先日針金を掛けたロウバイ、成長は止まってしまったものの特に枯れもせず元気だったのですが、ある日一番新しい本葉の縁にうっすら墨を流したようなシミが現れました。だんだん広がってくるのでヤバイな、と思いつつなんの病気かよく分からなかったのですが、とりあえず薬を撒きました。
調子の悪いロウバイの葉
ロウバイの葉はこんな感じ。写真は今朝撮ったものなので、かなり症状が進んでしまっています。
葉の縁から枯れ始めてしまっています。これはなんだろう、褐斑(かっぱん)病かなぁ、と思うのですが、なんだかはっきりしません。ただ、最近梅雨の長雨が続いて暑くて湿度も高く、日光が当たらなかったので、カビ系の病気なんだろうな、という気がしています。
あ、白っぽいのは薬を吹いた跡です。粉末を水に溶かしてスプレーしたのですが、それが乾いた跡なのでこちらは病気ではありません。
今回使ったのはこちら、トップジンM水和剤というやつです。結構広い範囲の病気をカバーしてくれるいわば殺菌剤?なので、取り敢えずこいつを撒いておくことにしました。
1g毎に個装されていて、これ一袋を1Lの水に溶かすとちょうど1000倍。だいたい100倍〜2000倍の間で使うらしいのですが、今回は標準的な1000倍で使用しています。
こんな風に広範囲に広がってしまっていて、葉先から枯れ始めているので、この先端の本葉2枚は諦めかも知れませんね。根元から切り落としちゃった方がいいのかも知れません。
他の葉は特に問題なく元気なのですが、念のための消毒ということで、先ほどのトップジンをたっぷりかけておきました。葉だけでなく幹、根元にもたっぷりかけました。根から消毒薬を吸収してくれるかな、と思ってのことですが、果たして問題ないのでしょうか?
せっかくなので全体の状態も見ておく
ということで、針金を掛けたその後も記録しておきます。
こんな感じです。針金を掛けて1週間です。
ちょっと食い込んでいる感じでしょうかね?ただ、これが木が太って食い込み始めたのか、針金を掛けた時にきつくて食い込んでしまったのかはよく分かりません。ただ、この針金は早めに外してしまうつもりでいます。あと2〜3週間かな?
よーく見ると、針金が掛かっているところが少しだけ茶色くなってきています。多分ですが、針金が食い込まないように自分を守ろうと、針金が当たっているところの表面が木質化し始めているのかも知れません。あと、緑の軸にポツポツと茶色い部分が出来始めていますが、これも木質化し始めているのかも?こういうところから将来芽が吹いて来るのかな?期待しておきましょう。
根元はこんな感じ。白っぽくなってきていますが、大丈夫かな?この辺はいくらか太ったらしく、針金が食い込み始めている感じ。やっぱり早めに外しちゃった方がいいのかな?
根元反対側です。なんだか白っぽくなっているけれど、これ大丈夫なのかな?なんだかここから枯れこんでくるようなイヤな予感が… ここにもトップジンを吹いておきました。
ついでにロウバイ4号の様子も見ておく
なかなか本葉が出てこないロウバイ4号、先日双葉の間にポチッと芽らしきものが出ていたのですが、どうなったでしょうか?
これが7月27日の様子。5日ほど前です。なんだか葉っぱっぽくなってきてる!?
双葉の裏側から見てみたところ。しっかり本葉が出てきているみたいなのですが、なぜか斜めに伸びて双葉の下に入り込んでしまっています。触ったらポロっと取れてしまいそうで怖かったのですが、爪楊枝とピンセットを使ってそーっと双葉の上に出しておきました。
ビクビクしながらやりましたが、なんとか双葉の上に出せました。もっと勢いよく上を向くかと思ったのですがこの形のままでした。
下からの写真。そのうちまっすぐ上を向いてくれるかな?
そしてこちらが今日の様子。本葉を上に出してから5日経ちました。
ジャジャーン!しっかり伸びてくれています。葉の表面に白っぽい汚れがありますが、これはトップジンを撒いたため。こちらは特に変な症状は出ていないのですが、念のために消毒しておきました。
大きい方の本葉がなんとなくボコボコしているような気もして怖いのですが、トップジンを撒いたので大丈夫でしょう。多分。
中心には次の本葉が準備されていますが、なかなか伸びてこないんです。芽が動き出したらそれなりに早いので、気長に待つことにします。
ようやく梅雨が明けて日差しが強くなってきましたので、水を切らさないように注意しつつ、しばらくはこのまま様子を見ることにします。
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