さくらんぼの種から盆栽を作ってみる

先日初物のさくらんぼを食べたのですが（美味しかった！）、その種を見ていたらムラムラと蒔きたくなってしまいました。大きな木にたくさん花が咲くのもいいのですが、小さな木に１輪２輪、小さな桜の花が咲くのもまたオツなもの。難しいことは一切しておらず、本当に種を蒔いただけです。

さくらんぼの種まき

さくらんぼは山形産佐藤錦でした。まあどこ産でもアメリカンチェリーでもなんでもいいんです。

食べ終わった種は一旦綺麗に洗って、丸一日メネデール水溶液に浸けておきました。メネデールじゃなくてただの水で全く問題ないと思うのですが、なんとなくメネデールに浸けてみましたよ。

かなりしっかり洗ったつもりだったのですが、写真のように水が濁ってしまっています。果肉には発芽を阻害する物質が含まれていると聞いたことがありますので、出来るだけ綺麗に取った方がいいはずですが、まあ大丈夫でしょう。

写真ではとても分かりにくいですが、上半分１２個は沈んでいます。下側の４つ？５つ？は沈みませんでした。基本沈んだ種を使いますが、沈まなかったものも発芽する可能性はあります。

まずはこちら、枯れてしまったエゴノキの挿し木と黒松の軸切り挿し芽を引き抜いてこれを使います。用土は挿し芽・種まき用の土。

真ん中に大きな穴を開け、一番大きい種を一粒だけ蒔いてみました。この後用土を被せてしっかり水をやっておしまい。

次はこちら、黒松を木綿糸で結わえて植え替えたもの。これも枯れてしまったので引き抜いて再利用です。

こちらも大きい種を選んで真ん中に蒔き、用土を被せて水をやっておしまいです。穴は太い竹串で開けました。深さは種と同じくらいか、ちょっと深めくらいですね。

こちらの鉢には沈んだ種９個を蒔きました。全部発芽しちゃうとこの鉢では小さすぎるのですが、なかなか発芽しないだろうと踏んでまとめて蒔いちゃってます。発芽してきたものを植え替えればいいや、って思ってます。この鉢には春に追加で蒔いたボケが蒔いてありますが、もう諦めています。もしかしたら来春何本か生えてくるかも知れませんが。

これも用土を被せてしっかり水をやっておしまい。

沈んだ種がひとつだけ余っちゃったので、トウカエデが生えているペヤングの苔の下に入れておきました。しっかり埋めるというよりは、苔をちょっと持ち上げて用土と苔の間に挟むだけ、みたいなやっつけです。

種を蒔くような時期ではない気もしますが、自然界では今頃鳥とか動物がさくらんぼを食べ、どこか遠くに運ばれてフンと一緒に排泄、そこから芽を出す時期と考えると、あながちおかしな時期でもないでしょう。芽がいつ出てくるかは分かりませんけど。

何年も前に同じようにさくらんぼを蒔いたところ、何本か出てきた記憶があります。軸は硬くて脆いので大きく曲げるのは難しそうですが、ゆるっと曲げておいてある程度太ったら小さく切り戻す、という感じでどうにかならないかな、と考えています。

いつかベランダでお花見！というのを目指してみますよ。

※一旦「盆栽全般」カテゴリに入れておきます。ちゃんと芽が出たら「さくらんぼ」カテゴリを作ること！>>自分