのまま育てて行こうかと思います。これからどんどん太ってくれる時期なので(ですよね?)、肥料をしっかりたっぷり与えてしっかり太ってもらいます。出来れば枝が何本か欲しいんですが、それは黒松たちのご機嫌次第ですかねぇ。これから地獄のように暑い夏を越えてもらわないといけないので、しっかり樹勢をつけてもらわないといけないですね。

あと、秋くらい?にもう一度針金を掛けなおしたいと思っているのですが、時期的にそれが正しいのかちょっと迷っています。これからの太り具合にもよりますが、来春の方がいいのかな?

ラフィアなんですが、正直あんまり巻く意義を感じられませんでした。針金の痕は付くところには付いていたし、ラフィアがあるから傷が付きにくい、ということでもないようです。多少は軸の避け・折れ防止にはなるのかも知れませんが。むしろラフィアの痕が付いてしまったりするので、今後使うかどうかは一考の余地ありですかね。

今年軸切り挿し芽した黒松がまあまあの数あるっちゃあるんですが、この子たちもかっこよく仕上げたいんです。

黒松 (クロマツ)
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