藤の植え替えのやり方

藤の植え替えのやり方 藤 (フジ)
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そろそろ採り蒔きのシーズンでもあり、来春の種蒔きのことを考えると、どうしてもスペースが足りません。場所を一番取っているのがペヤング超大盛りの苗床です。今植わっているのは藤が2本だけなので、これを植え替えてしまうことにしました。教科書によると藤の植え替え時期は11月とのことなので、まさに今です。ただ、藤は根を切ると弱ったり枯れてしまうとのことなので、かなり気を使います。

藤と苗床の現状

今の藤と苗床の現状はこんな感じ。

藤と苗床の現状

残っているのは藤が2本だけ。あとは苔がしっかり育ってくれてします。

10月5日に針金を掛け直しました。その後特に食い込むでもなく、曲がりがしっかり付いているかどうかもよく分かりませんが、今の段階ではまだ掛けたままにしておきます。

全体像はこんな感じ。上の方は新芽が出来始めているようです。

こちらはもう一本の方。正直イマイチだと思いますので、植え替え後落ち着いたら針金を掛け直すつもりでいます。途中から枝が出てくれましたので、思案のしどころです。

全体像はこんな感じ。先端の方、小さな芽が出てくれたのですが、どうも調子が悪いようです。もし先の方が枯れてしまうようなら切り戻して途中から出ている枝で仕立て直さないといけないですが、まずは様子を見ることにしましょう。

苔はこんな感じ。光の加減で分かりずらいですが、新芽が伸びてきています。

藤の植え替えのやり方

下準備

植え替えの前にちょっと下準備。

まずはちょっと上等でいい紙のメモ帳とマスキングテープを準備。上の鉢にあるような筒を作ります。

大きさは半径半分くらいのイメージでしたが、実際はもっと大きくてもよかったです(後で修正しました)。

高さはこれくらい。ひとマス5mmなので、1cmくらい出ている感じでしょうか。

このやり方は自分で勝手に考えたものです。上手くいくかどうか保証はありません!

藤の植え替えのやり方

では早速植え替えていきますが、先に表面にある苔を取って置いておきます。これは新しい苗床を作ったらそこに貼り付けておくつもりです。

出来るだけコロニーを崩さないように丁寧に剥がしました。裏側には用土がたくさん付いていますが、特に払い落したりはしません。

用意したのはこれ。前日に食べた豆腐の入れ物です。

これに苔をコロニーのまま入れます。2〜3のコロニーに分かれてしまいましたが、まずまずと思います。

水をたっぷり入れておしまい。あくまでも一時的(一晩くらい?)のことなので、これで十分と思います。ちょっと水を入れ過ぎた気もしますが。

苔を除けましたので、いよいよ藤の植え替えです。

まずはスコップやら竹串、マドラースプーンの柄などで土を崩していきます。その際細根を切らないようにだいぶ気を使いました。

藤の植え替えのやり方

ある程度土が解れてきたようです。ただ、このまま藤を引き抜くのはちょっと無理っぽい。苗床ごとひっくり返してしまうことにしました。

藤の植え替えのやり方

ザバー、っとやっちゃいました。ただ、ここでも根が切れてしまわないように気をつけました。が、どうにもこうにも苗床から藤が離れません。何かが引っかかっている?

藤の植え替えのやり方

裏側の小さな排水穴から根が出てしまっていました… 根を切っちゃいけない、ということで、カッターで穴を広げることにします。

うまいこと周囲を削って穴を大きくしようとしたのですが…

藤の植え替えのやり方

そんなに上手いこといく訳もありません。切れてしまいました。まあ、いくら根を切ってはいけないとはいえ、細根の先端くらい切れてしまっても枯れてしまうということはないでしょう。

