エゴノキの実生盆栽、水苔を外しました

水苔を外したエゴノキの実生苗 野茉莉 (エゴノキ)
当ページの一部リンクには広告が含まれています。
Facebookはじめました!

昨年秋に取り蒔きし、3月半ばに発芽し始めたエゴノキですが、教科書にあるように一度引き抜いて鉢の上に寝かせ、根が下に向かって伸びていく事で自然な曲がりを付けてみようと2本程やってみました。ただ根が露出しているのはよろしくないだろうと、根先には用土を被せ、その上から湿った水苔を掛けておいたのですが、さて、どうなっているでしょうか。

実生エゴノキの現状(発芽後約3週間)

まずは現状を見てみましょう。

現状はこんな感じ。右側の新芽がかなり大きくなって来ました。にょろっと立ち上がっているのとその奥に見える2本が、一度引っこ抜いて植え直した?ものです。

一本はかなり立ち上がり、もう一本も首が持ち上がって来ています。根がしっかり土中にまで伸びているようなので、水苔を外してしまいます。

実生エゴノキの水苔を外す

水苔と一緒にエゴノキを引っこ抜いてしまわないよう、気を付けながら水苔を外していきますが…

大きく持ち上がっていた1本、コロンと転がってしまいました。見てみると根が全然伸びておらず、萎びて枯れてしまっています。これはちょっとダメですかねぇ…

さらに水苔を剥がしました。もう1本の方は大丈夫なようです。手前にも別の芽が出て来ていますね。多少自然な曲がりが付いてはいるものの、それほど大きな曲がりという訳でもありません。これから成長していくにつれ真っ直ぐになってしまうかも知れませんね。針金は必須のようです。

具合は良さそうなのですが、根が用土の上に伸び始めています。ほっておいたら枯れてしまいますが、それでも多分大丈夫なはず。

とはいえせっかく出て来てくれた貴重な根ですので、周りの用土を盛り上げて土中に埋めておきました。用土を薄く掛けただけなので枯れてしまうかもしれませんが、まあがんばってくれるんじゃないかな?

実生エゴノキの軸切り挿し芽

根が枯れてしまったエゴノキなのですが、軸もまだしっかりしているので、ダメ元で軸切り挿し芽をしてみることにしました。

一年ぶりくらいの軸切り挿し芽です。新しいよく切れるカミソリで根の上くらいをスパッと切り落とします。カミソリは百均で購入したもの。これで十分です。

これくらいの位置で切りました。軸と根の間くらいですね。

これをメネデールに浸けておきます。頂いたコメントでは24時間≒約1日くらい付けると良い、とのことだったのですが、あまり時間がなく4時間?くらいで挿してしまいました。あ、写真ではほぼ全体が沈んでいますが、途中で立てかけて、頭の方は水の上に出してありました。

ここから先は写真がないのですが…

断面とその上、白いところにたっぷりとルートンを塗り込み、さっきの鉢の真ん中に深い穴を開けて挿しました。ルートンは少しの水で練ってゆるいペースト状にしてから塗り込んでいます。挿したら周囲の用土を指で押し固めてぐらつかないように、また断面に土が密着するように気を付けています。ぎゅっと用土を固めたあと、さらに霧吹きでたっぷり水をやり、用土を締めました。

双葉も開いていない状態での軸切り挿し芽なので、成功する気が全くしません。でもあんな根の状態でもしっかり起き上がってくれたので、もしかしたら??と思っての挑戦です。

そもそもエゴノキの実生に軸切り挿し芽が必要なのかどうか、出来るのかどうかも分からず、ネットでも情報を見つけることが出来なかったのですが、何事も挑戦・実験であります。何もしなければどうせ枯れてしまう芽ですので、ダメ元でも楽しみに待ちましょう。

その他のエゴノキの芽

さっきもちらっと写っていましたが、他のエゴノキも芽が出て来ています。

これはさっき写っていたやつですね。気温にもよりますが、あと1〜2週間で双葉が開くのではないでしょうか。

なぜか隣にもみじっぽい何かが生えて来ていますが…こちらの種も中身が膨らんできています。おそらく程なく根が伸びて発芽してくれると思います。あるいはもう発根はしているかも知れませんね。

と思って違う角度から。どうやら発根し始めているようです。よかった!

こちらは今のの隣にあったやつなのですが、中身が膨らんで一部が膨らみ始めています。これは深く植えておこうと、穴を掘って埋めておきました。ぷくっと膨らんでいるところから根が出て来ますので、これを下にしています。

この穴を掘っている時に、ぞろぞろとエゴノキの種が出て来ました。これは極細やかなヒビを入れたか、ヒビを入れていないタネと思われます。今からでもまだ間に合うと思い、ペンチで殻を割ることにしました。

…が!力を入れすぎたか真っ二つに…

気を取り直して2つ目に挑戦するも、これも真っ二つに…!

ラスイチも…真っ二つに!! 前回取り蒔きした時には上手いこと出来たのに、全滅でありました…

まあいいや、まだいっぱい芽が出て来ているし、これからももっと出てくるだろうということで、この辺で止めておきます。ちゃんとヒビを入れていない種もまだたくさん埋まっているはずなので、そういうのは来年以降のお楽しみということにしましょうか。年越し用の鉢をひとつ準備することにしましょう。

今後の管理とプラン

取り敢えずこのまま、6月くらいまで育てようと思います。植え替えは5月末くらいかな?太い木になりそうなので、朱泥鉢1つに1〜2本かな、と思っています。難しいのは針金のタイミングでしょうか。細ければまた来年、ということになるのですが、結構軸がごんぶとなので、タイミングを逃すと針金が掛けられなくなるかも知れません。まあ大丈夫とは思いますが。様子を見ながらまた考えます。

エゴノキの種子はかなりたくさん蒔いた気がするので、まだまだ発芽しそうです。

野茉莉 (エゴノキ)
シェアお願いします♪
フォローお願いします♪
いいね!お願いします♪

コメント