先日黒松やらいろいろ軸切り挿し芽をしたペットボトルの挿し床、ミニミニ簡易ハウスなのですが、長寿梅の挿し木をするのにもうひとつ必要になりました。材料を揃えていざ作ろうとしたところ、作り方がよく分からなくなって1から考えたので、やり方を記録しておきます。
ペットボトルミニハウスの材料
材料はペットボトルなのですが、
上段:ライフ(スーパー)ブランドの水2Lのペットボトル
下段:ヘルシア1Lのペットボトル
を使いました。同じ2Lのペットボトルでも微妙にサイズが違うので困ってしまいますが、この組み合わせはたまたま初めてやった時にぴったりだったのでそのまま使っています。
ペットボトルミニハウスの作り方
ペットボトルを切る
写真を撮ってないのですが、最近のペットボトルは真ん中辺が持ちやすいように凹んでいると思います。上側は凹みのすぐ上で、下側は凹みの下で切る感じです。
使うのは大きめのカッターやナイフなど。最初に先端を突き刺し、刃を前後にゆっくり動かしながら切るとうまくいきました。
下側のペットボトルに水抜き穴を開ける
ここが一番難しく危ないところです。これからご紹介するやり方は普通は道具がなく出来ないと思いますが、違うやり方も書きます。
まず中央に穴を開けます。この刃は3mmくらいのはず。ペットボトルのこの部分は成型の関係なのかものすごく分厚く硬いので、気をつけないといけないです。
穴が空いたらこの「リーマー」という道具でゴリゴリ穴を広げます。
そこそこ穴が大きくなったら…
さらに太いリーマーで穴を広げます。
最後にナイフでバリを取っておしまいです。
きれいな丸穴にはなりませんでしたが、まあこれで十分でしょう。
普通は家にリーマーなんてないでしょうし、これだけのために買うのももったいなさ過ぎるのでこの方法はお勧めしません。
用土を入れる
ここまで出来たらあとは簡単。
まずは真ん中に鉢底ネットを取り付けます。付け方はいつもと同じ、針金で固定です。
そして今回はこれを底に使います。ホームセンターで200円くらいでした。根腐れ防止剤という名前ですが…
正体はゼオライトです。わざと底に水が少し溜まるようにしていますので、その水が腐らないようにこれを使いました。前回は「軽い鉢底石」という目の細かい発泡スチロールのようなポワポワのを使ったのですが、粒は大きいし軽くて安定しないし、おまけに白い粉末が大量に飛び散るので使いません。あれは失敗だったなぁ。
百均のフルイに入れて洗いました。下から茶色い水が盛大に流れましたが、すぐにきれいになります。しばらく流水でじゃぶじゃぶ洗ったら、よく水を切ってこのまま一晩乾かします。
これを1/3くらい?入れました。
その上にいつもの盆栽用土とマグアンプKを入れてよく混ぜます。
量はこのくらい。もっと少なくても良かったかも。
その上にさらに盆栽用鹿沼土の「微粒」というのを入れます。
最終的にこんな感じになりました。赤玉の盆栽用土をもっと少なく、鹿沼土をもっと多く、1:1くらいの方が良かったと思いますが、まあこれでもいいでしょう。
あとはバケツの水に浸けて多少微塵を流し(下に溜まってしまうので流れませんが)、用土を締めて終わりです。水に浸けるのは挿し木をする時でいいや。
家にありそうな道具で作る時
リーマーだのドリルは普通はないと思いますので、キリとか千枚通しで作る時は…
この赤いポチをつけたあたり、下から見ると窪んでいるので、ここに2〜3mmの穴を開けるだけでもいいかと思います。ここも結構分厚いので、穴を開けるときは気を付けないとキリがツルッと滑って怪我をしますよ!鉢底ネットは使い用がないので、あまり大きな穴を開けてもゼオライトが抜けてしまうのですが、あまり小さいと水がなかなか抜けません。もしキリを買うなら百均ので十分です。
鉢底穴がちょっと高い位置になりますので、底に少しだけ水が溜まります。蓋をすればある程度湿度が保たれると思いこうしていますが、あまり暑い日が続くと相当蒸れてしまうので、その時は上のキャップを外してやろうと思います。それでも蒸れちゃうかも?挿し木したら日陰に置いておかないとダメでしょうね。
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