7月3日に殻を割ったさくらんぼですが、10日足らずで本葉もそこそこ大きくなって来ました。根もそれなりに伸びて来ていると思いますので、早くも鉢上げしてしまおうと思います。枯れちゃうかも知れませんが、このまま置いといたらそれはそれでマズイと思うのです。
さくらんぼの現状
殻を割って水苔に置いてから9日後の様子です。
全体はこんな感じ。真っ白いさくらんぼの種の数が減っているのは、傷んでブヨブヨになってしまったものを取り除いたから。蓋をしていたのですが、もしかしたらそれがいけなかったのかも知れません。今は蓋は取ってあります。雨だし風もあんまりないので。
これが今回鉢上げしようとしている一番大きい苗。本葉はそこそこ大きくなっているのですが…
パカっと開いていた双葉?豆がなぜか閉じてしまい、本葉を一枚挟み込んでしまっているのです。一枚はしっかり大きいし大丈夫だとは思うんですが。
器を下から見たところ。案の定根が伸びて来ています。これを朱泥鉢に植え替えてしまいます。
さくらんぼの実生苗の鉢上げ(植え替え)
まずは苗の周囲の水苔をピンセットで丁寧に退けていきます。
苔を準備した時にかなり細かくちぎったので、比較的難なく退かすことが出来ました。最初は横に退けていたのですが、途中からどんどん蓋の上に移して苔を減らしました。
思ったほど苦労することなく綺麗に抜くことが出来ました。ただ、うっかり根毛が大量に出ているあたりを掴んでしまったので、根毛はダメになってしまったかも知れません。
この鉢は殻を割っていないさくらんぼを植えていたのですが、その種はもうひとつの鉢に移動してもらいました。で、バケツの水に浸けて表面を整えた後中央に大きめの深い穴を開けてみました。根がひょろっと長く伸びているので、深さは足りないかも知れません。
多少曲がってしまうのはもう気にせず、根を傷めないようにそーっと穴に入れます。
ちょうどいい深さまで入ったら、周りの用土を寄せて根を固定し、バケツの水に浸けて用土を締めました。
これくらいの深さで植えつけました。多少グラグラしますが、比較的落ち着いたんじゃないかと思います。
といっても、根(と思われる部分)が結構地上に露出しているので、水苔をまた細かくちぎって周囲に置いていきます。半分は根の乾燥防止、半分は軸がぐらつかないように固定するためです。最初は乾燥したものを置いて後で霧吹きしようと思ったんですがやりずらいので、途中からちぎったものを水に浸して置いています。細かい作業なのでピンセットを使いました。
最終的に置いた水苔の量はこれくらい。あんまり根を甘やかしてもいけないと思い、それ程たくさんは置いていません。
ある程度軸を支えられるように置いていますが、この後ピンセットのお尻でギュウギュウと押し付けて固定しましたので、最終的にはもうちょっと軸が露出しています。
植え替えはこれで終了です。お疲れさまでした!
今後の管理と他の種
1〜2週間は要注意ですが、枯れてしまっても打つ手はないと思うので、祈るばかりです。しばらくお天気の悪い日が続きますので、水は最小限にしようと思いますが、霧吹きで葉水と水苔を湿らせることはしようと思います。まだ「豆」の部分が大きいので、ここの栄養を使ってしっかり根を張ってくれることを期待しています。
さて、他の種ですが…
こちら、植え替えた種と同じタイミングで殻を割ったものなのですが、ようやく根が伸び始めました。この種もすぐに緑色になってくれたので、緑になる=第一段階成功、みたいな気がしています。他の種は傷んでぶよぶよになってしまったり、まだ白いままだったり。入れ物の蓋は取ってしまい、風通しを良くしていますが、種が乾燥してしまわないかと心配でもあります。
ちょろっとですが、本葉も顔を出してくれました。
根はこんな感じ。植え替えたやつに比べるとまだまだ短いですが、伸び始めていますのでもう数日したらもっと伸びてくれるのではないでしょうか。この後根を保護するため、周りの水苔のカケラを根の周りに置いています。これも次の週末くらいには植え替え出来るくらい成長して欲しいのですが、しばらく雨降り、気温もそれ程高くない日が続きますので、もう少し待たないといけないかも知れません。
人間にとっては比較的過ごしやすい日が続きますが、植物としてはもう少し暑くなって欲しいんだろうな、と思います。梅雨が明けたら一気に暑くなる気がしますので、その時までもう少しだけ、踏ん張ってほしいです。
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