１週間ほど前、また新しいロウバイが発芽していました。この週末くらいに軸切り挿し芽すれば良いかな、と思って葉がある程度開くのを待っていたのですが、18日の木曜日から19日にかけての大雨の後、朝見たら葉が開き始めてしまったので、慌てて軸切り挿し芽をしたのでした。
軸切り挿し芽をするロウバイの新芽
19日金曜日の早朝のロウバイの様子です。
こんな感じ。早朝で薄暗かったのでフラッシュを使っています。まだまだ固く巻いていると油断していたのですが、一晩で弾けて双葉が開き始めてしまいました。色はまだ淡い黄緑色。かなり湿度が高く、雨も少々降り込んでいたのでふやけて開いてしまったのかも知れません。
指でそーっと殻を外すと、簡単に取れてしまいました。まあもう開くタイミングだったんでしょうか。前々回の軸切り挿し芽くらいのタイミングが良かったのですが、ちょっと遅かったかな？
これの軸を落として挿し芽します。４回目になります。
ロウバイの軸切り挿し芽
さすがにもう慣れたもんです。
ピンセットを使って用土を解し崩しつつ、下から持ち上げるように苗を抜きます。
かなり深くまで伸びていました。根もかなり伸びてしまっています。
まだ芽が出てきて１週間程度だったのでゴボウ根一本くらいかと思っていたのですが、かなりたくさんの根が出てますね。しかも結構伸びています。これ、軸切り挿し芽には遅いんじゃないか、もうこのまま鉢上げしてしまった方がいいんじゃないか、と一瞬悩んだのですが、蝋梅の軸切り挿し芽は発根率がかなり高いのでやっぱり切ることに。このままだとどうしても腰高になってしまいそうだったんですよね。
ということで、今回はこの辺で切りました。前回・前々回に比べると結構短くしています。双葉のの付け根から１.５cmくらい？２cmはないと思います。
一旦これをメネデール水溶液にドボン。今まで２４時間浸けていたのですが、今回は８時間くらい挿しちゃうことにしました。早くしなきゃ！という変な焦りがあったので。いや、焦る必要は全くなかったんですけどね。
植え替える鉢はいつもの朱泥鉢２号。ゼオライトを入れて水で汚れを洗い落としたところです。
ちなみにこの朱泥鉢、再利用品です。周りにカルキ？が白く固まって汚くなっていたのですが、ホムセンでクエン酸を買ってきてお掃除したところ、新品同様に綺麗になってくれました。
用土もいつもの通り。下からゼオライト→オリジナル配合用土→遊恵盆栽さんの盆栽用土の順です。水に浸けて微塵を洗い流してあります。
断面と用土の中に入りそうなところにルートン水溶液を塗りますが、今回も比較的シャバシャバにしています。これで十分発根するというか、多分これくらいが正解なんだと思います。ベタベタのペースト状だとあまりよろしくない気がします。
用土に下穴を開けて苗を挿し、もう一度バケツの水に浸けて用土を締めました。今回はかなり浅く挿しています。本来なら針金などで動かないように固定しないといけないのですが、めんどくさかったのと針金の跡がついたら嫌だったのでやっていません。どうせ根が出るまではペットボトルを被せておくので触ることはないだろうし、まあ大丈夫でしょう。
これくらい用土上に出していますが、用土の下も多分同じくらいの長さしかないと思います。うっかり葉に触れてしまったりすると簡単に動いてしまうので、ちょっと気を使います。２週間もすれば発根してくれると思いますが、それまでの辛抱です。
今後の管理
こちらも特に変わったことはせず、ペットボトルを被せて陽の当たらない明るいところに置いておきます。まずは２週間を目安、かな？
中心部はこんな感じ。本葉はさすがに影も形も見えません。芽が出たばっかりなのでこんなものですね。黒いゴミのようなのはくん炭です。鉢ごと水に浸けるとどうしても浮いてきてしまいます。
灌水はしばらくの間は霧吹きで用土にたっぷりと水を掛ける程度にしておきます。あまり勢いのいい水が挿し芽に当たってしまうと、挿し芽が動いてしまいそうなので、あくまでを用土をめがけて霧吹きします。といっても梅雨でかなり湿度が高い日が続くので、毎日やる必要もなさそうですが。
今思えばゴボウ根一本ではなく細めの根が何本も出てきてくれていたので、軸切り挿し芽というリスクは避けてそのまま植え替えちゃった方が良かったのかも知れません。まあもう手遅れだし、きっと発根してくれると思うのでそれを待つことにしましょう。
さて、これでロウバイの軸切り挿し芽は４本になりました。何本育ってくれるでしょうかねぇ？
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