先週針金を掛けた藤の実生苗ですが、まだ針金を掛けていないものがあったので針金掛けをしました。やってみたかった「数本まとめて」針金を掛ける、というのに挑戦してみました。
今回針金を掛ける藤
まずはこちら。
元気モリモリです。これを束ねて針金を掛けたいと思います。
根元を見るとこんな感じ。一本は明らかに成長が遅いので、今回は除外。4本だとなんとなく縁起が悪いような気がして、右側から3本をまとめてみることにしました。
もう一つがこちら。この駄温鉢には3つしか植えていないのですが、どれもしっかり育ってくれているので3本まとめて針金を掛けます。
根元はこんな感じ。一本だけちょっと離れていますが、まあなんとかなるでしょう。
藤をまとめて針金掛け
では、針金を掛けていきます。やり方は基本は前回と同じです。
1本目
まず1本目。
葉っぱがわさわさでとっても針金を掛けずらいので、一番元の葉を1ペアだけ残して切ってしまいます。
少し軸を残して切っちゃいました。
こんな感じになりました。だいぶさっぱりした気がします。
3本まとめてということもあって、今回は1.5mmのアルミ線を使うことにしました。
3本に出来るだけ近い位置に突き刺し、ラジオペンチも使いながらぐるぐると巻いていきます。これくらい巻けたらあとは手で巻いていけます。
ぐるぐると巻きながら藤の形を作っていきました。あまり急に曲げると折れてしまいそうだったので、比較的ゆるく曲げているつもりです。それでも結構曲がっていますね。
一旦このくらいの位置まで巻きました。
こんな感じになりました。途中から出ている蔓?葉の軸は針金から外してあります。
伸びて来たらもう少し針金をかけようと思っているので、針金はかなり長く残してあります。そのままだと邪魔だし危ないので、ぐるぐるっと巻いておきました。
接写したらこんな感じ。気を付けていたつもりなのですが、爪とかでちょっと傷つけてしまっています。針金を掛ける際は軸には出来るだけ触れないようにして、針金を触って曲げるようにしたのですが、やっぱり傷つけちゃいましたね。致命的なものではないのでまあ良しとします。
これで1本目は終了です。
2本目
続いて駄温鉢の3本に針金を掛けます。
こちらも葉がわさわさだったので…
元の1ペアだけ残して切っちゃいました。
まずこの辺りに針金を出来るだけ深く突き刺します。太さは同じく1.5mmのアルミ線です。
ちょっと離れているので、一旦ぐるっと巻いたあと針金を締めて寄せていきます。これも指とラジオペンチを使いました。
枝?葉のついた軸とその元の新芽を潰さないように、丁寧に巻いていきます。巻きながら少しずつ形を作っていきました。
こんな感じになりました。実験的に、一部の枝のようなところも敢えて巻き込んでみました。
全体を見るとこんな感じ。1本目より緩い曲がりですが、こちらの方が自然でいい感じな気がしています。
軸が潰れない程度に、でもきつめに巻いています。軸が太って来たらすぐ食い込んじゃうかも知れません。
こちらも少しだけ長めに針金を切ったので、余った分を丸めて邪魔にならないようにしました。
2本目はこれで終わりです。
3本目
前回針金を掛けなかった苗床の一本も針金を掛けてしまうことにしました。
この隅っこの一本です。葉のついた軸は同様に元の葉を残し切り落としてあります。
実はこの一本、葉っぱがかなり病気にやられています。おそらくサビ病なんじゃないかと思うんですが、早く薬を撒かないといけないですね。本当は切り落としちゃう方がいいと思うんですが、葉の数もそんなにないので一旦そのまま残すことにしました。
こちらも同様に1.5mmのアルミ線を刺し…
巻きつけながら形を作っていきました。2本目が比較的かっこよくなったと気を良くし、少し緩めに曲がりをつけてみました。
これもちょっと傷をつけてしまったというか、薄皮が剥がれて来た感じですが、大丈夫かな?
針金を掛け終わって気付いたのですが、一本葉を落としてしまったようです。葉が病気で痛んでいたので弱っていたのかも知れません。
3本目はこれで終わり。今回はこれで終了です。お疲れさまでした!
今後の管理
一旦このままで灌水のみ、様子を見てみます。無事枯れずにさらに伸びて来たら、残っている針金でさらに曲がりを付けたいと思っています。ただ、際限なく伸びていきそうなので、どこかで摘心してやる必要があるのかも知れません。
藤はかなり水を吸うっぽいので、水やりはこまめにしようと思います。前回今回とだいぶ葉を減らしたので、多少マシになるかも知れませんが。
コメント