昨年何本か芽が出て軸切り挿し芽もそこそこ成功したのにみんな枯らしてしまったロウバイ、唯一1本だけ生き残ってくれました。この1本、少しずつ芽が膨らんで来たので、今のうちに針金を掛けてしまうことにしました。
針金を掛けるロウバイ
今回針金を掛けるロウバイはこちら。
特に何をした訳でもないのですが、ゆるーく曲がりがついています。このままでもいいかな、とも思ったのですが、この曲がりを強調する方向でもう少し曲がりを強調することにしました。
芽がだいぶ膨らんで来ています。これを落とさないように細心の注意を払って針金を掛けるつもりです。ひとつふたつ落としてしまうのは覚悟していますが。
ロウバイの針金掛け
ロウバイだからといって特別なことはありません。いつも通り針金を掛けていきます。ただ、あまり捻らないようにはするつもり。捻ったらすぐに裂けそうです。
まずは張り付けてある苔を剥がし、用土をちょっとずつ掘って根っこの位置を確認しました。針金を刺すときに根を切ってしまいたくなかったので。
この辺に刺したらいいかな?あまり神経質になってもしょうがないので、適当に決めます。根元、軸切りをしたあたりが若干太くなっていますね。ここがもっと膨らんでくれるらしいのですが、どうなんでしょう?
さっきの根と根の隙間に針金を刺します。出来るだけ深く、でも刺さるところまででいいです。下の方は根腐れ防止剤が入っているはずなので、底までは刺さらないはず。今回使ったのは1mmのアルミ線です。
出来るだけ下の方をラジオペンチでしっかり押さえて針金を巻いていきます。
ここまで巻ければあとはそんなに難しくないはず。
出来るだけ芽を避けながら巻いていきました。我ながらうまく出来たのではないかと思います。
どうにかこうにかここまで巻けました。ここから曲がりを付けていきます。
まずはこんな感じ?なんだかイマイチ納得がいきません。これからあーでもないこーでもないといろいろ試すわけですが、そういうことをしていると折ったり芽を落としたりするのがいつものことなので、今回は出来るだけ早めに決めてしまいます。
こうかな?なんだかこれもイマイチかな?立ち上がり部分が真っ直ぐすぎる気がします。
最終的にこんな感じになりました。たいして変わってないけれど、なんとなく納得。
まあまあ悪くないのでは?
用土と苔を元に戻し、上から霧吹きでたっぷり水をかけておきました。
と、このタイミングで気が付いたのですが…
幹がガッツリ裂けてしまっていました… 写真を見ているとけっこう早いうちから裂けていましたね。「針金は曲がりの外側に」という基本は守らないといけませんね。
念のためトップジンMを塗って保護しておきました。多分枯れないとは思うんですが、最悪ここから上が枯れてしまっても下にまだ芽があるので、そちらを活かせばいいかな、と思っています。
この辺はうまく巻けていると思うんですけどねぇ。
ギリギリで芽を避けていますね。大丈夫かな?
ずっと気になっていたロウバイの針金掛け、まずは終了です。お疲れさまでした!
今後の管理とか
まだ2年目の若い細いロウバイです。葉が開いてきたら一気に太りそうなので、針金の食い込みには気を付けないといけない気がしています。しっかり曲がりがついていなくても、ひと月くらいで針金を外してしまうかも知れません。何年もかけて少しずつ曲げていくつもりでいます。
それ以前にロウバイって、あんまりグネグネ曲げるものでもないという先入観があるので、これくらいで十分なのかも?
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