【2021年播種4回目】姫沙羅(ヒメシャラ)と櫨の木(ハゼノキ)、矮小性百日紅(サルスベリ)の種を蒔きました!あと沈まなかった草木瓜(クサボケ)も!

盆栽皿に水を流し込み、鉢底から水を吸わせる 盆栽全般
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昨日に引き続いて、今日も種まきです。今日はヒメシャラとハゼノキがメインのつもりでしたが、矮小性サルスベリと先日沈まなかったクサボケの種も蒔いてしまいます。サルスベリとクサボケの鉢にはちょっとした細工をしてみました。

苗床の準備

今回ヒメシャラとハゼノキは数本〜20本くらいの寄せ植えにしたいと思っていて、そのための苗床をどうしようか考えていたのですが、ペヤングではないカップラーメンの容器を使って見ることにしました。

ジャジャン!こんなやつです。最初はワンタンスープにしようと思ったのですが、こちらの方が一回り小さかったのでこちらにしてみました。※中身は美味しく頂きました(笑)。ちゃんとした食事には少ないですが、夜中寝る前にちょっと小腹が空いた時とかおにぎりのお供とかにはちょうど良いサイズかも?

真ん中に2cm程の水抜き穴を開けました。後ろに見切れているのはいつものペヤングの容器。今回は使いませんが、こちらも同時に準備しています。

そして今回いつもと違うのは、横にも穴を開けたこと。大体1cm前後でしょうか、8カ所開けました。目分量で開けているので位置がちょっとアレですが、まあご愛嬌ということで。

かなりいい加減です(笑)

鉢底ネットを適当な大きさに切り、針金で留めたら…

これ、台所用のゴミ取りネットです。ペヤングの方はこれでは小さすぎたので、力技で鉢底ネットをくっつけました。

こんな感じになります。ごみ取りネットはちょっと大きすぎてブカブカなのですが、まあなんとかなるでしょう。後ろにチラッと写っているペヤング…

ちょーめんどくさかったけどこうやってます。これなら何百円か出して育苗コンテナーなり素焼き鉢なりを買う方がぜんぜん楽でした。さらにこれだと横の穴から微塵が流れ出してしまいそうですね。

ネットはブカブカですが、用土を入れてやればそれなりに収まるでしょう。これを2個、作りました。

今回横にも穴を開けているのは、ザル栽培のような効果を狙ってみたから。横から空気が入ることで根に酸素が行き渡り、根の成長を促してくれることを期待しているのです。ただ夏場だったり風が強い時は用土がかなり早く乾いてしまうことになるので、特に夏場の水切れには注意しないといけません。

先にも書きましたが、こんなことするくらいなら3〜4号の素焼き鉢のような仕立て鉢を買ってきた方が早かったです。

ハゼノキの種の準備

こちらは昨日やった作業です。ハゼノキの種の袋に、「外皮を剥いて蒔くと発芽率が上がる」とありましたので、半分だけ剥いてみることにしました。全部剥かなかったのは、剥き方が正しいのか自信がなかったから。まあ、発芽率比較の実験にもなるのでやってみました。

これ、ハゼノキの種です。上の方にある隙間あたりから爪で剥いていきました。

これくらいでいいのかな?程度がよく分かりません。

剥いていくうちにだんだん大胆になってきました。

全部ではありませんが、これくらいまで剥いちゃいました。ハゼノキからは和蝋燭の材料の蝋を採るらしいのですが、この黄色いのはなんだか蝋っぽいんです。ここから先は突然まったく剥けなくなったので、ここまで剥いちゃってもいいのかも知れません。約20個の皮を剥き、水に浸けておきました。

ヒメシャラとハゼノキの種まき

では早速蒔いていきます。どの種も昨晩から水に浸けてあります。

まだ少し余っていたので、この2つには以前買ったこちらの根腐れ防止剤を使います。

どっちもミニどん兵衛のカップを使います。まずは根腐れ防止剤を入れ、水道ですすいで微塵を洗い流します。

そこにプロトリーフさんのさし芽・種まき用の土を入れます。お湯の線から少し下くらいまで。

ちょっともたもたしていたらすぐに水が上がってきました。この用土すごいなぁ。

まずはハゼノキから。写真を撮るのを忘れてしまったのですが、皮を剥いた種はすべて沈み、剥かなかった種はひとつも沈みませんでした。左は皮を剥いたもの、右は剥いていないものとはっきり分けて蒔いています。きれいに並べるのではなく、ある程度粗密かつランダムに蒔いてみました。後でまとめて寄せ植えにする時にその方が自然な感じがしそうだったからです。こうやって見ると、おそらく皮を剥くのが正解なんじゃないかと思いつつ、数ヶ月後の答え合わせを楽しみに待ちます。

続いてヒメシャラなのですが、沈まなかった種を一旦キッチンペーパーに取りました。

沈んだ種だけでもかなりの量がありましたので、後でもうひとつ鉢を用意することにしました。これだけの量+沈まなかった種も蒔くにはミニどん兵衛だけでは狭すぎます。

小さくて薄っぺたいので、こんな風にくっついちゃいます。基本ピンセットでひとつずつに分けていくのですが、こちらもある程度粗密を作りたかったので一部そのままにしています。