藤の植え替えのやり方

気を取り直して次に進みます。一旦用土ごと取り出せましたので、少しずつ用土を落としていきます。

藤の植え替えのやり方

2本の根が絡み合っていましたので、丁寧に解していきました。細根、ひげ根が多少切れてしまうのはもはや大して気にしません。ただ、力一杯ぶちぶちと引っ張ることはせず、あくまでも丁寧に。

藤の植え替えのやり方

これが大きい方。かなり立派でぶっといゴボウ根が出来ています。おそらくですが、これを切ったり折ったりすると枯れちゃったりするんじゃないかと思うのです。そこから伸びている細い根は多少であれば切れても大丈夫な気がします。

あくまでも「気がする」だけです。藤の育て方関係の本やネットの情報では、あくまでも「根は切ってはいけない」と書いてありますので、細根も含めて切らないように気をつけることは必要だと思います。

こちらは小さい方の藤です。どうもゴボウ根がおかしな形になってしまったようです。

藤の植え替えのやり方

あらー見事にL字型になっちゃいましたね。苗床のペヤングの端っこに沿って伸びてしまったものと思われます。これはもうどうしようもないので諦めるしかないですね。

藤の植え替えのやり方

大きい方は真っ直ぐですね。さっきのよりはましですが、あまり浅い鉢には植えられそうにありません。

藤の植え替えのやり方

根は細いですが、細かいのがたくさん付いています。これを切らずにどんな風に捌くか。やってみましょう。まずは付いている土を出来るだけ落とし、バケツの水でさらにきれいにします。

藤の植え替えのやり方

この根の付け根あたりにもうひとつ曲がりが欲しかったので、残っている針金でやってみることにしました。

これくらいまで丁寧に巻きつけ曲げようとしてみたのですが、木のしなりが強く曲げても元に戻ってしまいます。さすがにこの太さではもう曲がらないのですね。折ってしまうのも嫌だったので、これでよしとしました。

では鉢に植え付けていきます。

先ほど紙で作った筒を用意します。

細根を軽く捻りながら束ねます。優しく優しく作業します。

次にその根を上の方から下に向け、ゴボウ根にぐるぐると巻き付けていきます。

筒に入れてみますが、細過ぎて入らないようです。ということで、一度筒のマスキングテープを外し、楽に根が入るくらいの太さに調整しました。

藤の植え替えのやり方

まずは鉢底から藤を固定するための針金を差し込み、用土を薄く敷きます。

藤の植え替えのやり方

真ん中に筒を置き、その周囲にだけ用土を入れていきます。この時点で筒の内側と外側の用土の高さが違っているはずです。

藤の植え替えのやり方

先ほどのぐるぐる巻いた根を…

藤の植え替えのやり方

筒の中に差し込みます。が、斜めになって筒が浮いてきてしまいました。この筒の中にさらに用土を入れ、紙筒を破りながら抜き取ります。

藤の植え替えのやり方

どうにもこうにも思ったようにいきませんが、一旦紙を抜きます。

藤の植え替えのやり方

根がかなり露出したままになってしまいました…

藤の植え替えのやり方

竹串で用土を突きつつ、がんばって根を土の下に入れていきますが、どうしてもいい感じになりませんでした。

藤の植え替えのやり方

ということで引き抜いてやり直し!ひとつちょっとだけ安心したのが、細根の間にそれなりに用土が入り込んでいるということ。ぐるぐる巻き付けていたので根と根の間に用土が入っていかないのではないか、と危惧していたのですが、これなら丁寧にやればかなり用土を入れられるのではないかと思うのです。

藤の植え替えのやり方

ということでもう一度イチからやります。やり方は同じ。

藤の植え替えのやり方

今回は植え付け角度を考え、根の角度に合わせて紙筒を傾けておきました。あとは紙が浮いてこないように押さえつけながらの作業です。

藤の植え替えのやり方

写真を撮っていなかったのですが、今回はまず針金で藤を固定したあと紙筒の中に用土を入れ、紙筒を引き抜きました。これが引き抜いた後の状態。針金で固定することによって藤が浮いてこず、うまいこと位置が決まったと思います。

