今年3月末に蒔いた藤がたくさん発芽してくれたのですが、その後順調に伸びてきています。現状どんな具合でしょうか?観察してみました。
苗床の藤
苗床の方に蒔いた藤を見てみます。こちらには5個蒔きました。


ボケボケですがこんな感じ。めちゃくちゃでかくなってるのがいます。この苗床、左の方には山もみじ、藤と同じところに三河黒松を蒔いています。三河黒松は発芽しないかな、と思ってその上に藤を蒔いたのですが、三河黒松もモリモリ発芽してくれています。


新芽もしっかりしています。こんな感じで伸びていくのは蔓性の植物の特徴でしょうか。巨峰もこんな感じだった気がします。


こっちの子はちょっとゆっくりですね。後から発芽した黒松に抜かれてしまいました。


この子なんですが、育ちはゆっくりなものの…


根元がこんな感じになっています。ちょっと面白いので期待しちゃいます。


なんだかカタツムリみたいですが…困ったことに、この子がぜんぜん伸びてくれません。かれる感じでもないのですが、伸びてくれません。


そしてこれ!普通に藤なんですが、6本目です!5個しか蒔いていないのに!以前の記事を見返してみたのですが、やはり5個しか蒔いていない。ということは、きっとどこかで拾ってきたものを蒔いておいたのでしょう。少なくとも今年ではないので、昨年?記憶は全くないのですが…
ただ、この一本は他のに比べて葉が小さいので、小葉性かもしれません。盆栽にはこちらの方がありがたいのですが。
素焼き鉢の藤
素焼き鉢には3個蒔きました。


こちらもしっかり成長してくれています。成長度合いに差がありますね。


葉も立派になってきています。


ちょっとピントがずれていますが、新芽もしっかり伸びています。新芽の根元にはなんでしょう?次の芽でしょうか。白いものが出てきていますね。
素焼き鉢の藤もしっかり成長してくれているようです。素焼き鉢は用土が乾きやすいのが玉に瑕です。比較的頻繁に鉢ごとバケツの水につけているのですが、すぐ乾いてしまいます。夏場がちょっと心配です。
プラ鉢の藤
1つ目
プラ鉢には5個ずつ、2つ作ってみました。


これが1つ目。しっかり伸びているように見えるのですが…


一本だけ、育ちがゆっくりな子がいます。芽自体元気は元気なようなので、このまま様子を見てみます。逆に小さい方が盆栽にはしやすいかも知れませんが、この鉢の5本はみんな近い位置に芽を出してくれましたので、針金でまとめて一本の木のように仕立ててみようと思います。


新しい芽も順調に伸びてくれています。
2つ目
こちらは2つ目。


こっちは確か棚の下の段に置いておいたやつなので日当たりが悪かったはずなのですが、さっきのよりも育ちがいいような気がします。


こちらは5本、伸びてきています。発芽の位置が少しまばらなので、一本に仕立てるのは難しいかも知れませんが、少し様子を見ることにします。場合によってはまとまって生えているやつだけで一本に仕立ててもいいですしね。


これなんですが、他の鉢か何かに引っかかったままだったようで、変な風に曲がりがついてしまいました。葉もそれに合わせて上を向いているので、どうしようか思案中です。ただ、とりあえずこんなゆるい曲がりであればちゃんと付くんだな、ということは分かりました。
今後の管理
藤は発芽率があまり良くないと聞いていたのですが、みんなしっかり発芽、育ってくれています。むしろいっぱい出すぎて困るくらい。
後で気づいたのですが、なぜ種を縦向きにして蒔いたのか?単に根が出ているところを真ん中にして丸く平らに蒔けばよかったのに、とちょっと後悔しています。そうすれば芽も中心に固まって生えてくれたのに。もう手遅れだしそれはそれでいいのですけれど。
藤の小品盆栽という事例がほとんどなく、針金掛けをしたような記事や本も見つけられませんでしたので、ちょっと困っています。いっぱいあるのでいろいろ試してみようと思いますが、まずは何本か選んで針金を掛けてみようと思います。「とにかく根を切ってはいけない」ということらしく、また「基本は針金を掛けずに剪定で樹形を作っていく」らしいので、今までやってきたのとは大分勝手が違いますが、どうにかなるでしょうかね??
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