主に長寿梅と藤に大繁殖してしまったハダニ、おかげでどちらも調子が悪いのですが、先週農薬を撒いてみました。マラソン乳液というやつです。取説の通りに念入りに撒いてみたのですが、残念ながらまだハダニの活動が見られましたので、さらに対策することにしました。
ハダニの駆除について
ハダニに効く農薬について、もう少しだけ調べてみました。前回、「オルトラン粒剤」を撒いてみよう、と書いたのですが、どうもオルトランはアブラムシや蛾の類を予防・駆除するためのもので、ダニ類には効果がないようでした。ダニに効く農薬を探さないといけません。
さらにもうひとつ、ハダニについて重要な情報が!
ふたつ目が特に重要なようです。前回はマラソンを使ったので、今回は違う農薬を使ってみることにします。
ハダニに効く農薬
とりあえず近所のホームセンターに行ってみました。そこで見つけられたのは下記2つ。
ダニ太郎
その名もずばり「ダニ太郎」。ハダニをはじめとするダニ系専門の農薬のようです。ホームセンターでは1000円くらいで売っていました。
コロマイト乳剤
こちらはコロマイト乳剤。700円弱で売っていました。今回はこのコロマイトを散布してみたいと思います。ちょっとだけお安かったので。もしこれが効かなかったら、さらにダニ太郎を散布してみたいと思います。
コロマイト乳剤の準備
ということで、買って来ましたコロマイト。早速開封!
これが内容物。分量を図るスポイトが付いているのが本当にありがたい!これは今後活用させてもらいます。っていうか、この程度のやっすいのでいいんですよね。百均で見つけたら買っておきます。しかし、このコロマイトの瓶の色。なんかヤバイ感じがプンプンします…
スポイト半分くらいで約0.5ml。ということは、500mlのペットボトルに0.5mlで1000倍の溶液が作れる訳ですね。便利です!
先ほど、ハダニは抵抗力が強いので年間で撒ける回数には限りがある、と書きましたが… まさかの1回!まさかの一撃必殺!一回の散布で全滅させないといけないんですねぇ。これは念入りにやらねば。
ということで、500mlのペットボトルに水を入れ、ここに先ほどのスポイトを使って0.5ml、コロマイトを垂らします。
コロマイト自体は透明なんですが、水に落とした瞬間に白く濁ります。「乳剤」なのでこれで正常なんでしょうかね。取説には展着材についての記述はなかったので、今回は展着材のダインは入れていません。
蓋をして軽く振って混ぜたら準備完了。百均で買って来たスプレーヘッドを取り付け、いよいよ散布です。
コロマイト乳液を散布
年に1回しか使えないということなので、残しても仕方ありません。500ml全部使い切っちゃいます。
まずは藤から。
これ、藤の表面です。この赤いのがハダニ。チョロチョロ動いていてめちゃくちゃ腹立ちます。マラソン撒いたはずなんですが、うまく行き渡ってなかったんでしょうか?
表面にたっぷりと吹き付けます。ちょっと湿る程度、というレベルではなく、ボタボタと垂れるくらいたっぷりと吹きかけました。
裏側にも、むしろ裏側の方に念入りに吹きかけます。こちらも垂れるくらい。行き渡らない部分がないように注意しながら、しっかり吹きかけました。
次はこちらの真弓。最近生えて来たばかりの葉なのできれいに見えますが…
左の葉、白い斑点みたいに見えるのはハダニがいる証拠と思います。こちらも表面〜裏側、そして幹。さらには用土の表面にもたっぷりと吹きかけました。
こちらの枯れてしまったであろう長寿梅の親木にも、念の為吹きかけておきました。用土にも吹きかけました。
そしてこちら、虎の子の長寿梅です。
完全にやられてしまっています。ここに見える葉は近いうちに落ちてしまうでしょう。
こちら、幹から出て来てくれた葉も…
やられてしまっています。他のと同じように、葉の表面と裏側、幹、用土にたっぷりと吹きかけました。
ハダニは蜘蛛の類なので、蜘蛛の巣のような糸を吐き出します。水滴が出来ているのはその糸のあるせいですね。腹立つ!
親の仇のように(笑)しっかりと吹き付けました。用土も下から水が少し出てくるくらいにしっかりと吹き付けました。これでも駆除出来なかったらどうしよう…??
念の為、棚にあるものすべてに吹き付けました。ハダニが沸いていない黒松などにもです。どちらかというと用土に隠れてるんじゃないかという心配が大きかったので、すべての鉢の用土にもしっかり吹き付けました。
来年はハダニを見つけたらもっと早く対処しようと反省しています。ここまでしつこく大繁殖するとは思ってもみませんでした。来年はまたマラソンから始め、次にこのコロマイト、それでも撃退出来なかったらダニ太郎を買ってこようと思います。
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