三河黒松の芽切りをしました(2019年2回目)

三河黒松の芽切り 黒松 (クロマツ)
当ページの一部リンクには広告が含まれています。
Facebookはじめました!

4月半ばに三河黒松の葉刈りをしたのですが、その時に実験的に芽切りもやってみました。その芽切りをした黒松、予想以上に新芽が伸びて来てくれましたので、調子に乗ってもう何本か芽切りをしてみることにしました。芽切りをしてしまうと幹の太りはかなり遅くなるみたいなのですが、ゆっくり育てればいいかと思い、芽切りを敢行しました。

前回芽切りした三河黒松の様子

前回は実験として2本の三河黒松を芽切りしました。多分疲れていたんでしょう、針金掛けがあまりに適当でどうにもならない樹形だったので、実験に協力してもらいました。

芽切り時

三河黒松の葉刈り 芽切り
三河黒松の葉刈り 芽切り

これがひとつめ。奥側と右側にちらっと見えていますが、小さな芽当たりが出来ていました。

三河黒松の葉刈り 芽切り
三河黒松の葉刈り 芽切り

こちらがふたつめ。こちらも手前側に小さな芽当たりが見えます。

芽切り3週間後

この芽切りをしたのが4月19日、写真を撮ったのが5月12日なので、だいたい3週間くらい経ちましたか。芽切りの後を見てみましょう。

これがひとつめかふたつめか分からなくなってしまったのですが、こんな感じになりました。新しい芽が出て来てくれました!

向こう側の芽はなんだか2段になっている?

んーこれで正常なんでしょうかね?切るのはいつでも切れますし特に問題もなさそうなので、一旦このまま育てることにします。

そしてこちらが別の苗。こちらもしっかり新芽が出て来てくれました。

これ、ちょっと違う角度からの写真なんですが、同じ位置の上下に2本出て来てしまっています。左向きに出て来た芽ですね。これは「平行枝」という忌み枝とのことで、樹形の美しさを損なう枝のつき方だそうです。確かに形を作りづらいかも。ということで、近いうちに下側の芽は落としてしまうつもりです。

三河黒松の芽切り、2019年2回めの挑戦

芽切りをしたら枯れ込んで来ちゃったり、全く成長が止まってしまうんじゃないか、と怖くてやったことがなかったのですが、やってみると新芽が旺盛に吹き出して来てくれることが分かりました。ということで、もう何本か芽切りしてみることにします。

作業日は5月12日です。

まずはこの2本。途中から軸が緑色になっていますが、その境目のところを切っちゃいます。

手前の方、ボケちゃってますが下の方が思い切り曲がっていて、あとはまっすぐ伸びちゃってます。

1mm弱?残して切ってしまいました。手前に見えるのは芽当たりな気がします。ほんの少し残したのは、樹液(松ヤニ)がこの芽にかからないようにするため。これ、多分時間が経つと硬化してくるので、芽を潰しちゃう恐れがあると思いましたので。

奥側の曲がりはこんな感じ。根元は手前にありますね。これも正直上手くはないと思いますが、冬になったら植え替え、その時に再度針金を掛けてそこそこ見られるようにしてあげないといけません。

これも0.5mmくらい残して切りました。手前と向こう、芽当たりが2ヶ所?できています。前回の経験からすると、こういうのがモリモリ伸びて来てくれるはず。

次はこれ。

根元はこんな感じに曲げてあります。針金を掛ける時、どうも出来るだけ低く作ろうという意図があったようです。なので途中までぐるぐる、昨年伸びた分はまっすぐ上に向かっています。この子は去年伸びた分がさほど長くないので修正しやすそうですが、何れにしても再度針金を掛けてかっこよくしてあげないといけないですね。

これも切っちゃいました。半分隠れていますが左側に芽当たりっぽいのが見えます。

反対側から撮ってみました。やっぱり芽当たりのようです。

他にも、こういう小さい芽当たりがあるみたいです。こういうのがあると芽が吹いて来てくれるという安心感があります。

これなんかも樹勢はしっかりあるし切ろうとしているあたりに芽当たりも見えるんですが…

根元の曲がりはイマイチ?根元にも芽が吹いてくれていますが、右側のは枯れちゃったみたいです。これなんかはどうしたらいいんだろう?文人風にしたらいいのかな?

ちょっと斜めになっちゃいました。特に目立った芽当たりは見えないのですが、どうなるでしょうか。

次はこちら。この中では結構好きな形に曲がりがついている一本です。

模様木と言っていいのか分かりませんが、緩やかにいい感じに曲がっています。これも途中からまっすぐになっちゃってるんで、追加の針金掛けは必須ですが。これこそ文人に仕立ててみたらいい感じかも知れません。

この一本も切りたかった新芽との境に芽当たりが全くないのですが…

ちょっと下に2つ3つ芽当たりが出来ていました。切ったところからも新しい芽が吹いてくれるか楽しみではありますが、吹いて来なくてもこちらの芽が伸びて来てくれると思っていますので、そんなに心配はしていません。

今回の芽切りはこれくらい。無事芽が吹いてくれ、枝になってくれればいいのですが、どうでしょうかね?

今後の管理

ザル栽培ですので、水切れに注意しつつこのまま育てます。一回目でいい結果が出ているので、もし今日切った方も芽が吹いてくるようだったらもうザルのやつ全部目切りしちゃおうか、とまで思っています。

去年針金掛けをサボってしまい、一年分はひたすら真っ直ぐになってしまったので、今年の冬には針金を掛けてそれなりに見られるような形にしておきたいものです。芽切りをした後に吹いて来た芽が、それまでにある程度伸びて枝になってくれていたらありがたいのですが。

本来この芽切りという作業、7月に入ってから、伸びて来た枝に対して行うものらしいです。ですのが、今回の作業を芽切りと言っていいのか、あるいは単なる摘心なのか、よく分かりません。ただ、枝が出て来てくれるのと引き換えに、幹の太るスピードは確実に遅くなると思うのです。どれくらい遅くなるか、あるいはぐんぐん太ってくれるかは分かりませんが。幹は太くなって欲しいですが、出来るだけ小さい盆栽に仕立てたいので、太るスピードはゆっくりでもいい、と思い今回切っちゃった訳ですが、果たして上手いこといってくれるでしょうか?

本来の芽切りは7月。でも、4月・5月に切っちゃっても芽は伸びてくる。

黒松 (クロマツ)
シェアお願いします♪
フォローお願いします♪
いいね!お願いします♪
まめぼん 〜mamebon〜

コメント