11月初めに蒔いたエゴノキですが、ようやく発芽してくれました。ヒビを入れたり割ったりと、殻が硬いのでいろいろ苦労しましたが、無事発芽してくれて何よりです。せっかくなのでちょっと実験的な試みもしています。
エゴノキの発芽の様子
エゴノキはたくさん蒔いたのですが、全然発芽してくれませんでした。ということで、水苔を乗っけただけの鉢を見てみました。
こんなやつです。ここには余ったり殻割りに失敗してしまった種を適当に蒔いておいたはず。蒔いた、というか用土に乗っけて水苔を掛けておいただけです。
ぺろーん!やった!3つも発芽しています。
とその前に。蒔き忘れたロウバイをここに置いておいたのですが、それの様子を見てみます。
まだ発根もしていないのは仕方ないとして、白いカビにやられてしまっています。
指先で拭うときれいになったので、丁寧に拭った後霧吹きで全体を吹いてカビを吹き飛ばしました。
この辺から発根してきそうです。でもまだまだ先かな?
用土に穴を開け、先ほどの胚?を下にしてもう一度埋めておきました。
ではエゴノキの方を見てみましょう。これ、恐らく殻割りに失敗して殻の一部が取れてしまったものと思われます。殻の割れ方が不自然です。でもそれで正解だったようです。
どちらもまだ真っ白ですが、これは水苔の下にあって陽に当たっていなかったから。発芽を確認出来たので、水苔は取ってしまうことにします。陽に当たればすぐに緑色になるでしょう。
こちらはまだ頭が潜ったままですが、これもすぐに出てくると思います。
用土の上にある種
用土の上にいくつもタネが見えていたので、これは用土に埋めることにしました。水苔を取り払ってしまうためです。
こんな風に半分だけ埋まっているような状態です。
こちら、ヒビ入れているはずなのですが、全く発芽する様子がありません。ヒビ入れてなかったかも?何れにしても、ちょっとヒビが入った程度ではダメなのかも知れません。
こちらは今にも発根しそうです。中身が膨らんで殻を押し広げています。どれくらいヒビを入れたか、あるいは入れていないか分からないのですが、恐らくそれなりにしっかりヒビを入れたと思います。殻が割れて一部が取れてしまうくらいでいいのかも知れません。(その時は取れちゃった殻の一部は元の位置にくっつけて蒔きました)
空いてそうな場所に穴を開け、もう一度しっかり埋めておきました。今月中にはもういくつか芽を出してくれると思います。
新聞紙に包んだエゴノキの種
蒔き切れなかった種の一部を保管しておこうと思い、濡らした新聞紙に包んでジップできる袋に保存しておきました。いくつかカビでダメになってしまったのですが、こちらも見てみました。
こんなやつです。10/27とあるので、4.5ヶ月経ってます。
結構厳重に包んでましたね。
ジャジャーン!一部カビにやられているのもありますが、発根して立派な根が出ているものもあります。
まずこれ。2つは完全にカビにやられてしまっているようなのですが、真ん中の一個は膨らんできています。今にも発根しそうです。
これも先ほどのロウバイと同じように、しっかりカビを拭い取ります。左半分は拭いとったところ。全部のカビが取れたら、霧吹きで表面に残ったカビも吹き飛ばします。
ちょっとぷくっとなってます。もう発根寸前です。では発根した方も見てみましょう。
…パキッ、と!折れてしまいました…かなりの量の根毛が出ていたのですが、これが意外にも新聞紙に刺さっていたようで、くっついてしまっていました。もっと慎重にやるべきでした…
気を取り直してもうひとつの方。根の方を持ってそーっと持ち上げてみると、すぐに取れました。立派な根が出ていますね。すぐに鉢に植えねば。
こちらの2つの種は膨らんで殻が割れていましたので、こちらも蒔いてしまうことにします。
新しい鉢を用意しようかとも思ったのですが、スペースの節約ということでこちらの網伏せの鉢に植えることにします。これも確かエゴノキを蒔いたと思うのですが、一つも出てきていません。
用土がこぼれないようにそーっと網を外し、真ん中あたりに深い穴を開けます。針金の切れっ端を使いました。
タネが入るスペースも確保し、根を下にして挿し込みました。挿し込むというよりは落とす感じ?根に一切負担が掛からないように気を付けました。
こんな感じ。この後用土を戻しておしまいです。
後の二つは右下手前と中心に近い左下に埋めます。割れている部分を下にしました。
こぼれた用土を元に戻し、形を整えます。
用土がこぼれないようにそーっと網を被せて…
輪ゴムで固定します。ネットと用土の間に隙間がありますが、ゴムを押さえながらネットを引っ張って出来るだけ隙間がないようにします。
最後にバケツの水に浸けて揺すり、根と用土の間の隙間をなくします。これで終了です。お疲れさまでした!
もうひと作業
ここで止めるつもりだったのですが、教科書を見たところ「根が出てきた時点で掘りあげ、表土上に出しておくと根が土中に潜って面白い曲がりが付く」という表記を見つけましたので、やってみることにしました。
この真ん中の2本に犠牲になってもらいます。
ピンセットで周りの用土を崩し、引き抜きました。根は完全に真っ直ぐだったので、すぐに抜けました。
2本とも真っ直ぐな牛蒡根です。このまま置いておいても100%枯れてしまうと思いましたので…
根に水苔をかけておきました。この水苔は乾燥させないように、毎日霧吹きで湿らせておくつもりです。
今後の管理
軸切り挿し芽が必要なのか分からないのですが、いっぱい出てきているので1〜2本は試してみようかと思います。それ以外のやつも本葉がある程度出てきた時点で植え替えるつもりです。状態によっては針金も掛けてしまうかも?教科書によると5月下旬から7月上旬の間に植え替え・針金掛けをすると良いようです。
引き抜いて用土の上に置いた2本ですが、正直これをするには遅すぎたような気がしています。もし根が伸びて土中に潜ってくれたとしても、曲がりが付くというよりはL字型になるだけのような気も。でもまあ何事もやってみないと分からないので、枯れてしまうのを覚悟の上で試してみます。
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