沈んだもののうち6割くらい?をまず蒔きました。そこそこスペースがあるところ、右下みたいにくっついているところとバラバラですが、こんなものでしょうか。

さらに沈まなかったもののうちの半分くらいをバラバラと蒔きました。沈んだから必ず発芽する訳でもなし、沈まなかったから発芽しないということでもなし。さて、どんな風に出てきてくれるかな?いい感じに固まって生えてきて来れたところは寄せ植えに、単独ないし成長のいいものは1本か2〜3本まとめてと、今から皮算用しまくりです。

さて、ハゼノキとヒメシャラは一旦置いておいて、矮小性サルスベリとクサボケ、あとヒメシャラの残りを蒔く鉢の準備をしてしまいます。

矮小性サルスベリと沈まなかったクサボケの種まき

こちらは黒いプラ鉢で準備です。一番左が以前から使っていた根腐れ防止剤、真ん中と右がプロトリーフさんのやつです。

プロトリーフさんのやつの方が質が良さそうに見えますね。どちらもただのゼオライトのはずなので、安いので十分なのかも知れませんが。あ、これどちらも流水で軽く微塵を流した状態です。水も吸っているはずです。

まず一番左、これはヒメシャラ用なのですが、さし芽種まきの土ではなく、遊恵盆栽さんの配合用土を使っています。今回苗用ということで一度も元肥を入れてなかったんですが、これにだけ少しマグアンプを混ぜてみました。この上にも同じ遊恵盆栽さんの配合用土を入れます。7分目くらいまで。

真ん中と右には先程の根腐れ防止剤が隠れるくらいまで少し用土(遊恵盆栽さんのやつ)を入れ…

道具箱の中で眠っていたこちらの軽石を入れます。7分目くらいまで?

ちょっと多かったかな?ここにもう一度配合用土を少しずつ入れていきます。

少し入れてはピンセットの先で突いたりコンコンと鉢を叩いたりして、軽石の隙間に用土を落とし込んでいきます。

うまくいった気がまったくしないのですが、こんな感じになりました。

皆さんお気付きと思いますが、これ、根伏素材を採るためにこんなことをしています。この軽石があるせいで根が真っ直ぐ伸びられず、クネクネと面白い形に曲がってくれるはず。という目論見です。以前サルスベリで同じことをしたことがあるのですが、大して面白い曲がりはついてくれませんでした。今回はそのリベンジ。サルスベリもそうなのですが、クサボケでいい感じの根上り用素材が採れたらいいんですけども。ほぼ確実に芽が出てくる太さの根になるには2〜3年はかかりますので、こちらの2鉢はしばらく放置することになりそうです。

ヒメシャラの種をばら撒きます。沈んだものは真ん中辺にしたつもりですが、もう分からなくなっちゃいました。芽さえ出てくれればなんでもいいのですが、こちらもきれいに並ばないように、種と種の間が広かったり狭かったり、種が重なっちゃうところとかもいろいろランダムになるようにしています。

上の線くらいまで用土を入れて一旦終了。

こちら、矮小性サルスベリと沈まなかったクサボケの種を一晩水に浸けたもの。サルスベリの方は2個?しか沈みませんでした。ちょっと期待薄です。むしろクサボケの方なのですが、前回沈まなかったものなのですが、3個ほど沈んでいました。これはちょっと嬉しい。発芽するかどうかとはまた別の問題とはいえ、発芽率が上がるはずなのです。

サルスベリの方、沈んだやつは真ん中辺に、それ以外のは適当にばら撒きました。

クサボケの方も同様に。適当にバラけて蒔いています。

どちらも最後に用土をかけておしまいです。こっちの鉢も下から水を吸わせることにしました。

すっかり忘れていたこちらの2鉢。こっちにも用土をかけないといけないですね。この時点でほぼ全体に水が回っています。下から吸ったんでしょうけれど、この用土はかなり保水性が高そうです。種まきもそうですが、挿し芽に使ってみようと思います。

ちゃんと名札も付けました。左側が「剥き」、右側が「剥かず」です。

水は上からかけるのではなく、底から吸わせます。盆栽皿にたっぷり水を注いでしばらく待ちます。

ちょっと隙間があったほうがいいかな?と思い、マドラースプーンを挟んでみました。さっきの様子を見るに、こんなことしなくても水は吸ってくれると思うんですが、最初だけ。

今週の種まきはこれでおしまい。来週は残っているやつを全部片付けちゃいたいと思っています。

今後の作業とかプランとか

こちらも少なくとも秋まで、場合によっては来年の今頃まで、このままで育てるつもりです。ヒメシャラとハゼノキはもしかしたら摘心くらいはするかも知れませんが、どれくらい育つのかよく分からないので、様子を見ながら手探りですね。

これだけたくさん蒔いてひとつも出ない、ということはさすがにないと思いますので、春が来るのを楽しみにしています。

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