唐楓(トウカエデ)の軸切り挿し芽をしました!

軸切り挿し芽にペットボトルで蓋をする 唐楓 (トウカエデ)
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先週の話です。1月下旬に蒔いて3月末には発芽していたトウカエデですが、そろそろ本葉が固まってきたので軸切り挿し芽をすることにしました。新しく出てきた芽が風でどんどん倒れてしまうので、元気なやつをペットボトルで保護したかった、ということもあります。

【4/18】トウカエデの様子

軸切り挿し芽をするトウカエデの様子です。今回は御楓と御紅葉も一緒に軸切り挿し芽しました。

ピンボケですが… 出たばっかりの小さいやつがだいぶ枯れてしまっています。水はしっかりやっているつもりなのですが、風が強くて予想以上に乾燥してしまっているのでしょうか。大きくなったやつだけでも軸切りしてしまいましょう。

まだ完全に開き切っていないような気もするのですが、本葉の状態はこんな感じ。

新しく出てきた芽はこんな風に枯れてしまいます。暑すぎたかな?

では早速軸切り挿し芽をしていきましょう。

トウカエデの軸切り挿し芽

トウカエデだから、と特に変わったこともなく、いつもと同じやり方です。

挿し穂の準備

まずは挿し穂の準備から。

まずこれくらいのを根本からそっと抜きました。こちらは御楓。出どころをはっきりさせておくために「御楓」なんてたいそうな名前をつけていますが、ただのトウカエデです。

とりあえず御楓は2本だけ。

そのあと御紅葉も何本か抜きました。確か5本だったかな?

これくらい。御楓と御紅葉は分かるように鉢を分けます。

まずは御楓なんですが、2本しかないので木綿糸で縛って挿すことにしました。少しでも軸が太くなって動きづらくなるかな、というのが理由ですが、うまいこと2本とも発根して「夫婦楓」になったらいいかも?という目論見もあります。

まずはこんな感じで双葉の位置を合わせます。双葉から上の長さに違いがあるので…

いい具合に本葉がずれてくれました。

これをいつものように木綿糸で縛ります。

慌てていたのでかなり雑ですが、まあ留まってるからよしとします。

軸を切り落としました。気持ち長めに残しています。

メネデールに1時間ほど浸けておくのもいつもの通り。ちゃんと断面がメネデールに浸かっていることがポイントです。

御紅葉も同じように縛り…

同じように軸を落として…

メネデールに浸けておきました。

こちらは普通のトウカエデ。さっきの御楓のように尖った葉性のものと、これのように丸っこい葉性のものとあります。個人的にはこういう丸い葉性の方が好きかも。

こちらも軸を落として…

メネデールに浸けておきました。普通のトウカエデはまとめずにそのまま挿すことにしました。

挿し穂を用土に挿す

待っている間に鉢を準備しておきます。やり方はこちらと同様。

まずは御紅葉の株立ち仕立てから。前回同様、下穴は開けておきます。

まずたっぷりとルートンをつけます。木綿糸にも染み込ませ、軸と軸の間にも流れ込むようにしてみました。

下穴にゆっくりと差し込みます。

これくらいの深さで止まったので、これ以上は差し込みませんでした。

御楓の方にもたっぷりとルートンをつけて…

空いているスペースに挿しました。もちろん下穴は開けています。このあとバケツの水にゆっくり浸けて、用土を締めておきました。

右下に刺さっているのはサルスベリの芽。風で倒れてしまったものですが、まだ元気そうだったのでついでに挿しています。まあ枯れてもしょうがないかな、とダメ元ではありますが。

続いて普通のトウカエデも挿していきます。スペースの関係でこちらは小さい朱泥鉢です。

軸が細いので1mmの針金で下穴を開けました。

同様にルートンをつけます。さっきのと同様、軸の方にもしっかりつけておきました。

双葉まで挿しました。

同様に他のも挿しました。全部挿したらこちらもバケツの水に浸けて用土を締めておきます。葉にルートンがついちゃいましたが、あとで霧吹きで洗い流しておきましょう。

これでトウカエデ(とヤマモミジ)の軸切り挿し芽はおしまいです。お疲れさまでした!

今後の管理とか

しばらくの間はあんまり直射日光と風が当たらない明るいところにおいて置くのがいいと思うのですが、うちはとにかく風がひどいのでやっぱりペットボトル必須。

御紅葉と御楓は右奥です。もうひとつペットボトルを連結し、L字型になりました。こうやってみるとけっこう陽が当たりますが、まだ大丈夫かな?右手前は2週間前に挿したヤマモミジの株立ちです。

トウカエデもこんな風にペットボトルを被せておきました。この鉢、500mlのペットがちょうどいいのでそれも気に入っています。

こっちも思ったより陽が当たりますねぇ。まあ一日中こんな風に陽が差すわけではなく、この状態なのは天気のいい午後だけなので、しばらくはこれでいいかも知れません。梅雨〜本格的な夏が始まったらまた遮光を考えないといけないかも知れませんが。

全部、なんて贅沢は言いませんが、せめて2〜3本は根が出て欲しいものです。全滅してしまった時のためにトウカエデもヤマモミジも何本かずつ軸切りしないで残します。そっちは針金で形つけたあとに適当なところで取り木するつもりです。

トウカエデもヤマモミジも軸切り挿し芽は成功しやすいと思うので、ぜひ挑戦してみてください!

唐楓 (トウカエデ)
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