網伏せのエゴノキを植え替えました

植え替えが終わったエゴノキの苗 野茉莉 (エゴノキ)
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いろいろ網伏せをしていたのですが、イマイチ調子が悪いのでひと月ほど前に網を外しました。その後元気と思えたエゴノキ、どんどん枯れ始めてしまいました。最後に残った一本、これも枯れちゃってはかなわないので、朱泥鉢に植え替えることにしました。

植え替えるエゴノキ

今回植え替えるエゴノキはこちら。

網伏せのおかげで曲がりが付いています。と言っても大して面白くもありません。将来的には針金を掛ける必要はありそうです。

そしてこの鉢には死屍累々… 調子良さそうに見えていてもある日突然ぱたっと倒れ、そのまま枯れてしまうのです。特に右上、2〜3日前までしっかり立ち上がっていたのですが、突然倒れてしまいました。

根元が枯れている、というか干からびてる?なんでこうなっちゃうんでしょうね?

ということで、まだ頑張ってくれてる最後のエゴノキを植え替えることにしました。ほっといたらまた突然枯れてしまいそうで。

エゴノキの植え替え

早速植え替えをしていきます。まずはエゴノキを鉢から取り出さないといけません。

プラ鉢だし大して根を張っている訳でもないので、すぐに取り出すことが出来ました。プラ鉢を”揉んで”用土を柔らかくし、逆さにして少しずつ用土を出していきました。根を傷めないように気を使いましたが、大した根張りでもなかったです。もっと横にたくさん出てくれていればよかったのですが、下に向かってばかり長いです。

どちらも枯れてしまったエゴノキの根ですが、横に長く伸びています。結構しっかりした根だと思うのですが、どうしてこれで枯れちゃうんでしょう…?

まあ枯れちゃったものは仕方ない、元気なやつを植え替えましょう。

植え替えはいつもの朱泥鉢。鉢底に根腐れ防止剤を敷き、バケツの水に浸けて微塵を洗い流しました。このゼオライト、安物なのかかなり細かい粉が付いています。鉢底から真っ白い水が出てくるのですが、何度か出し入れしていると綺麗になります。粉を洗い流すのです。

さて、これが植え替えるエゴノキの根なのですが、この機会にゴボウ根を切ってしまおうと思います。そうしないと八方根にはならないので。ただ、根の量が非常に少ないので枯れてしまう可能性もあります。ただ、これをする機会は多分あんまりないので、今回やってしまいます。

ということで、この辺で切り落としました。切るのはハサミではなくカミソリ。軸切り挿し芽の要領です。

根を切ったらメネデールに浸しておきます。今回は1時間くらい。メネデールを吸わせてから植え付けをします。

この用土はさっき作ったオリジナル配合用土です。どれくらい効果があるかは分かりませんが、まずは実験第1号ですね。あ、この写真はマグアンプを1摘み混ぜてあります。

気休めですが、根の断面だけでなく全体、あと軸の方にもルートン水溶液を塗っておきました。結構薄め、シャバシャバです。

左手で苗を押さえ、用土を足していきました。用土が十分入ったらバケツの水に浸け、微塵を洗い流すと同時に用土を締めます。コメントで頂いたアドバイスの中に「微塵が残っていると土が固まって根腐れしやすい」という趣旨のアドバイスを頂いたので、いつもより念入りに何度もやっています。バケツの水の中で揺すっていると、用土が液状化して苗が倒れてきてしまうので、指で支えながらやりました。

一旦終了。なのですが…くん炭が浮き上がってきてしまってなんとも汚くなってしまいました。

根元はこんな風に。この黒いのはくん炭です。

鉢の縁にもこの通り、くん炭だらけです。

このままでも問題ないっちゃないんですが、なんとなく見た目が汚らしいので霧吹きでくん炭を落としておきました。

根をかなり減らしたので、双葉の半分を切り取っています。写真だと分かりずらいのですが、中心の葉脈の右側を切っています。

この写真を見て気づいたのですが、先端左側に白い線がぐるぐるっとありますね。これ、もしかしたらエカキムシ(ハモグリバエ)かも知れません。去年も何かに付いていた気がします。もう一度よく見て、見間違えでなければ駆除しないといけないです。

反対側も同じように縦に切りました。この写真では左側を切っています。でもそれでも葉の量が多すぎる気がしたので…

さらに切りました。今度は横に。これくらいの葉の量なら大丈夫かな?

反対側も同じように。元々の面積からすると1/6程度でしょうか?これで根からの給水が蒸散に追いつかない、ということもなくなるのではないでしょうか?分かりませんけど。

最後に霧吹きでくん炭のお掃除をして終了です。だいぶ綺麗になったかな?指で苗を少し動かしてみたのですが、それほどグラグラしなかったので今回は支柱などはなしでいってみます。

反対側から見たところ。網伏せのせいで双葉がおかしな向きになっちゃってますね。まあこれは今だけなので大丈夫。

本葉はまだまだちっちゃいです。これくらいの大きさだと盆栽っぽくていいんですが、しっかり根が張ってきたらバカみたいに大きくなっちゃいそうです。

植え替え作業はこれで終了です。お疲れさまでした!

今後の管理

取り敢えずしばらくは灌水のみですね。肥料も元肥でマグアンプを用土に混ぜてあるので、特に上げないです。このまましっかりしてくれればいいんですが、この後2週間くらい要注意でしょうか。もしへにゃってしまうようなら、双葉を完全に切ってしまうことも考えています。

他のエゴノキ

せっかくなので他のエゴノキも。

エゴノキも生えたり枯れたりで、今はほとんどがこの鉢にいます。この鉢のはなぜかみんな元気なんですよね。特に何にもしていないので、ひたすらまっすぐに伸びています。双葉も本葉も元気なのはいいのですが、盆栽と呼ぶにはデカすぎです。

2本だけですが、既に枝が出始めているものもあります。

双葉にも本葉にも、付け根に芽が出来ています。これ、来年のためのものなのかこれから大きくなってくるのか、興味津々であります。

これなんかちょっとニョロっと伸び始めています。枝か?枝になるのか?

これ、表土上にあった種なんですが、これから発根・発芽しようとしています。一応用土の中に埋めておきましたが、さて、伸びてくるでしょうか?

これは最初に出てきたもの。一度抜いて用土上に置いておいたやつです。表土上の根が枯れそうだったので根元に用土をかけてありますが、さて無事に育つでしょうか。

こちらは水苔の苗床に生えてきたエゴノキ。先日植え替えしたものです。これも直根を落として植え直したので、植え替え当時は双葉も本葉も下を向いて萎れてしまっていたのですが、最近ようやくしっかりと上を向いてくれていますのでひとまず一安心といったところでしょうか。

エゴノキはもう十分な数生えてきてくれたので、これからどうするか考えないといけません。年内はもう何もしないつもりなのですが、晩秋〜初冬にかけて植え替えをするかも知れません。枯れちゃったのも何本もありますが、比較的育てやすい品種なのではないかと思います。花が見られるようになるまでにはまだまだ何年もかかると思いますが、楽しみにしておきましょう。

野茉莉 (エゴノキ)
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