ここまで出来たら竹串や爪楊枝で突きながら少しずつ用土を足していきます。少しずつ丁寧に、細根の隙間にもしっかり用土が入るようにします。あまりやり過ぎると今度は細根が用土の上に浮いてきてしまうので、やり過ぎも禁物です。

藤の植え替えのやり方

こういう感じの隙間がたくさんあるので、爪楊枝で周囲の用土をつついて隙間に用土が入っていくようにします。なんとなく土の粒が減っていく感じがしたら用土がちゃんと入って行っている証拠です。

藤の植え替えのやり方

これくらいまで出来ました。上の方、根が露出してしまっていますが、これ以上深くは植えられないので仕方ありません。将来的にこれが太ってくれればまた違った風に見えるかもしれませんね。

藤の植え替えのやり方

バケツの水に鉢を付け、何度も上下させて塵を洗い流します。鉢底から出てくる水がなんとなく透明になったらOKです。水に浸けることで用土が動き、さらに隙間に流れ込んでくれることを期待して、細かく鉢を揺すっています。これをやると木が浮いてきてしまうのですが、今回は針金でしっかり押さえているのでそういうこともなく、いい感じに出来たのではないかと思います。

藤の植え替えのやり方

ピントが外れてますが、手前の露出している細い根が気になります。

藤の植え替えのやり方

ということで、たっぷり水を含ませた水苔を巻いて保護しました。1〜2年である程度太ってくれることを期待します。ちょっと太くなったら水苔は不要になるかもしれません。

藤の植え替えのやり方

一旦ここまで出来ました。これで終了でもいいのですが、水苔の周囲の空間がなんとなく勿体無いので…

藤の植え替えのやり方

先ほど除けておいた苔の一部を貼り付けました。ただ置くのではなく、指の腹でギュウギュウと押し付け、用土との隙間をなくすようにします。

藤の植え替えのやり方

水を吸った苔は本当にきれいですね。

藤の植え替えのやり方

藤はもちろんなのですが、苔の方もこれで定着して増えてくれたらありがたいです。

藤の植え替えのやり方

ぶれぶれですが、こんな感じに仕上がりました。

藤の植え替えのやり方

さて次はこいつです。どうしようもないので取り敢えず植えつけておく、という感じです。

藤の植え替えのやり方

こちらは紙筒など使わず、そのまま植えつけます。L字型のゴボウ根に細根を巻きつけるところは同じ。あとは少しだけ用土を入れた鉢に入れ、先に針金で位置を固定しちゃいます。

藤の植え替えのやり方

竹串で突きながら用土を入れ、バケツの水で微塵を洗い流して終了。曲がりは付け直したいと思っていますので、春には針金を掛け直そうと思っています。まずはこのまま枯れずに落ち着いてくれることを期待しています。

藤の植え替えのやり方

最後に記念撮影。

反省と今後の管理

まずは植え替え終了、苗床がなくなったのでだいぶスペースが出来ました。

反省点として、まずは紙筒。これは多分いらなかったんじゃないかな、と思います。あとは鉢。ちょっと大き過ぎた気がします。特に先にやった大きい方の藤ですが、もうひと回り小さい鉢でよかったんじゃないかな、と。来年くらいに植え替えるかも知れません。本当は今すぐやり直したいところではあるのですが、さすがに今やったら枯れちゃう気がします。

まずは来春、あったかくなるまではこのままおいておきます。根が伸び出したら新芽も出てくるでしょうしね。ただ、針金は掛け直して気に入った樹形に追い込んでいこうと思っています。

植え替えについては本当はやりたいのですが、1〜2年このままで置いておくかも知れません。あまり植え替えばかりしてしまうのもどうかと思いますので。花が見れるようになるにはあと4〜5年はかかると思いますので、枯らさないようにだけ気を付けて気長に付き合っていきます。

藤 (フジ)
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