ひと月ほど前、カップラーメンのカップから鉢上げしたお気に入りの黒松のうち、一本が元気がなくなってしまいました。葉も細く、色も淡くなってきてしまっていることに朝気づき、1日考えて夜作業をしてみました。復活は難しいかな…
枯れ始めた状態
以下の写真は後で撮ったものですので、既に作業後の写真です。
これは翌朝撮った写真。茶色く枯れているのは前年葉をちゃんと取っていないだけなので今回の件とは関係ないです。緑の葉がやっぱりなんとなく薄く、痩せてきてしまっています。色も悪い。写真は先端を切り落とした後です。
原因と対応策
原因
きちんと根付かなかったんだろうというのは想像出来るのですが、特に根を短く切った訳でもないのでなんでだろう?植え方が悪かったのか?といろいろ考えた結果…
表面に苔を貼る際、表面にピートモスを薄く敷いたのですが、これのせいで用土の中にきちんと空気が入らず、根が窒息した状態になっているのではないか?という仮説を立てました。これに沿って対応策を考えます。
対応策
対応は2つ。
- 表面の苔・ピートモスを取り、空気が入るようにする
- 根が弱っているので十分な吸水が出来ないはず。なので先の方の葉が多い部分を切落とす
平日だったので仕事の後急いで帰り、真っ暗の中作業しました。
真っ暗な中フラッシュを焚いたので非常にわかりにくいですが、作業前です。
まずは表面の苔とピートモスを…
指で外します。下のピートモスごときれいに外れましたので、かなりしっかり蓋がされていたんじゃないかと思います。苔はいい具合に育っているので、再利用出来るようにザルの上に置いておくことにしました。
まだピートモスが残っていますが、用土が露出してくれました。これだったら空気が入る隙間は十分あるはず。続いて上の方を切り落とします。
この状態になっているのを…
この位置で切りました。葉がなくなってしまうのも問題なので、これくらいかな、と。いつもならこんな作業はかなり躊躇するはずなのですが、今回は半分諦めです。どうせ枯れちゃうんだろうから出来ることをやろう、という気持ち。
最終的にこんな感じになりました。この後何度もバケツの水に浸ける上げるを繰り返し、用土の隙間の空気を入れ替えました。きちんと入れ替わっているのかどうかは分かりませんが…
その後の状態
上記作業をしたのが4月10日の夕方。本日13日はどうなっているでしょうか?
状況は特に変わっていません。まあ1日2日で大きく改善するとは思っていませんが。
特になんの処理もしていませんでしたので、切り口は痩せてきています。本来なら松ヤニなどが出てくるはずなのですが、それもなかったようなので、やっぱり枯れてきているんだろうと思います。
この辺から下(写真では右側)、白くなっている部分はまだなんとか保ってくれている感じですが。どうでしょうか。ここは1年目に伸びたところです。
ん〜、難しいですかね?白い部分は頑張ってくれている気がするんですが…
ここは2年目に伸びたところ。明らかにやせ細っています。ここから上には水が供給されていないのでしょう。
写真は撮っていないのですが、この後鉢ごと・松ごと1時間ほどバケツの水に浸けておきました。水に入れた瞬間表面に残っていたピートモスがたくさん水に浮きましたので、用土の表面がだいぶきれいになったのではないかと思います。水から上げた後、先端の切り口のところにトップジンも塗っておきました。本当は切った直後が良かったんでしょうけれど、忘れていました。どぶ漬けは最終手段ですが、葉や茎、それと先端の切り口からも多少は水分を吸ってくれるのではないかと淡い期待を抱いています。
今後の管理
とりあえず直射日光がほとんど当たらない下の棚に移し、鉢ごとバケツの水に浸けるという吸水方法でしばらく様子をみようかと思います。あったかくなってきているので、もしかしたら芽当たりが出てきてくれるかも知れません。9割方枯れちゃうだろうと思っていますが、ワンチャン期待しています。
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