植え替えシーズンは基本来年の晩冬〜早春、2月〜3月頃と思っているのですが、寒くならないうちに朱泥鉢をきれいにしておこうと思い立ちました。おそらく水道のカルキだと思うのですが、真っ白い結晶が周囲にこびりついて汚らしいのが気になっていましたので。
掃除する朱泥鉢
何かを蒔いたり植えたりしたけれど、枯れてしまったりして空いている朱泥鉢が5個ほどあり、これをきれいにしてやります。
こんな感じで白くなっています。2枚目の写真は本当に「結晶」になっていますね。
これが一番ひどいかな?ということで、掃除をすることにしました。
植木鉢(朱泥鉢)についた白い粉をきれいにする
では掃除をしていきます。白い粉はカルキということで、使うのはこちら。
ホームセンターとかで売っているクエン酸。台所用品とかのコーナーにあると思います。
果物?か何かが入っていたパックにぬるま湯500mlを入れ、そこに溶かします。このクエン酸の袋に小さなスプーンが入っているのですが、説明書によると水200mlあたりスプーン1杯溶かすらしいので、500mlのぬるま湯に対してはスプーン2.5杯ですね。目分量で適当に2.5杯分のクエン酸を入れ、指でぐるぐる混ぜて溶かしました。指先がヌルヌルするので、そこそこ強烈な酸なんだと思います。
これに植木鉢を漬けるのですが、思ったより入れ物が小さく、3個をこんな風に押し込むのが精一杯でした。もうちょっと大きい入れ物を使うべきでしたね。この状態で10分ほどおいておき、カルキを溶かします。
浸けている間はこんな感じ。白い結晶が残っていますが、しばらくしたらきれいになるでしょうか。
10分経ったらクエン酸液に使っていたところをスポンジでゴシゴシとこすり、白い粉を落とします。といっても、濡れている状態だと粉がついているのかちゃんと落ちたのかが分かりませんので、とりあえず全体を擦ります。スポンジは先程のクエン酸液に浸けてあります。
ゴシゴシ擦ったら今度は上下を逆さまにしてもう一度クエン酸液に浸け、10分待って同じように擦ります。ある程度できたら水道水(ぬるま湯を使いました)を流しながらもう一度スポンジで全体を擦り、残ったクエン酸液を洗い流します。クエン酸液が残っているところはヌルヌルしますので、これがなくなるまできれいに洗い流します。
5個全部終わりました。風通しのいいところに置いておけば、小一時間ですぐに乾きます。左3個は先にやったもの、右2個は後からやったものです。右2個はまだ濡れていますが、左3個はもう乾き始めていますね。
完全に乾くにはまだしばらくかかりますが、一旦これで終了です。お疲れさまでした!
30分後の様子
しばらく置いておいた朱泥鉢ですが、表面は乾いたようなので様子を見てみました。
ざっと見る限り、大分きれいになっています。
汚れがひどかったところはまだ少し白い結晶が残っています。どうせまた白く汚れてきちゃうでしょうし、まあいいか。
これ、まだうっすらと白く汚れているのですが、こうやってみると全く分かりませんね。これだけきれいになってくれれば文句ないです。
新品!とまではいかないけれど、まずまず気持ちよく使えるレベルにはなったので、これでよしとしましょうか。植え替えが待ち遠しいです。
植木鉢に付いている白い粉はなんなのか?
この白い粉、ずっとカルキだと思っていたし、実際クエン酸で落ちるので正体も何もないのですが、ほんとのところはなんなのか、少し調べてみました。
どうも諸説あるらしいのですが、いずれにしても水道水に含まれるカルキではなさそうです。土中に含まれたカリウムが溶け出し、植木鉢の表面で固まるという方もいますし、石灰が溶け出して結晶化するという方もいます。テラコッタの鉢の例ですが、鉢そのものに含まれる何かの成分が溶け出して固まったもの、という方もいました。いずれにしても、またすぐに出てくるもの、と考え、あまり気にしないようにしようと思います。
ただ一つだけ気になったのが、「肥料のあげすぎ」によるもの、という意見がいくつかあったこと。というか、それも原因のひとつになりうるよ、ということです。液肥のハイポネックスはそこそこやっていたので、もうちょっと薄くした方がいいのかな、とか、ちょっと気にしてみます。
ちなみに、この何かの成分が白く結晶化する現象、「白華現象(エフロレッセンス)」というらしいですよ。またひとつ賢くなりました!
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