5月30日に軸切り挿し芽をしたロウバイ、唯一まともに成長してくれているのですが、だんだん暑くなって来て根が蒸れてしまうのが心配にいです。何しろペットボトルに挿しているので、熱もこもるし酸素も不足しそう。ということで、時期ではないのですが植え替えてしまいます。
植え替えるロウバイの現状
今回植え替えるロウバイはこんな感じ。
いっとき成長が止まってしまってヒヤヒヤしたのですが、最近また伸び始めてくれました。梅雨で全然陽の光に当たっていなかったので成長が止まっていたのかも知れません。
分かりづらいですが根も目視出来ています。比較的真ん中辺に挿したのに根が見えているので、かなりしっかり根が伸びていると思います。
ロウバイの植え替え
では早速植え替えていきます。
数日水を控えていたので用土はかなりサラサラです。まずペットボトルを揉んで用土をほぐします。
木を傷めないように気を付けつつ、用土をざばっと空けてしまいました。
木も根も傷めずに無事取り出せました。
発根の様子。断面からではなく断面上の軸から発根していますね。根が生えて来ているところはその分太くなっているみたい。
下から見るとこんな感じ。根の生え方に強弱はあるものの、そこそこ八方根になってくれているんじゃないでしょうか。
根の長さはこれくらい。思ったより数は少ないですが、そこそこ伸びてくれています。
次は鉢の準備です。根をまとめて朱泥鉢に入れようとも思ったのですが、頑張って伸びてくれているし少し甘やかしてもいいか、と、黒いプラ鉢に植え替えることにしました。まずはゼオライトを入れてよくすすぎ、真ん中にくぼみを作って端の方を高くしました。本当は横のスリットが見えなくなるくらいまで持って行きたかったのですが、ゼオライトがなくなってしまい中途半端です。
そこに例のオリジナル配合用土を1cmくらい入れ、マグアンプをばら撒きました。
これくらいの位置・深さで植え付けようと決め…
用土を足して行きます。細かい根ではないのであんまり神経質にならなくてもいいとは思うのですが、一応竹串で突いて用土が根の間に入るようにしてみました。
さらにマグアンプを足して…
遊恵盆栽さんの配合用土をこれくらいまで入れました。
最初は根の断面が地面と平行になるように、これくらいの角度で植えつけようと思ったのですが、向こう側の双葉が用土についてしまうことが分かり、結局ほぼ真っ直ぐに植え付けました。最後にバケツの水に浸ける時に横から少し押しながら揺すり、狙った角度になるように調整しました。
最終的にはこんな感じになりました。これで植え替えはおしまいです。お疲れさまでした!
今後の管理など
特に何かするつもりはないのですが、そろそろ梅雨も明けそうなので水を切らさないように、でもやり過ぎないように気を付けます。秋以降葉っぱが落ちると思うので、その後針金を掛けるかも知れません。針金は早いうちに掛けてしまわないと硬くなって曲がらなくなってしまうと思うので。
本葉の根元にはこんな風に小さな芽が出て来てくれました。これはおそらく来年の葉になるんだろうと思いますが、ちょっと安心します。
双葉の根元はこんな感じ。ここには芽が出来ていません。双葉も冬になったら落ちてしまうと思うのですが、どんな風になるのか興味津々です。
根元はこんな感じ。少し傷んでいる?ような気もしますが、これくらいなら大丈夫かな。
変な時期に植え替えてしまったので、枯れないようにただただ祈るばかりです。
他のロウバイの様子
ついでに他のロウバイも見ておきましょう。
左から挿し芽した順に、1号〜4号です。プラ鉢の2号はさっき植え替えしたやつ。
まず最初に芽が出て軸切り挿し芽した1号ですが、本葉が出ないまま、双葉のうち一枚が枯れてしまいした。
ほんのちょっとだけポチッと出て来ているような気がしなくもないのですが、これから本葉が出てくるかどうかはかなり怪しい。根はしっかり出ているので、これで枯れちゃうのはちょっともったいないです。
これは根が付いたものの軸が傷んで途中から折れてしまった3号。改めて軸切り挿し芽してみましたが、残念ながら枯れてしまいました。
軸がこんな風になっちゃったので、これは諦めです。
そしてこちらが最後に軸切り挿し芽した4号。双葉はしっかりと濃い緑だし、おそらく発根もしてくれているのですが、これも本葉が一向に出て来てくれません。
ただ、双葉の付け根に小さな小さな芽のようなものが出て来ていました。ここから本葉が出て来てくれるのかしら?
横から見るとこんな感じ。1mmあるかどうかの小さな芽ではありますが、今回初めて気付いた芽です。ここから大きくなってくれたらいいんですが。
これからどんどん直射日光を当ててやれば伸びてくれるかな?楽しみな一本です。
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