先日用土を追加で購入したのですが、送料がもったいないのでついうっかりと、一緒に三河黒松の種子を買ってしまいました。
もう盆栽は増やさない、と決めていたのですが、出来心って怖いですね!
黒松の実生、種のまき方
下準備
とーっても、簡単です。前の日の晩に水に浸け、用土に蒔くだけ。
こんな風に水に浸けときます。沈んだ種が発芽するもの。沈まなかった種は残念ながらおそらく発芽しないもの、です。でも、沈んだから必ず発芽するという保証があるわけでもなし、沈まなかったら絶対発芽しない、とも限らないようなので、基本全部蒔きます。
んん〜、今年はいまいち成績が良くないようです。全部で40〜50個入っていたのですが、半分強しか沈みませんでした。ちゃんと数えてはいませんが。
用土の準備
用土はいつもの配合用土(ミニ盆栽用)、先日赤松を植え替えた際に出来たスペースを使います。入れ物はカップ焼きそばのカップです。
黒松の種を蒔く
ここに先ほどの一晩水に浸けた種を蒔いていくのですが、その前に…
沈まなかった種だけ選り分けておきました。
こちらは沈んだ種。濡れていると手にくっついて作業しづらいため、キッチンペーパーに水を吸わせて乾かします。
太めの竹串で穴を開け、そこに種を蒔いていきました。スペースの都合にもよりますが、2cm間隔くらいかな?今の段階ではあんまり気にする必要はないです。
昨年春に蒔いた五葉松の種が出てきました。全く発芽する気配がありませんが、これも埋め戻しておきます。
スペースがなかったので、沈まなかった種は隅っこに溝を掘って、そこにまとめて蒔いておきました。芽が出てきたら儲け物、程度の期待値です。
最後にたっぷり水をかけて終了です。お疲れさまでした!
今後の管理
陽のよく当たる明るいところにおき、用土が乾かないように水をやります。今の季節なら1日〜2日に1回程度でいいと思うのですが、うちのようにアパートのベランダだと意外に風が通ります。日光でも土は乾くのですが、風の方が要注意です。出来るだけ頻繁に様子を見て、ちょっとでも乾いてきたと感じたら水をやるようにします。
昨年の赤松の育ちがいまいち悪い、ということもあって、あえてもう一度黒松を蒔いたわけですが、今年は発芽したもの全部、軸切り挿し芽をしようと思っています。
赤松に比べて黒松の方が育てやすいと思います。今が種蒔きの時期です。一緒に育ててみませんか?
コメント
いつが蒔き時なのかと検索しててこのページに来たのですが
今が種蒔きの時期です
とか言われてるけど日付の記載がないような……
こんにちは、コメントありがとうございます。
この記事は3月9日ですね。日付はトップの写真の少し下、SNSとかのリンクの下に出ているのですが、おっしゃる通り分かりにくいですね…
蒔き期は地域によっても違いますし、その年の天候でも多少変わってくるかもですが、そんなにきっちりしたものでもないです。
基本は採り蒔き(種を採取したらすぐに蒔いちゃう)が一番自然に近く、おそらく発芽率も高いです。それか、2月〜3月くらいだったらだいたいオッケーと思います。黒松もそうです。
大事なのは冬の寒さを経験させることなので、蒔いたあと発芽しなくても、次の年に生えてくる可能性があります。モノによっては2年後に出てくることもあります。
黒松、もし種子を入手出来たのであれば、ぜひ蒔いてみてください!